くろ~ぜっと。
千早茜さんの~クロ~ゼット~読みおえました。
とても繊細で硝子細工のようなひとたちと、力強くて凛とした完璧な美女たちが登場。
服飾美術館を通して繰り広げられる人間ドラマ。
深い心情描写と愛すべき魅力的な人物たち。
詳細な服の歴史。服に隠されたドラマ。
華やかで緻密なミステリーのよう。
映画になったら美しくて素敵なものになるだろうなとおもった。
私もドレスが好きでドレスを着たくて踊り子になったので、 この作品に登場する全ての服好きのひとたちの気持ちにフィットします。
クロ~ゼットがほしくなりましたが、 それよりも服の美術館に行きたくなりました。
補修士さんたちに逢いたくなりました。
そおっと扉の奥から覗くだけでいいから、捕集室の中の集中している手仕事をみられたら。
美術館に流れている時間の中にはいれたら。
雛倉さんとお話しできたら。
雅さんの写真がみられたら。
館長さんにお会いできたら。
白峰さんには、もっとしあわせになってもらいたいとおもうし、
晶さんの颯爽と働く姿をみたい。
芳くんの閃きが現実に採用されたらたのしいでしょうし。
老舗のデパートのクリスマス飾りをみたい。
デパートは私も好きだ。 本屋とカフェと地下生鮮売り場くらいにしかいかないけれど、 デパートのエントランスや上品な販売員さんや、 アクセサリー売り場の煌めきや、洋服売り場に流れている静かな空気が好き。
好きが、憧れが、いっぱい詰まっている 一冊だ!
茜さんがお洒落な理由がわかるよ。と、みえかどんがはなしていたのがよくわかった。(^-^ゞ
茜さんは、ここの登場人物のように、洋服を愛し大切にしているんだな。(^-^ゞ
白峰さんや芳くん、青柳さんはみいんな茜さんなんだなと。
美しい価値観が眩しく描かれている。
それにしてもよくこんなに細やかに、しっかりと調べたな。 (・・;)
気の遠くなりそうな緻密な知識と文献にもとずいてしっかりと、正しく描写されている。
洋服のあれこれ。
洋服を本当に好きじゃないと書けないな。
好き!のエネルギーってすごい!
この本を洋服がすきなすべての方に読んでいただけたらしあわせ。
服ずきのひとのための宝石箱のような素敵な本です。(^-^ゞ
さて!きょうは~鳥籠の小娘~をたのしみに、りはびりを頑張ります!(^-^ゞ
好きな本が読めて、運動もできるしあわせ。
漫喫しています。
(^-^ゞ
ありがとう
m(__)m
じゅね
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