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魚神

ついに茜さんのデビュー作を読ませていただきました!

~魚神~(^-^ゞ 大好きな感じ。(^-^ゞ
不思議な美しい兄弟の捨て子。

ちがいほうけんの島。
大遊廓島。
漁師と客と遊女、童、引きや、島民、遣り手婆、島の婆、船渡しの男、悲しいうさんくさい人しかいない、うらぶれたさみしいそこに美しい姉妹はいた。

婆に育てられる。曰く付きで厳しく育てられる。

だけど二人の姉妹は心の奥底で繋がっているから寂しくない。 月の綺麗なよる、獏の遠吠えを聞きながらつきをみる。

恐ろしいが美しいひととき。

本当に美しいものは、恐ろしいものと対にある。
子ども時代をつらくされど一緒にいることで楽しく成長。
大人になった二人は離ればなれになった。

物語は美しく残酷に進んでゆく。

蓼原さんが大好きだし、佐井さんにはがっかりしたり、楼主には哀れみを感じる。
蓮沼さんは悲しくて魅力的だし、大きな魚をみたいと思った。登場人物それぞれが鮮やかで淫靡だ。

典雅でしゅうるで悲しくて美しい貴重な一冊です。

本当にたいせつな人だけに読んでいただきたい。 無惨でかわいそうで胸が締め付けられました。

せつなくていてもたってもいられない気持ち。
悲しくて寂しくて泣かずにはいられない大人のための繊細で、すこし毒がしみている不思議な愛の物語。 読ませてくださり、ありがとう。読めてよかったです。しあわせです。 (^-^ゞ だけどこんなに残酷で美しい物語を、あんなに優しくて穏やかで可愛らしい方が書かれるなんて。先生は芸術家なのだなあと感心しました。
これからも先生の全作品を読ませていただきたいなとおもっています(^-^ゞ

わくわく。(^-^ゞ

あいだ

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