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キミの夢を叶えるために、ずっとこの関ケ原を待っていたんだ

☆ぴちゃんとまえくん125話目☆

ま『2年あったら何出来るよ?』

ぴ『2年かぁ。専門学校なら入学から卒業までだよねぇ』

ま『何かを学ぶにしても、2年間という月日は決して短いものではない。その期間、キミは何をしてこれたのか、何を思ってきたのか』

ぴ『関ケ原だぁ〜! 俺たちの関ケ原だぁ〜!!』

ま『前々回前回と、関ケ原唄姫合戦2021で楽しんできたことを話してきたけど、楽しさとは一味違う感情も、フェスは生み出してくれるんだよね』

ぴ『2年ぶりの関ケ原ってことは、単純に去年は関ケ原に関するチャンスが誰にも回ってこなかったんだよね』

ま『特に去年の春先は、世界がどうなっていくかなんて誰にも分からず、関ケ原どころか、普段のアイドル活動にまで影響が及んでいたからね。ライブをすること自体、稀有な状況だったからね』

ぴ『一気にオンライン特典会が増えて、オタクもリモート飲みしてた時期』

ま『そんな暗い暗い世界を超えて、見つけた光に、勇気を持って飛び込むことができたのか。全身全霊で、パフォーマンス出来たのか?』

ぴ『その刹那にかける煌めきが、生涯の誇りへと生成されるんだよね』

ま『2年前の関ケ原で「私も関ケ原のステージに立ちたい」と夢見たアイドルがいて、それを付かず離れずで見てきた俺がいて。今年、その夢が叶うことになって、チケットを買ったのよ』

ぴ『関ケ原のチケット1週間前まで買わなかったもんね』

ま『その子が出れなかったら意味ないからな。特に大きく体調を崩すこともなく、元気に出演することが出来て良かった』

ぴ『実際のステージを観てどうだった?』

ま『正直なところ、別人だった。2年前の彼女とはもちろん、ここ数ヶ月の彼女とも。目の前のアイドルは、俺の知ってる子のはずなんだけど、どこにも面影がなかったんだ。声も、姿も彼女のはずなのに。違うんだ』

ぴ『何が?』

ま『強くなっていた。前を向いていた。表現していた。とても、堂々としていたんだ。俺が最初に観ていた、弱気なキミでもなく、不安そうなキミでもなく、あきらめそうなキミでもなく、投げ出しそうなキミでもなく、泣き虫なキミでもないんだ。目の前のキミは、しっかりと、グループを作って、このステージに、立って』

ぴ『もぉ〜、大事なとこで泣くなよ〜』

ま『うぅ〜。だって、あんな凛々しい立ち姿を観たらさ。俺は、絶対にこの子には無理やと思った。なんなら、すぐアイドルを辞めていくと思った。そんな子が、関ケ原の豊臣ステージに立って、もっと上を目指すんだってブログに綴って。キミの2年間は、本当に無駄じゃなかった。それに、キミが続けてきたこの2年間の思い、キミと関わってきた全ての人に、余りなく届いたはずだよ』

ぴ『強かったよな。おんなじなんだよ、20分間という持ち時間は。いつもと変わらない時間』

ま『それでも、いつもとは比べ物にならないくらい、最高な時間だったと思う』

ぴ『どうだったのかな? 本人は』

ま『豊臣ステージの後に直接話せてないからな。でも、昼にあった尾張ステージの後にはちゃんと伝えといたんよ。「好きなようにやればいい」って。「歌も、ダンスも、好きなようにやればいい。次の豊臣は、2年間頑張ってきた自分へのご褒美やと思って、精一杯好きなようにパフォーマンスしなよ」って』

ぴ『本人は「可愛いアイドル」を目指していた。グループの曲調は、決して可愛い路線ではなかった。振り付けも、可愛い動きじゃないとこも多くあった。実質的に、グループ活動開始からの1年間なんて、武者修行もいいとこだったからね』

ま『転機はあったと思う。立て続けにグループメンバーが抜けたあの時期。振り返ると、やっぱりあそこがターニングポイントだった。あそこで終わっていたら、「そんなグループもあったね」で話される程度だったと思う。あそこで終わらなかったから、今がある。今のこの成果がある。「関ケ原出演」という、グループとしての実績を作った。これは、キミがこの世界であきらめなかった証だ。存分に誇っていい』

ぴ『続けていても、叶わない夢だってあるよ。死ぬほど苦労すれば、必ず報われるなんてことも言えない。それこそ「力、実力、運とかに左右されている」ことになるんだけど、しょうがないじゃん、世界ってそーゆーもんなんだから』

ま『今回夢が叶ったことは、全ての事象が重なり合った奇跡なんだよね』

ぴ『チャンスは平等に訪れるものではない。だからこそ、来たチャンスは必ず掴む! その気持ちでこれからは活動していかないとね』

ま『さて、果たしてあめ子はこの記事を読んでくれているのだろうか?』

ぴ『どうだろうね、心配ならリプしときなや。書いたで〜って』

ま『あからさま過ぎんだろ』

ぴ『いまさらやん』

ま『それもそうか。はぁ〜、にしても疲れたなぁ。日焼けもガンガンにしたし、筋肉痛もひどかったし、ジャンパーとしての後悔もあるしで、個人的には準備不足が如実に現れたフェスだったぜ』

ぴ『あ、まえくん、どさくさに紛れてまた頭おかしいことしてたやろ!』

ま『あれも、この2年間あめ子が夢見てたことやからな。運営アウト喰らってもそのまま帰るだけやったし。もちろん喰らいたくはないから、ケースバイケースで控えめにしといたけど』

ぴ『も〜、ぴちゃんまで頭狂っとるんかと思われるからやめてほしい〜』

ま『一部の熱狂的なまえくんファンからは好評なんですよアレ?』

ぴ『はいはい、今後は控えてくださいね』

ま『ところで、身内以外で1番良かったの最後に話して良い?』

ぴ『おう。まえくん的ベストはどこやったん?』

ま『客として来てた「まおみ&りん」のりんちゃんのかわいいことかわいいこと』

ぴ『よし、1回名古屋港沈んどこうか、言い訳はそれから聞いてやる』

ま『すいません堪忍してください』

#3分間の暇つぶし   #ぴちゃんとおはなし  #ぴちゃんとおでかけ  

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