長年の夢だったエンジニアに!産後2ヶ月で掴んだ内定
産後2ヶ月での転職活動。未経験からエンジニアに!
ーーこの度は内定おめでとうございます!内定先では女性エンジニアが多く活躍されているそうですね。
エンジニアの約半分が女性で、育児中の方も多いです。入社後上司になる部長がとても子育てに理解のある方で、非常に働きやすそうだと感じています。
みなし残業代がつかない代わりに残業が0になる制度もあり、状況に合わせて残業の有無は月ごとに選択できるようで、働き方の柔軟性の高さも魅力的です。
ーー家庭との両立に理解がある企業だと、小さなお子さんがいても働きやすそうですね。
内定先は女性の活躍を応援する団体にも加入しており、社内でも産休・育休後の復帰を応援する雰囲気があるようです。今後私も産んだり育てたりする方を応援できたらいいなと思うので、会社全体のそうした暖かい雰囲気が良いですね。
私の場合、子どもが4月から保育園入園予定で入社後も何かと迷惑をかけるのではないかと心配していたのですが、「それも想定した上で、あなたの未来に期待しているので先々で貢献してもらえたら大丈夫です!」と嬉しい言葉もいただき、今回の内定先とのご縁に感謝しています。
ーー書類選考通過には意外な背景があったとか…。
実は内定先企業に応募書類を送る際に、Aidemy MagazineでインタビューしていただいたG検定合格記事と、G検定、マナビDXのオープンバッジを送ったのですが、それがかなり効いていたようです!
今回良い企業とのご縁があり嬉しい限りですが、それも書類が通らなければ繋がらなかったご縁です。キャリアサポートでG検定受験のきっかけをいただき、さらにインタビュー記事を執筆いただけて、感謝しかありません!
▶︎松尾さんのG検定合格インタビューはこちら
『子育て&妊娠中の挑戦。データ分析講座終了+G検定合格!』
ーー入社後は運用・保守のお仕事に携わる予定とのこと。もともとは開発エンジニア志望の中、どのような心境の変化が?
転職活動中にさまざまな偶然が重なり、あるIT企業の代表の方と電話でお話しする機会がありました。その際に代表の方から「開発エンジニアとなると弊社の場合、採用できるのは25歳までです」とはっきり言われたんです。私がどんなに開発に携わりたいと思っていても、企業のニーズと異なっていたら採用していただくことは難しいですよね。そこで「私の年齢でできる仕事は何でしょうか」と尋ねると、その企業ではまずは運用・保守から始めて、その後は適正などを見つつ業務内容を決めていくと教えていただきました。
それをきっかけに、開発エンジニアにこだわることを止め、運用や保守に方向転換し転職活動を進めました。
今回の内定先も、まずは社内SEとして運用・保守業務からのスタートですが、将来的に開発に携わる可能性もあるとのことです。私のように未経験の方にとっては、運用・保守エンジニアとしてキャリアをスタートすることは1つの良い選択かもしれません。
100社に応募。書類選考すら通らず…
ーー転職活動のスケジュールを教えてください。
書類応募から内定まで1ヶ月ほどでした。面接を実施したのは内定先の1社のみです。
私の場合、経済的に夫と二馬力で働く必要があり、さらに安定した収入を得られるようになることで早く精神的に安定したいという思いがあったため、まだ産後1〜2か月の状態でしたが焦って転職活動を開始しました。
ーー何社にエントリーしましたか?
年齢制限に引っかからない求人には全て応募し、全部で約100社に応募しました。
それでも2年前に転職活動をしていた際には「面接しませんか」と言ってもらえた企業や、転職エージェントから紹介してもらった企業にも、書類選考で全て落とされてしまいました。
スキル以上に、年齢や性別、そして本人希望欄の所に「5歳と0歳の子どもがいます」と正直に書いていたので、そこで見送られてしまったのかもしれません。
仕事を探すにあたって、たとえ子どもがいても育児の負担を考慮する必要がない場合…また自分が男性であったら何か違ったのかな…と正直感じることもありました。
ーー不採用の連絡が続くとモチベーションが下がることもあったと思います。気持ちのコントロールはどのようにしていましたか?
産後で気持ちが落ちていた上に、思うように転職活動が進まず、落ち込むことは多かったです。子どもには3時間おきにミルクをあげなくてはいけないので常に寝不足の状態で…。
ただ、そんな時こそ子どもの存在が背中を押してくれました。
「この子を生かすためには、私が働くしかない!こんなことに負けてはいられない!」と気持ちを切り替え、1社落とされたら5社応募する心持ちで、子どもが寝ている間にひたすら応募を繰り返しました。
面接では「求められるもの」を最大限にアピール
ーーどのようにして内定先に出会ったのでしょうか?
いろいろな求人媒体を見ていると、地元密着で募集をしている企業が多くあることに気がつきました。年齢やスキルに関わらず、努力できる人間なら雇ってくれるかもしれないと考え応募してみたところ、ご縁があり内定をいただきました。
ーー内定先との面接の様子を教えてください。
現メンバーとうまくやっていける人材を求めている印象でした。一般的なITの知識があることさえ伝えられれば、「何ができるか」よりも、人としての考え方が重視されていたと思います。
そのため逆質問の際には、あえて業務に直接関係のない昼休憩の過ごし方を質問するなどの工夫をしました。実際気になっていたことでもありましたが、それ以上に「自分はガツガツした人間ではないことを示さなくては」と思っての質問でした。結果的にその話題で盛り上がることができたので良かったです。
最初は2対1の面接でしたが、入れ替わりでいろいろな方が面接に参加され、多くの方とお話ししました。輪の中に入れて問題ない人間なのかどうかを見ていたのではないでしょうか。
ーーどのような点が評価され、内定獲得につながったのでしょうか?
努力を惜しまない姿勢や周りへの影響力に期待して下さったとのことです。「あなたの頑張る力がみんなの勉強意欲にも良い影響を与えると思うし、メンバーから好評だったので楽しみにしてますね」とフィードバックをいただきました。
女性にこそエンジニアという選択を
ーープログラミング学習、その中でも特にAidemy Premiumをおすすめしたい方は?
何かにチャレンジしたい人、転職を考えている人にプログラミング学習はおすすめです。
その中でも年齢が高い方にはぜひAidemy Premiumを受講してみてほしいですね。他のプログラミングスクールでは受講や転職支援に年齢制限が設けられていることがあるので…。
他にも女性や時間がない方にも良いのではないでしょうか。通学不要で、好きな時間に受講ができ、カウンセリングも土日や遅い時間まで対応してもらえるので、日中まとまった時間が取れなくても学習可能です。
私の場合は受講開始後に妊娠が発覚し、体調が優れず全く勉強できない時期があったものの、サポートを活用することで成果物作成、受講修了まで達成できました。
ーーライフイベントはキャリア構築においてターニングポイントになりますよね。IT業界の女性比率はまだ低いものの、エンジニアの柔軟性の高い働き方は女性にこそおすすめできそうな印象を抱きました。
ぜひ多くの女性にエンジニア職に挑戦してみてほしいと思いますし、自分自身もこれからの新しい働き方への期待がとても大きいです。子どものことを考えると、在宅でも活躍できる仕事に就く必要があると長年考えていました。働き方に柔軟性があり、且つ将来性がある職業というのはそう多くなく、エンジニアは貴重な職種だと感じます。
ーー最後にメッセージをお願いします!
私はAidemy Premium受講中に不妊治療を行い、そして妊娠が発覚し、その後の転職活動では子ども2人を抱えての挑戦でした。経験社数が多く、年齢も高く、業界経験もない人間が異業種に転職をしようとする…今考えれば無茶苦茶な話だと思います。けれどそれでも今回自分のことを認めてくれ、私もこの人たちと働きたいと思える会社から内定を頂くことができました。
うまくいかない場合もあるとは思います。ただそれと同じだけ、良い結果を得られることもあるはずです。「絶対にこうなりたい」という希望があるなら諦めずに進んでほしいと思います!