ぶろぐ、2024/6/14「番狂せ」レポ

番狂わせ感想がとどきました。😉

----- Original Message -----
2024年6月14日(金)四谷三丁目のアートスナック「番狂せ(ばんくるわせ)」に行って、とみたえみ写真展「写真ストリップ ショウ」(6/3〜28土日祝休)を見てきました。えみさん・樹音さん・応援隊の人たちが集まって楽しい一時でした。以下、簡単に。

東京メトロ丸ノ内線の四谷三丁目駅4番出口を出たのが午後6時少し過ぎ。新宿通りを東に向かって200mほど歩き、みずほ銀行の角を左折、車力門(しゃりきもん)通りに入ります。スナックや小料理屋の並ぶ通りで、この辺りは昔は花街だったらしく、なんとなく粋な雰囲気です。すぐ右の路地に入ると右手の奥に「番狂せ」の立て看板。この店には4年前に飯田華子さん〜花房観音さんの「果ての海」連載時の挿絵を描いた〜のイラスト展の時に来たことがあります。
入り口は開いているのですぐ中に入ります。さっそく樹音さんがお出迎え。白いノースリワンピですぐステージに立てるような衣装です。臨戦態勢ですね。
店は10人も入れば満席のようなこじんまりとした店で、店の外にも小さなテーブルと椅子が置かれていてそこだけオープンカフェみたいです。ここでビールを飲むのも良いですね。店内はすでに樹音さんの応援隊の女子たちがいっぱい。みなさんお洒落でどことなくアートな感じです。派手さを抑えた引き算のお洒落ですね。店内は天井といわず壁と言わず大きく伸ばした写真が所狭しと貼ってあります。相田樹音さんと黒井ひとみさん〜お二人とも天性の表現者〜のステージ写真ですが、大きく伸ばしているのでそれぞれの人物は等身大くらいか。
普通の写真集だと写っている人は小さくなりますが、ここは、そういうわけで等身大。踊り子の汗や涙、喜び、悲しみ、人生が、まさに等身大に伝わってきます。 
ストリップの一場面ということを超えて、ふだんなら見逃してしまうようなちょっとした表情、指先の動き(静止画ですが)が見えてきます。
幸いえみさんが在廊中で、作品の解説をしてくれています。そのほか
応援隊のゆかりさん、神奈川県のご出身だったかしら、えみさんと並ぶと姉妹みたいですね。それから作家さん、一見男優ふうですが実は偉い先生で、「ホンモノにふれる真説 般若心経」の著者なのだとか。偉く見せないところが偉い。
後からPaix²のまなみさん、カナちゃん、少しして久しぶりのリボンのマキさん〜リボンを芸術にした男、と私が勝手に名付けた〜も来ました。体調が良くないと聞いていましたが、車の運転はじゅうぶんできるそうです。このへんでネコちゃんから電話があったらしく駅で迷ったとか。えみさんが迎えに行きます。

さてカウンターの奥も才媛がそろっています。おうさんと呼ばれた人は画家さんでもあり、ポストカードになった作品を見せてもらうと、可愛い、だけじゃなくて個性派の女子の絵。もしかして自画像? 樹音さん次回の周年グッズに描いてほしいそうです。それからアルバイトのみゆきちゃん、いかにもアイドル顔でカウンターの仕事には慣れない所もあるようですが、アートについて人生についてドスの効いた声で語り説得力があります。ここに集まる人たちは、今日は女性が大半ですが、みなさん、カウンターの内も外も、女も男も、語ります。

店内にはBGMが流れています、最初は昭和の歌謡曲だったと思いますが、
そのあとまなみさんに合わせてか、
「風のように 春のように」などなどPaix²の曲が。
この歌はやっぱり、良いですね。明るい歌なのに、じーんと来るものがあります。
ここでなんですが、
カウンターに男性器をかたどった実物大のオブジェが2点ほど置かれています。アートか、何か使用目的があるのか。皆さん気にも留めておられないようでしたが。

さて私はジンジャーエールを飲みながら、冷や奴と小鉢料理というのをいただきました。お盆の上に10個くらいの小鉢が乗っていて、主に夏野菜のサラダ〜きゅうり、トマト、ブロッコリー、じゃがいも、など(もっと沢山ありましたが覚えきれなくて)それぞれ季節感があってヘルシーでお洒落で美味。食べ終わったところで、ご飯もあるとか。それ先に言ってよ(笑)
このあたりでママさんが入ってきておうさんと交代したと思います。それからえみさんがネコちゃんを連れてきます。いつもの劇場の客席らしくなってきました。
ちなみにネコちゃんがネコちゃんになったのは十年以上前の栗橋で樹音さんが猫の演目をやってそれに合わせた応援をした時だったと思います(異説あり)その栗橋も今年の8月で閉館とか。やはりさびしいです。

お客は入れ替わり立ち替わりで、店内は常時いっぱいです。
宴もたけなわ、このへんで樹音さんが外で踊りたいと言いだします。まさかと思っていると、皆さん店の外に出ていきます。この路地は袋小路なので通行人がほとんどいないのが好都合ですが。
そして樹音さん、そのままの白い衣装でスニーカーで、音楽なしで軽く踊りはじめます。ちろん屋外なので脱ぎはないですが。皆さん手拍子で応援。
樹音さんの頭の中ではどんな音楽が流れていたのでしょう。
パッヘルベルのカノンか、ドビュッシーのアラベスクか、サティのジムノペティか、あるいはサラ・ブライトマンかホイットニー・ヒューストンか。

ダンスは最初は軽く、しだいに興が乗って来て、足を高く挙げたり、などなど。
撮影OKということで皆さんスマホで撮っています。えみちゃんはさすが
一眼レフの構え方が決まっていて、オーラのようなものを感じます。美神を追うえみちゃん自身がすでに美神になったように。この人をだれが撮る。
そんなふうにして樹音さん踊り終え、ご挨拶。
「飲食店とちがってストリップは法律で保護されなくて…今年もまた閉館になる劇場が…(しだいに涙声に)それでも私は体の動くかぎり踊り続けたい思います」
あたたかい拍手。そんなふうにしてダンスタイムが終わります。改めて拍手。
皆さん店内にもどります。
私はあとしばらく飲んで、店を出ました。夜の8時40分ころ。あたたかい梅雨前の夏の夜。

後から聞いた話では
このあともう1回ショータイムがあって、
「世界チャンピオンのダンスの顧問のかた」とのセッションや「カナちゃんとのlコラボ」があったそうです。
それにしても樹音さんの回りには人の輪ができていきますね。

以上は個人の感想です。勘違い・記憶違いも多いと思います。m(_ _)m

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