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SDXLモデルでお気に入りヒール男子のLoRAを作ってみた

前回の記事の時は、SD1.5系モデルでLoRAを作ったのですが、Kohya's GUIで--fp8_baseを設定する方法に気づいたので、SDXLモデルで作ってみました。

なお、初心者ですので、LoRA作成のコツなどの話はありません。
むしろそれは私が知りたいです。
初心者がLoRAを作りながらわーわーしてるだけです。


準備

Kohya's GUIで--fp8_baseを設定する方法

これがわからなくて丸一日コマンドラインと格闘したのですが、設定ありました。

Parameters > Advanced > Weights > fp8 base training (experimental)

Parameters > Advanced > Weights > fp8 base training (experimental)

ここのチェックボックスをポチッとするだけです。簡単ですね。

学習する画像とキャプション

前回と全く同じです。

こんな感じのものを28枚

ベースモデル

Animagine XL V3 を使用しました。

設定

知りたい人がいるか分からないんですが、一応載せておきます。
ほぼデフォルトです。

accelerate launch "./sdxl_train_network.py" --bucket_no_upscale --bucket_reso_steps=64 --cache_latents --caption_extension=".txt" --clip_skip=2 --enable_bucket --min_bucket_reso=256 --max_bucket_reso=2048 --fp8_base --learning_rate="1e-05" --lr_scheduler="cosine" --lr_scheduler_num_cycles="16" --lr_warmup_steps="448" --max_data_loader_n_workers="0" --max_grad_norm="1" --resolution="512,512" --max_train_steps="4480" --mixed_precision="fp16" --network_alpha="1" --network_dim=8 --network_module=networks.lora --no_half_vae --optimizer_type="AdamW8bit" --output_dir="C:/StableDiffusion/KohyasGUI/kohya_ss/03_output" --output_name="RedBoyXL_v1" --pretrained_model_name_or_path="C:/StableDiffusion/webui_forge_cu121_torch21/webui/models/Stable-diffusion/animagineXLV3_v30.safetensors" --save_every_n_epochs="4" --save_model_as=safetensors --save_precision="fp16" --train_batch_size="2" --train_data_dir="C:/StableDiffusion/KohyasGUI/kohya_ss/02_input" --xformers

コマンド

これでスタートすると想定時間7時間でした。
使用しているGPUは、RTX 4070 12GBです。

--fp8_base を設定しないでやってみようとしたときは、想定時間15時間だったので半分になりました。

とはいえ、長いのでPCくんには夜中に頑張ってもらいました。

作ったLoRAで生成してみる

試しに 1boy のみで生成。
ここからの画像は加筆修正なしです。

<lora:RedBoyXL_v1:1> 1boy

おおっ!
色が違いますが、顔はイメージ通りです。

masterpiece, super fine illustration, ultra-ditailed, best quality, <lora:RedBoyXL_v1:1> 1boy, red hair, blue eyes, black blouse with floral print with lace trimming, full body

座った状態にもできています。

masterpiece, super fine illustration, ultra-ditailed, best quality, <lora:RedBoyXL_v1:1> 1boy, red hair, blue eyes, upper body, earrings, nail colors, mysterius smile,

学習画像にない顔の角度もできました。

masterpiece, super fine illustration, ultra-ditailed, best quality, <lora:RedBoyXL_v1:1> 1boy, solo, red hair, blue eyes, earrings, nail colors, (mysterius smile:1.2), long right side hair, high heels, black full-length pants, (full body:1.2), holding a flower,

ヒールを入れてもちゃんと男子です!

masterpiece, super fine illustration, ultra-ditailed, best quality, <lora:RedBoyXL_v1:0.8> 1boy, male forcus, 1boy, solo, red hair, blue eyes, a black blouse with floral print, long sleeves, long right side hair, lay down, on your back, full body,

寝かせることもできました。

XL系モデルすごい!

同じ学習画像と学習回数なのに、前回のSD1.5系とは柔軟度が全然ちがいます。
教師画像にないポーズが取れる!

Stable Diffusion WebUI Forgeをいれて、生成速度も全然速いので、これからはXL系モデルですね。

(通常のWebUIだと生成できる画像サイズが1024x1024px相当だったのですが、Forgeを使うと2048x2048px相当でも生成できるようになりました。)

プロンプトで特徴を呼び出すと、目尻が尖ってしまうのですが、よくみたら学習画像がそうだったので、そうなりますよね。

まあ見慣れてきてこれでもいいかなって(こだわりとは)。

それよりも、同じキャラ(と思える人物)を出せるのが嬉しい。

nijijourneyのキャラクターリファレンスでも同じようなことができますが、いろいろ試したところ、やはり元画像のポーズに引っ張られる感じがあり、
LoRAのが柔軟性が高いのかなという印象を受けました。

ギャラリー

ここからは気に入った画像を貼っておきます。

破綻箇所修正あり
masterpiece, super fine illustration, ultra-ditailed, best quality, <lora:RedBoyXL_v1:1> ultra detailed face, blue eyes. mysterious smile. male forcus
masterpiece, super fine illustration, ultra-ditailed, best quality, <lora:RedBoyXL_v1:0.8> 1boy, solo, red hair, blue eyes, a black blouse with floral print, long sleeves, (mysterius smile:1.2), long right side hair, arm up, head tilt, upper body,( cowboy shot:1.8), from side, side shot

楽しー!!

画像もめっちゃ綺麗だし、満足です。

LoRA楽しい

この子も作りたいけど、好きなゲームの推しキャラも作りたい

お気に入りのキャラを作れるのが嬉しい

一次創作はやる気でないとか言ってたじゃない?と思うかもしれませんが、同じキャラを生成するということを頑張っているので、画像生成AIの使い方としては、二次創作と同じだなと思います。

とにかく、同じキャラを再現することに重きをおいているので、こまかい構図やポーズにこだわることができず、同じような画像になってしまいますね。

少しポーズを変えようとして、「体を前に傾ける」を入れたらとたんに女子がグラビアポーズをしてきて、ああ…ってなりました。

XでみるAI絵には美しい背景込みで物語性を重視しているものもあるので、すごいなと思います。

私は今のところ、お気に入りのキャラが綺麗に生成できれば嬉しー!という状態です。

ただ、とにかく学習に時間がかかるので、作るキャラを絞らなくてはならないのが悩みですかね。

画像生成AIでイラストを描くということ

そんな感じで、私にとって画像生成AIはイラストを描いているという感じではなく、希望に近いものを出してくれるように頑張るという感じです。
そういう感覚の人は多いんじゃないかなと勝手に思っています。

そのあたり、またnote書きたいなと思っています。

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