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天使

りはびりできょう、担当してくれた天使。

生まれつきの骨の病を治すため、何度も手術をうけ、体験からこの仕事を選んだ。 このさきもまた手術をうけなければならないと言うのに、柔らかく笑う顔を観ていたら天使だな。と思った。(^-^ゞ

病院には天使がいっぱいいる。救われる。安心できる。
入院できてよかった。

寝ているとよくおしりがつる。痛みでびっくりする。

でもそんなとき、リハビリの先生がしてくださるストレッチを思いだし、自分でしてみると、すうっと 楽になる。

しばらくすると別のところがつってくる。

また違うところのストレッチをしてみる。

べっどに寝ながらのストレッチ。

すぅっと楽になったり、辛くなったりを繰り返す。

どうしてもダメなときは夜中はべっどにしばらく座ったり、部屋でたったりしてみる。

昼間は廊下を歩いたり手すりに捕まりストレッチする。 しばらくするとまた楽になる。

痛み止めをうつほどではないときの対処法。

ただ、寝不足になる。

辛くなったら 睡眠薬をもらって寝る。

数時間は眠れる。

疼痛と食欲不振とバスタブへの憧れは尽きない。

あとどれくらい続くのか。

出来れば早く終わらせたい。(・・;)

はやく元気になって、今度は控えめに働きたい。 (^-^ゞ

荷物を少なく軽くして、しっとりゆっくりと、まったくぽ~ずを切らない舞姫になろう。

ゆるやかにしとやかにおちついて軽やかに舞おう。

安全に続けるためには。
ご迷惑をかけないためには。
控えめに控えめに。

ゆらりゆらりと。

私に残された道だ。

ピルエット、もう、一回も出来ないかもしれない。

かわりに、た~んに変わる美しさをあ~むの動きで魅せられたら。

おもい衣装は、もう着られないから、似合うひとに渡してゆこう。
軽く、優しく、羽のように、ふわふわと舞う。

できないことが増える代わりに、いままでやったことのない緩やかな表現力を身につけよう。

できることは必ず、あるはずだ。

美しく、しなやかに、ゆるやかに魅せる踊り。

重いものが、もてなくなるから、小さく生活しよう。

軽く軽くち~ぷに、ちいさく、ちいさく。

滑らかに、しとやかに、ゆっくりと、秘かに舞う。

そんな自分を想像してみる。

神様。

出来ることなら、どうか、もう少しだけ、踊らせてください。m(__)m

こんな私にも、待っていてくださる方々がいるのです。

どうか、願いが叶うなら、あと数回でもいいので、再び舞台に立たせてください。

神様。

お願いいたします。

m(__)m

じゅね。

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