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越前竹人形

坂本長利さんのひとり芝居、越前竹人形をみた。

やはり芝居がうまい。
語り手と主人公の男女をうまい具合にえんじわけている。

どうしてこんな風にしとやかな女の声と、竹人形細工師の声と船頭の声、語り部の声や表情を使い分けることができるのか。

ぷろ中のぷろだな!と。

目が違う。そこにある竹林や、女郎や、川や竹人形がぐうんと鮮やかに浮かび上がる。

坂本さんの目は豊かにないものを描き、いないものを浮き彫りにするのだ。

越前竹人形を演られた当時、坂本さんは85さい。

足取り軽やかに大道具を飛び越え、俊敏な動きで景色を見せてくれる。

越前竹人形をかかれた水上勉さんとは親交が厚かったという坂本さんの、凛とした立ち居振る舞いで、観客席に感謝を述べる舞台挨拶が好きだ。

媚びがなく、だが、感謝の念が 深くにじみ出ているのがいい。

越前竹人形の珠江をいつのひか、あわらで演るのが、私の目標です。 

友人のYこさんは、はじめて読んだ水上勉の越前竹人形を、子宮にずどんと響いた凄い作品と話してくださいました。😌

舞台、越前竹人形のすごさは舞台装置、照明、挿入歌にもあらわれている。

四味一体となって味わい深いものになっている。

映画のための、過酷な北海道ロケを終えられた坂本長利さんの これからのますますのご活躍を祈念いたします。😌 

じゅね。

11がつ1日からヤマトミュージック劇場に出演。😄

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