大会の流れと高校演劇の大会における「勝ち」

高校演劇の大会も他の部活動と同様、地区大会から県大会、ブロック大会、全国大会へと勝ち上がる流れになっています。

演劇部の大会は地区から県、ブロック、全国の4層を勝ち上がっていく流れになっています。

これから紹介していく「データ」とは、この上位大会にどの学校が何回参加したか、というものが中心になります。他の部活動の大会でもよく用いられるものでしょう。

ただ「勝ち上がる」とはいっても、演劇はスポーツと違い、ルールで強弱、優劣が決するわけではありません。大会ごとの審査員による判断です。基準があったり、なかったりします。

高校演劇で「勝ち」とはどういう状態なのでしょうか。
私は結果として多くの人にみてもらえることが一つの勝利と言えると考えています。

大会で勝利することで上位大会に進むと、上演機会が増えます。
さらに一般的に上位の大会の方が観客も増えていきます。
結果として多くの人にみてもらえることになります。

そこに大会を勝ち上がる意味があるのではないでしょうか。
一方で多くの人にみてもらうだけなら大会で上演する以外の方法もあり得ます。自主公演をする、ウェブ上でバズる、いろいろありえます。

大会に参加する、勝ち上がることを目指すのも目標の一つとしてよいですし、多くの人に作ったものを観てもらうために大会以外の方法でアプローチするという活動方法もありうると思います。

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