あやかし草子

千早茜さんのあやかし草子。幻想的で怪しくてなつかしく、投げるお話したちでした。(^-^ゞ

人間との愛に割れて天にかえってゆく切ない龍。

あの世の竹ノ庵に住む我が子を思う母と人間の娘に借りを返したくて盗みを働いた息子。

ひとのこころに触れて初めて涙を流すことができ、屍を喰うのを止めてひととしていき、ひとのために死ぬまで尽力したムジナおしょう。
など、こころにジンワリ沁みるよい話が綴られています。

あやかしのひとりひとりが魅力的に、まるでひとのように。
(^-^ゞ

人間たちとこころ通わせ、感動的な世界が広がってゆきます。

青緑の掘や、すぐりといった表現。 痛みや感情、自然界の表現が千早さんらしく、繊細にかかれています。

千早さんの書くものが大好きで、よく読みますが、鋭い感性、優しい表現、複雑怪奇ないりくんだなかみ、お洒落なモチ~フ。
幻の世界、リアルな描写。すべてがあわさって、輝きを放つ世界を造り上げています。
忘れてはいけない大切な日本の妖怪昔話を現代人に伝える重要な役目を担ってくださいました。(^-^ゞ
優れた絵本のような千早さんの作品に巡り合わせてくれた新井みえかちゃんに、感謝いたします。m(__)m
みえかちゃん、ただいま二十日まで芦原ミュージックに出演中です。(^-^ゞ
じゅね

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