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ねじれの『張りあう』感覚とは

目次
・ねじれとは
・ねじれは『張りあう』
・『張りあう』のは瞬間的
・『張りあう』はこんなところにも
・『張りあう』はエネルギーの源


ねじれとは

ねじれとは、名越式体癖論の中の7種体癖・8種体癖のことをいいます。

身体をねじって力を出したり溜めたりする運動傾向から、この二つの体癖をねじれと呼びます。

7種はねじれの奇数・陽タイプ。
骨太・筋肉質な体格で、上半身をねじって力を出すのが特徴。目力が強く、情に熱くパワフルな人たち。

8種はねじれの偶数・隠タイプ。
7種同様しっかりとした体格に丸みをプラスした体付きで、下半身をねじって耐える。優しい印象を与える人たちです。


ねじれは『張りあう』

そんなねじれを語る上で、最も欠かせない感覚の一つが、
『張りあう』という感覚です。

7種体癖は、とにかく何でも他者と張りあって勝とうとします。
競争はもちろん絶対に勝ちたいし一番になりたい。
その上、よくよく考えれば張り合う必要のなさそうなところでも張りあいます。例えば、誰が一番早く食べるか、誰が一番遅くまで起きていられるかなど。
(『鬼滅の刃』の伊之助と炭治郎が日常的な会話を交わすシーンが私は好きなのですが、そこで伊之助は炭治郎と何でもかんでも競おうとしますよね、あの感覚です!)

8種体癖も、一見わかりづらいですがちゃんと張りあっています。
7種体癖が勝とうとするのに対し、8種体癖は張りあって負けまいとします。
例えば、外部からいつ攻撃を受けても持ち堪えられるよう、守りを固めるためにひたすら努力し続けます。負けないための我慢強さが随一です。


『張りあう』のは瞬間的

ここでねじれを理解する上でわかっていただきたいのは、ねじれは、決して相手が憎いとか嫌いだとかで張りあっているのではないということです。

身体が勝手に張りあっているのです。

ねじれの『張りあう』感覚は、本人たちにも無意識に起こり、その速度は瞬間的です。

『張りあう』感覚は、瞬間で起こり、気づいた時には、すでに張りあいが発動し終わっていた‥という状態です。

張りあう感覚は瞬間的で抗えないものなのです。


『張りあう』はこんなところにも

せっかくなので、もう少しねじれの体感的な話をしましょう。

例えば、8種のまわりに『どうしようもなく困っている人』(←これキーワード!)がいた場合、瞬時にそれに気づき何かできることはないかと身体が、思考が、動き出している。
相手から支援を必要とされれば尚のこと、俄然パワーが出るのです。

しかし、この時にも実はこの『張りあう』が発動していることもだんだん自分で感覚してきました。『どうしようもなく困っている人』の手助けをし、下支えするときは、誰にも負けない状態であるということも行動の意味合いの一つといえるでしょう。


『張りあう』はエネルギーの源

なぜそんなに『張りあう』のか。。
他の体癖から見たら、なぜそんなことで競おうとするのだろうとか、なぜそんなに耐え続けるのだろうか、と思うかもしれません。
しかし、それをせざるを得ないというのが、ねじれの感覚です。

そして、この『張りあう』感覚を使って、
7種は困難な場面で勇敢に先頭に立ち、グングンと突き進んでいき、
8種は献身的に他者を下支えしスーパーサブとして貢献し、
全体のために力を発揮する。

『張りあう』感覚は、ねじれらしさを発揮するためのエネルギーの源なのです。

このように、各体癖が、体の癖に合った貢献を他者に対して行いあうことで、幸せの輪が広がっていくのではないでしょうか。
そんな気持ちでこれからも少しづつ体癖論の楽しさを伝えていきたいと思います。


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