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洞窟の仏像
ずっと寝てばかりだと筋肉が萎縮し、動けなくなるので、歩く事にした。
声さえださなければ、差し障りはない。
古いお寺にある古く長い悠久の洞窟を巡った。
長い長い時間をかけて、僧侶たちが、掘り進んだ、くらい洞窟の中は、濃い闇に支配されていて、気温が氷室のようにぐんと低く冷たい澄んだ
水がたえず壁をしたたっている。
ろうそくを持ってはいるのだが、
うっすらと照らされた壁や天井には、無数の仏像が掘られている。
完成したのや、まだ途中のものなど、数百体の仏像が黒い壁面を埋め尽くす。
それは荘厳で美しく、慈悲深い優しさを湛えていて、みるものをやさしく包み込む。
ありがたいなあとおもった。😌
くらい冷たい壁を何日も何日も掘り続けた僧侶、仏師たちの信仰心と根気をおもった。
人間がひとつのことを思うとき、こんなにも偉大なことを成し遂げるのか!
胸が震えた。自分を恥じた。
私は何もなし得てない。
こんなにも偉大な偉人たちの仕事をまえに、大きな慈悲に包まれながら、たとえようもなく己を恥じた。
濃い闇に浮き上がる仏像たちの深い眼差しは、やわらかくあたたかいが、己の怠惰な生き方の奥を突き刺すように鋭くも感じた。
このような霊験あらたかな場所を訪れるたびに、私は己の生き方を恥じ、怠惰に生きている毎日を反省し、もっと、精一杯しっかり生きよう!と、毎回想うのである。
が、しかし、人間の弱さかな。
簡単に生ぬるく生きる道を選び、仏様、弥勒、観音様、ご先祖様に合わせる顔がないままの生き様を見せることになってしまう。😓
人間は弱くいい加減だ。
とくに私は。😥
されど、生きていること自体が修行のようなものだから、ひたすら感謝し、仕事をさせていただき、ご飯をいただき、水を飲み、休ませていただく。
学び、働き、語りかけ、お詣りする。
心と体の休息をとり、動けるようになったら、また、誰かのために働く。
単純だけど、正しく、必要で、ありがたい心理にきずかせていただけるのも、お詣りのありがたさ、大切さである。
寝てばかりいて、すっかりなまってしまった、頼りなく重く感じる脚をひきずり、来てよかった!と、感謝と、気づきでいっぱいになった。😊
私たちのいただいている命は仏様からの、お借りしている大切なもの。
期限がくるまでは、大切に感謝しながら持っていないとね。😊
そういうことを思い出させてくれるよい体験でした。
わたしの脚!もっと、がんばれ!😆
合掌。😌
じゅね。
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