しあわせ。
世界情勢のニュースをみていると、ただ、ただ、しあわせを願うばかりです。
戦うのはしあわせを勝ち取るため?
戦わずしてひとはしあわせにはなれない?
いまもこうしているあいだに、家をなくし、暖をとれず、凍えて、傷つき、飢えて泣いているひとたち、失っている命がたくさんあります。
悲しみと悔しさとやるせなさに胸がいっぱいになる。
わたしたちはおなじ人間として生まれてきて、なぜ、不運と幸運に別れてしまうのか。
いまたべるものがあるしあわせ。
いま、体をあたためる家があるしあわせ。
いま慰め合う家族がいるしあわせ。
ささやかな生きてゆくためのしあわせをどうして大切にしてゆけないのだろう。
望まない争いに巻き込まれた幼い命、おいたひとびと。ちいさなこをだいて困窮しているおかあさん。
弱いひとたちが、傲慢な権力者の犠牲になるのは昔からかわらない。
先日、神と人間の戦いの映画をみた。
のあの箱舟にのせて救うべき命はどれだけいるのか。
神は人間以外を残し、傲慢な人間の滅亡をくだした。
だが、ひとは愛にきずき、救われ、あらたなだいちでの再生に挑む。
世界でいま争っているひとたちが、いま一度、この物語を思い出すべきだと願うのはわたしだけであろうか。
じゅね
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