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「#あんのわーるど1stワンマン〜開運あんの参り〜」を観てあのわどメンバーに抱いた感想

☆ぴちゃんとまえくん189話目☆

ぴ『まえくん。ぴちゃんはさぁ、感動したよ』

ま『いや、俺もだけど、なんつーか、少しグッときてる』

ぴ『どうにかしようと思ったら、どうにか出来たはずなのに。なんの援軍も無しに、本当にあのわどだけで前売りチケットをソールドアウトさせてしまって』

ま『ライブも、あのわどだけで、最初から最後までやってのけたな』

ぴ『今日のことが夢じゃないんだよ。当たり前じゃないんだよ。そりゃ確かに、前よりもたくさんの人が知ってくれてるってことはあるんだけど』

ま『いや、ほんとそうで、当たり前じゃないよ。何もかも、当たり前じゃないんだよ。曲も、衣装も、メンバーも。何もかも、全てが、これまでの活動を経て、加わってきたものなんだから』

ぴ『言っちゃ悪いけど、その辺のポッと出の恵まれたグループの環境とは、かけ離れた環境だったじゃん。実力だってさ、正直「二次会ですか?」くらいのレベルだったじゃん』

ま『二次会というか、部活というか。冷静に考えて、金払って観てるのが、恐ろしいくらいの内容だったもんな』

ぴ『そんな子がさ、ワンマンだよ。いや、もう、あめちゃんしか初期メンはいない訳だけどさ。ぴちゃんが過去に行って、「このグループ、2年半後に名古屋ReNYでワンマンしてますよ」って、当時のフロアにいる人たちに言っても、みんな口を揃えて「うそだぁ〜w」って笑うはずだよ』

ま『何が起こるかわからないのが地下の面白いところだとも聞くけど。ここまで、わからないことってあるのかって感じだもんね。「動員10人目標!」とか言ってた頃を知るだけに』

ぴ『例えば、何かの曲がヲタクの間でバズったわけでもないし。ハシカン張りのスーパースターが出てきたわけでもないし。グループとして、何か大きな分かりやすいキッカケがあったわけではないと思うんよ』

ま『そうだね。正直、名古屋の地下ヲタクでも知らない人はいるだろうし、ライブを観たこと無い人なんて、まだまだいるだろうね』

ぴ『それで、ここまで来れたのって、何でだと思う?』

ま『何でなんだろうね。でもさ、大抵こーゆー理由がよくわからない時の答えって、見えない力が関係してることってあるよね』

ぴ『どーゆーこと?』

ま『運とか、巡り合わせって言うんかな。だってさ、てとや百合姉がいた時のライオンシアターの単独公演が120人とかそんくらいやったやろ。それでも、その時からしたらメンバーもヲタクも入れ替わってるわけじゃんね。それに、ウィルス騒動でこの業界も停滞して、ライブも満足に出来なくなって。そんなんもう、ほんとなら落ちるとこまでまた落ちたはずだよ。それが持ちこたえてるどころか、上がってるんだからね。ここで落ちないで踏ん張ったのは、事務所と支えたヲタクの力もあると思うけど、やっぱり個々人の努力の賜物だと思うんよね』

ぴ『今日もみんな頑張ってたもんね。頑張ってたって言うと変かもしれないけどさ、やっぱり、今日のワンマンを成功させることを目標に頑張ってきたわけじゃん。その努力が、ちゃんと報われたのも、みんなが頑張って続けたからだと思うんよ』

ま『個々のメンバーの主観話して良い?』

ぴ『お好きにどうぞ』

ま『まず「鈴菜りん」。りんちゃんはねぇ、本人にも何回か言ってるんだけど、パフォーマンスが入った時から良い。小柄ながらも、そのはじける笑顔と元気なダンスパフォーマンスは目を引く。いくら技術があっても仏頂面でライブされたら、こっちも冷めるじゃんね。それと逆で、笑顔でいる人を見て嫌な気持ちになる人は少ないわね、そもそもそんな人はまずアイドルを応援しないけど』

ぴ『キャラクターとしては出来上がってるよね。でも、そこから表現力の幅を広げるのは、険しい道だと思うから頑張ってほしいよね』

ま『笑顔ってのはプラスの感情だよね。それを売りにしてる子が、悲しみとか苦しみとかのマイナス面の表現を身につけるには、今までの自分が築き上げてきたプラスの面が幾分邪魔をしてしまうからね。そうなった時のためにも、歌唱力というブレない技術を身につけてないと、後々困っちゃうかもね』

ぴ『魅せるが出来る子は、次は聴かせるに挑戦だね』

ま『次に「氷菓にこ」。にこちゃんも、りんちゃんと同じように良い笑顔でニコニコしてはいるんだけど。彼女の場合は、やはり長所が計算能力みたいなものというか、なんて言ったらいいか言葉を選ぶんだけど。おそらく、物事の理解がきちんと出来ているというか、俗にいう「あの子は分かってる」っていうやつ? 感情が心の奥底から表情に出るまでに、何回もデータの書き換えがなされてると思うんよね』

ぴ『良い意味なら「大人でいる」だし、少し疑問を抱くなら「何か言いたいこと我慢してる?」って言う表情をしてる時あるよね』

ま『感情はたまに爆発させてあげないと、自分がしんどくなるからね。言葉を選んだり、表情を綺麗に魅せることは、もちろん職業アイドルとしてのプロ意識が高い証拠でもあるけれど。それよりも、もっとにこちゃんのことを知りたいって思うかな。「そうか、君はそう考えているんだね」ってワクワクしたいよね。歌も上手いし、歌割りの役目もきちんとこなしている。だからこそ、これからはもっと「氷菓にこ」個人の感情も魅せてくれると嬉しいかな』

ぴ『目立って良いところは、馬鹿みたいに目立たないとダメだからね』

ま『続いて「うらら」。うららは、なんだぁ。まぁ〜、蜜兎からの付き合いではあるから、今さら、あーしろこーしろって口うるさく言うことはないんやけど』

ぴ『あ〜、甘やかしてる』

ま『いや、そんだけ俺は蜜兎の時にうららには厳しいこと言っちゃってたから。褒めるところは、まぁ、昔から変わらず、その「のらりくらり」としたアホっぽさって言うんかな。実際学力は高くないやろうけど、分からんから出来ることってあると思うんよね。自転車で止まることができるのは、ブレーキ操作を覚えてるからじゃんね。つまり、一度ブレーキ操作を覚えてしまったら、ブレーキをかけない状態で居続けるのって怖いと思うんよ。うららは、おそらくまだそれが出来る存在だと思うんよね。もちろん、色々考えるんやろうけど、多分途中で考えることをやめるタイプのはずや。答えを出さずに、「その場のノリで行っちゃえ、何とかなるっしょ」ってこともあると思う。だけど、もう、それでいい。むしろ、それを突き詰めてほしい。「このままノリで行ったらどうなるか」の、グループでの危険なアクセル係として活躍してほしい』

ぴ『他の4人が、暴走を止めることが出来るくらい頭の回転は早いからね』

ま『だからこその、うららには、ずーっと口酸っぱく言ってるけど、「語彙力をつけてほしい」んだよね。何でそういう風に思ったのかを、感覚として持ちつつも、表現は適切なものとして、俺たちに納得させてほしい。「なんとなくこうだと思ったんだよね〜」じゃなくて、「確証は無いけど、この方が〇〇だと思ったんだよね〜」みたいに言ってくれるだけで、うららの魅力はより多くの人に届くはず』

ぴ『二次関数とか一生解けなくていいから。漫画でも、ネット小説でも、絵本でも、何でもいいから、もっとたくさんの言葉を覚えて使えるようにしましょうってことね』

ま『そしたら変わって「ユズ・リアイ」。りあいちゃんに関しては、そうだなぁ、何だろうなぁ、俺は彼女のことは核弾頭くらいの「最終兵器」だと思ってるんよね』

ぴ『ヤベェやん』

ま『いや、実際ヤツはヤベェと思うよ。ただ、なんつーか、制御プログラムが変な風に効いてしまってるんよね。もっともっと、その発想力をグループのために活かして欲しいとは願ってるんやけど。おそらく、彼女の発想を形として出せるまでの前提条件が色々と揃ってないんよね。「作りたい料理はあるんやけど、そのための食材が今手元に無い」みたいな。だからしょうがなく、無難な料理を提供して、とりあえずその食材が手に入るまで待つってことが多いんじゃないかと』

ぴ『器用な方ではあるよね。やりたい表現をやりたいようにこなすことは、グループで1番なんじゃない? 状況に応じて「頭と体をリンクさせてバチッと決める」反射神経みたいなのも高いよね』

ま『いつか、彼女プロデュースのワンマンが出来れば、それこそお祭り騒ぎのような神ライブが出来ると俺は踏んでる。夢と発想はでっかく持ち続けて欲しい。いつかそれを現実として味わわせてくれよな』

ぴ『野外生誕は序章に過ぎんで』

ま『最後に「叶愛あめ」。あめ子な』

ぴ『何回「辞めたい」って聞いたか』

ま『でも、辞めずに続けた。これこそが答えであり正義だよ。アイドルもヲタクも、人間という生物である以上寿命がある。終わりがあるのだから、それまでに「何を」「どれだけ」するか、って判断が問われるわけよ。この刹那に、どれだけ自分が輝けるか、どれだけ自分を売り込めるかが重要になってくるやんね。そのためには、自分がそれをやっていないといけない。続けてないといけない。そうじゃないと、出会うもんも出会えなくなる』

ぴ『もちろん、やめることで新たに生まれる出会いもあるけどね』

ま『ただ、やっぱり同じ時間の共有が長ければ長いほど、それは心の絆として強く繋がる。歴史は長いほど語り継がれる。それだけ、たくさんの人の目に留まるわけだから』

ぴ『日本の総理大臣でさえ1年で変わるこのご時世に、1000日続けたってことは、存分に誇っていいと思うで』

ま『昔のあめ子の長所は、華奢ゆえの儚さに宿る存在証明かな。この子がここにいることが奇跡。瞬きの間に、いつ消えててもおかしくない淡い光。そんなパフォーマンス、というかリアルに惹かれる人もいたかもしれない。でも、今のあめ子はその逆で、「私はいつまでも光ってやるからな」って負けん気の強さがたくましい。これも、あのわどを続けたことによって得た、背負うことになったものたちの大きさの力だと思う。現に、あのわどにおいての創世記からの歴史は、あめ子1人しか背負うことが出来ない。伝聞では足りない、当事者の口から語る歴史ほど、説得力のあるものはないからね。「あめちゃん頑張って」って言葉をもらい続けたことが、今のあめ子の自信やパワーに繋がっているんだよ。一つ一つの「頑張って」が、ここまであめ子を強くさせたんだよ。弱っちゃう時もあると思うけど、世界はまだまだ大きく広い。まだまだ、いくらでもどこまででも伸びていけるから、視野を広げるというか、多方面から物事を見る、いろんな人から意見を聞くということを、少し頭の片隅に入れておいたら、立ち止まりそうな時の解決策になるかもね』

ぴ『困ったらわかる人に聞けば良いんだよ。信頼できる人に話を聞いてもらえばいいんだよ。強くはなったけど、あめちゃんもまだ何でもできる訳ではないからね』

ま『とまぁ〜、こんな感じかな。今日のライブとか、これまでのメンバーを見て思うことは』

ぴ『まえくん、大変だ。ライブの感想がほとんど書かれてない』

ま『あ〜、ライブはねぇ。だからさ、これが無事終わったこと自体がとんでもない奇跡で、そんな一つ一つピックアップして振り返ることもないかと』

ぴ『ぴちゃん新曲すごい良かったと思う』

ま『あー、新曲良かったよね。あれ、シンプルでクセがないから、初見でも受け入れやすい曲だと思うし、ライブで使う側としても重宝するんじゃないかな。王道のアップテンポ久しぶりじゃない?』

ぴ『バンドも思ったより全然形になってて、うららとりあいちゃんのツインボーカルとか新鮮で良かったよね』

ま『原作通りってことなんかな。ギターにつけてた名前とか、当日声が枯れて歌えないからマイクなしとか。朧げな記憶でしかないから、違ってたらゴメンやけど』

ぴ『は〜、ワンマン終わったんだね』

ま『終わったね。ただ、あめ子も言ってたけど、あくまで今回の1stワンマンは「通過点」でなくてはいけない。そうなるためにも、やっぱりこれからも、グループとしての目標を明確にしつつ、活動した方が良いんじゃないかとは、この子たちの場合思うけどね』

ぴ『グループ目標にこだわらなくても、個人として何か目標があれば、それを達成出来るように頑張ってほしいね』

ま『ノルマ達成型の方が、あのわどっぽくて面白いしな』

ぴ『じゃあ、長くなったしそろそろ寝ようか』

ま『そうしましょうや。俺も酔いが冷めてきたし、これ以上シラフで熱いことも言えなそうや』

ぴ『大丈夫大丈夫、いつもと変わらんくらい口うるさかったから』

ま『それはそれでアウトやんけ』

ぴ『今年のまえくんの目標は「人に優しくなる」ね』

ま『精進します』


#ぴちゃんとおはなし  #ぴちゃんとおでかけ #3分間の暇つぶし 

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