薔薇の洋館。
薔薇と赤い絨毯の白亜の洋館で、レインボーブリッジの夜景を眺めながら、生演奏のピアノを聞きながら、フレンチのふるこおすをいただきました。😉
ロングラン舞台を乗り切るための栄養をつけるために。😉
貸切の広いフロアの床はぴかぴかに磨き抜かれ、黒服のギャルソンたちは整然としていて品がある。
うつくしいフランス料理のメニューは見事なものだ。
完全予約紹介制の老舗レストランの風格がたっぷり。
赤と白の最高なブドウじゅうすと供に饗される料理の数々はまるで宝石のようだ。
くすくすと小エビときゅうりととびっこの前菜。
白身魚のカルパッチョには、ルビーのような小粒のカプセル醤油が振りかけられていた。
太刀魚のグリルには海老の濃厚なそうすとホタルイカの蒸したのが添えられている。
魚は新鮮で柔らかくとても美味しい。
鴨のろうすとの焼き加減のよいこと!
添えられている焼き野菜も豊富だ。
きぬさや、カリフラワ、ほうれんそう、アスパラ、インゲン。
すべてにバランスのよい焼き目がついていて、ほんのり塩味とはあぶの香り。
さんしなのメインの間に饗される小ぶりのぱんの暖かく美味しいこと!
無塩ホイップバタが寺院の屋根のように、可愛らしく添えられている。
口直しのミントシャアベットとグランベリーのむうすは一口サイズでさっぱりしている。
デザートはさんしな。
グランベリーソルベ、
フルーツがたくさんちりばめられているチイズスフレ、
レモンのぐみ、はあぶと二種類のフルーツそおす添え。
食後のこおひいには三種類のしゅがあとオレンジぴいるのチョコレートがけ、れもんのじゅれ、ちいさなまどれえぬが添えられている。
はじめから、最後までいたれりつくせりのメニューとさあびすで、ふるオウケストラの演奏を効いたあとのような満足感がある。
シャンデリアも、キャンドルも、テエブルオブジェも、一点の曇りなく磨かれたうつくしいグラスやシルバア。
流れるような所作で饗される料理やカトラリー。
囁くような声で奏でられる料理の内容。
フロアマネージャーの丁寧で控えめで暖かな笑顔。
清潔に整えられた化粧室。
鏡のように美しい廊下と床と窓ガラス。
静かに流れる時間。
煌びやかなレインボーブリッジの夜景。
凛としつつも柔らかな輪郭をもち、佇む薔薇に囲まれた白亜の館。
煌びやかな港の光に包まれて、姫君のようにたたずんでいる。
一年に一回、いや、一生に一回はゆきたい場所である。
最高のフランス料理を、最高の屋敷と景色の中で楽しませてくれる。
芸術のような、フランスにいるような、重厚な場所である。
ロングドレスのピアニストがかき鳴らすシャンソンの数々はとても美しい。
五月からの舞台の力を貰えた。
こういう時間はひとの価値をあげてくれる。
自己こうていかんをあげてくれる。
人間に大切な品格を身につけさせてくれる。
上品に生きるためには、このような時間は必要。
ゆっくり食事を楽しむこの二時間があれば、
これからさき、どんなにあわただしく食事をしなければならなくなっても、
耐えられるかも知れない。😉
人間らしい豊かな時間のために、いま、やらねばならない全ての事に、全力で立ち向かう事ができる。
明日は、塩焼きのあじを食べに湘南へゆく。😆
贅沢はここまでだ。😉
明後日からは質素に過ごし、ただ、ひたすら働くのだ。
働けるうちに働く喜びを感じて生きてゆく。
仕事の達成感は何にも代え難い。
全力投球の喜びはなおのこと。
問題は体力だ。😆
一ヶ月、持たせるためには工夫が必要だ。
きちんと働いて、深く眠る。
明日への時間を働く自分へとかえるために。
じゅね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?