緑単ヴェロキボアロスのすゝめ
こんばんワラシベイベー。アイアント109です。
今回は自身初のレート1700を達成したデッキ
【緑単ヴェロキボアロス】の紹介をします。
構築の出発点
25弾実装から数日が経過し環境トップが【天門】【ヘルボロフ】【UKパンク】と言われ出した頃とあるカードに目を付けました。
それが《霊騎ラグマール》です。
このカードを《ボアロパゴス》で使い回すことで環境トップに対してコントロール的に立ち回ることができる、それだけでなく【レッドゾーン】などの大型クリーチャーで殴ってくるデッキに対しても戦えると考え構築を組み始めました。
《ボアロパゴス》を使うということでこの時点で使うデッキは【サソリス】もしくは【イメン】に絞られます。
両者の中で【イメン】は《サイレントスパーク》のスタン落ちが痛いこととデッキ全体があまり《ラグマール》と噛み合っていないと感じたため【サソリス】を組むことにしました。
こうして初期リストが完成しました。この時の考えでは《レジル=エウル=ブッカ》を立てることでデッキを回していくつもりでした。
そして意気揚々と試運転のためにシティバトルでこのデッキを戦わせてみると…
よっっっっっっっっっわい!
死ぬほど弱かったです。盤面制限があるから《レジル=エウル=ブッカ》を立ててもあんまり回らないし《アラゴト・ムスビ》がNDにはいないから使い回しもあんまりできないし何よりも
《ボアロパゴス》が全然建たない。
《ミランダ》が1枚も入ってないためスムーズな《ボアロパゴス》の建設をすることができず、《ラグマール》+《ボアロパゴス》の組み合わせから構築を組み始めたのにそもそもが破綻してしまいました。
構築の改善
そもそも《ボアロパゴス》を建てられないという根本的なことを解決するために《ミランダ》を投入。
また、試運転の中で《ジャーベル》は信頼できると感じたため増量。《進化の化身》《闘匠メサイヤ》《獣軍隊ランボンバー》はメインの動きに絡まないのに枠を使いすぎているため解雇。
また、《ラグマール》に除去を依存していると【天門】や【サザン】の《不滅槍パーフェクト》が重そうと感じたためバトルで破壊ができる《獣軍隊ゴアラ》を採用しました。
そうして満足のいくリストが完成し、レート1500から一度も枚数を変更することなくレート1700を達成することができました。
採用カード解説
メインデッキ
《トレジャーマップ》4枚
自然文明にのみ許された最強の初動。どんなタイミングで引いても強く、緑単というデッキの根幹を支えているカードです。当然の4枚。
《霞み妖精ジャスミン》4枚
唯一の2コスト初動。
その他の2コスト初動には《ムーンナイフ》と《ナムアウェイキ》があるが、前者は手札消費が激しすぎる、後者は殴るリスクがありデッキの方向性と噛み合っていないため初動は《ジャスミン》のみとしています。
また、このデッキの《ジャスミン》は初動だけでなく、盤面を埋めることなく《ボアロパゴス》の効果を起動できる神のカードであり、さらに《ボアロパゴス》とマナ武装を達成している《猛攻の面》が盤面にある状況ではプレイするとマナに引っ込んだ《ジャスミン》をもう一度出すことで2コストで使用可能マナが4マナ増えるという魔法のカードに変身します。
このデッキは油断すると一瞬で盤面が埋まってしまうため、盤面を埋めることなくアクションができる《ジャスミン》はゲーム終盤でもなるべく手札に抱えておきたい重要パーツです。
《天真妖精オチャッピィ》3枚
3コス初動兼ビート対策兼《ボアロパゴス》を絡めた実質墓地蘇生の役割を持つカードです。
《トレジャーマップ》もしくは《ジャスミン》をプレイできていなければブーストができないため能動的に動きづらいカードですが、【レッドゾーン】などの高速ビート対面にS・バックを発動できるかどうかで勝率に大きな差が出るためゲームに絡めやすいように3枚採用としています。
また、このデッキの《ボアロパゴス》龍解は最速4ターンですが、そのターンの返しにS・バックに成功すると先攻5ターン目に《ヴェロキボアロス》が完成します。
《ボアロパゴス》が建っている状況でS・バックをするとマナからクリーチャーを出せる受けギミックもありますが、そもそも盤面が狭すぎて受けとして機能することはかなり稀です。
《青銅の面 ナム=ダエッド》3枚
3コス初動のカードです。
こちらは《オチャッピィ》と違い多くの役割を持っているわけではないですが、パワーが3000であるため《猛攻の面》の効果でダブルブレイカーになれることが強みです。
また、ガードマンはたまに相手が忘れて引っかかってくれることがある他、【UKパンク】対面では《カツドン》の自爆特攻をガードすることでドロンゴーを阻止することができます。
初動は《ジャーベル》スタートでも間に合うことが多いこと、《オチャッピィ》か《ナムダエッド》のどちらかを1枚プレイできれば良いため1枚減らして3枚としています。
《雪精 ジャーベル》4枚
革命編らしく【サソリス】に革命を起こしたカード(革命軍じゃないけど)。
クリーチャーを場に出しながら次のクリーチャーを持ってくるというまさに【サソリス】に欲しい要素を持っており、パワーも3000あるためサーチして仕事が終わるわけではなく《猛攻の面》が出た後の殴り手としても大活躍します。
従来の【殴リス】と呼ばれる【サソリス】ではマナカーブが噛み合わないため多少評価が低くなりがちですが、このデッキでは3ターン目に《ジャーベル》からスタートしても全然良い!と言いながら使います。
特に【ヘルボロフ】対面ではブーストを優先するとハンデスで手札を枯らされて負けパターンに突入してしまうため、《ジャーベル》でリソースを繋ぐ意識が重要です。
《霊騎ラグマール》2枚
コンセプトカードです。
《ボアロパゴス》を建てた状態でこのカードを使い回すことで相手の盤面をコントロールし、なるべく安全な状況を作った上でフィニッシュするのがこのデッキの理想の動きとなっています。
デッキのコンセプトではありますが、《ジャーベル》や《トレジャーマップ》で探しに行ける点、マナに落ちさえすれば試合に関与してくれるためブーストで落ちても良いことを考え2枚としています。
《獣軍隊ゴアラ》2枚
小回りの効く除去カードです。
序盤に相手の《コッコルア》等のカードを除去するために使ったり、中盤に盤面で優位に戦うために使ったり、フィニッシュする時にパワー+3000を活かして《猛攻の面》を絡めて打点を増やすなどデッキのメインの動きには絡まないですが試合のどこでも腐らない優秀なクリーチャーです。
《ラグマール》と違いバトルによる除去を行うため、除去できる範囲が盤面の最も高パワーのクリーチャー+3000までと限られていますが、狙ったクリーチャーを破壊できる、《パーフェクト》を装備したドラグナーを破壊できる等《ラグマール》にはできないことができるため状況によっては《ラグマール》よりも優先してプレイすることもあります。
ただし盤面を埋めてしまうため使い終わった後は仕事ができないのが弱点でもあります。
《次元流の豪力》3枚
《ボアロアックス》を龍解させるためのコストを11コスト分用意してくれる神のカードです。
基本的に3コスのクリーチャー、《サソリス》、《ミランダ》、《ジオ・ザ・マン》の3656盤面で龍解を狙うのがメインプランとなっています。
このデッキでは出せるサイキックは《ユリア・マティーナ》《勝利のプリンプリン》《ジオ・ザ・マン》の3種類ですがほとんどの場合で《ジオ・ザ・マン》を出します。
【モルトNEXT】や【レッドゾーン】対面など受ける展開の時は《ユリア・マティーナ》を出すことが多いです。
地味にサイキックを出す効果は強制なためうっかり盤面を埋めてしまうミスをしやすいです。本当に盤面を埋めてまでヴェロキボアロスを作る必要があるかを見極めましょう。
本当は4枚入れたいカードですがサーチが多いこと、NDで使えるサイキックが弱いこと、そして枠がキツかったので泣く泣く3枚です。
《龍覇マリニャン》2枚
主に《レジル=エウル=ブッカ》を盤面に立てるためのカードです。
また、《レッドゥル》を使うことでこのデッキでは数少ない即座に走れるカードとなるためヤケクソリーサルを狙うときなどにも活躍します。
イメージとしては《ミランダ》と《大神秘イダ》を足して2で割ったカードであり、コスト稼ぎとしても打点としても両者より優れているわけではないですが、どちらの役割も最低限こなすことができます。
このカードは《ミランダ》とは違いドラグハートを出す効果は任意であるため5コストのバニラクリーチャーとしても使うことができ、《ヴェロキボアロス》龍解のためにコストがあと少し足りないという時に役立ってくれます。
弱くはないですが《サソリス》や《ミランダ》を引けなかった時のサブという役割が強いため2枚採用となっています。
《豪勇者「猛攻の面」》4枚
シンプルに最強のカードです。
書いてあることが全て強く、このカードが《ボアロパゴス》で0コストで出てくるんだから弱いわけがありません。
進化クリーチャーであるため《ジャスミン》と同じく手札から召喚した時に盤面の数が増えない点も強く、《ヴェロキボアロス》の効果で《ワルドブラッキオ》を出したいのに盤面が埋まってしまうということ防げます。
(《ヴェロキボアロス》攻撃時に《ワルドブラッキオ》を出すことはできるが、《ヴェロキボアロス》後殴りの方が圧倒的に強いためなるべく《猛攻の面》から殴りたい)。
雑に使っても強いですが、このデッキではマナ武装を維持することを意識しながら使います。やはり自軍のパワーを2倍にし打点を増やす1つ目の効果に目が行きがちですが、マナ武装5の「自分のクリーチャーが破壊されるとき代わりにマナゾーンに置く」効果、これシンプルにイカれてます。盤面全てをリソースに変換できるという凄すぎる効果であり、マナゾーンのリソースを盤面に出力する《ボアロパゴス》と組み合わせることで無尽蔵のリソースと展開を生み出すことができます。
というか《ボアロパゴス》とか関係なく単体でイカれているため【ヘルボロフ】対面などのハンデスを駆使してくるデッキに対してはこいつで雑に突っ込んで破壊されてもマナが増えることで一生トップ《サソリス》待ちができるなどただただおかしなカードです。なんなら《サソリス》を引けなかった試合ですら強引に勝ち試合にしてしまうことすらあります。
このデッキは基本的に殴らず溜めを重視しているデッキですが、溜めた先の爆発力も溜められなかった時の勝ち筋も全てこのカードに依存しているため4枚から減らすことはよっぽどのことが無い限りあり得ません。
《古龍遺跡エウル=ブッカ》4枚
このデッキ唯一のS・トリガーであり、受けの要です。
最大2面除去ができるためこのカードを踏ませることができればターンが返ってくることは多いです。
そして何よりもこのカードの強い点が「手打ちでも強い」という点です。
《ボアロパゴス》を建てた後ならば0コストで様々なクリーチャーを出せるためこのカードを使う余裕があります。
そして【天門】や【ヘルボロフ】【UKパンク】これら全てに対して手打ちしていきたい場面があります。
初手に来たこのカードは埋めることが多いですが、試合の中盤以降では《ジオ・ザ・マン》で積極的に拾って打つことも多いです。
手打ちもトリガーも強い、当然の4確です。
《龍覇サソリス》4枚
《ボアロアックス》を装備できるドラグナーの中で最もコストが軽いカードです。
正直それ以上でもそれ以下でもなく、《ボアロアックス》の強さに全てを依存しているカードと言っても差し支えないです。
このカードが複数枚手札に来た場合は1枚マナに埋めてしまいがちですが、マナに落ちたこのカードは《ボアロパゴス》の効果で出すことができないのでリソースが減っているという見方もできます。
たまーに《ボアロパゴス》を2枚建てることもあるためマナに埋めて良いのかはよく考えましょう。
《ボアロアックス》を出せないとお話にならない試合がほとんどのため当然の4枚採用です。
《界王類絶対目ワルド・ブラッキオ》
《ヴェロキボアロス》から投げつけるフィニッシャーです。
なんだかんだ刺さる対面は多く、特に【UKパンク】に対してはこいつを投げつけるとトリガーをケアしながら殴れるためできるだけ投げたいカードです。
たまに11マナ貯めて手札から出します。
あくまでできるだけ安全に勝つためのフィニッシャーであり、ゲームに絡まないならそれはそれでプレイでなんとかなるため運が良ければ出せる程度の1枚採用としています。
超次元ゾーン
《龍魂教会ホワイティ》1枚
《マリニャン》から出せますが、盤面を埋めてしまうのが弱いため基本的にはお守り程度のカードです。
一応《ボアロパゴス》はドラグハートのコストも加算してくれるため出した後も3コスト相当の働きをしてくれているという考え方もできます。
《龍魂城閣レッドゥル》1枚
《マリニャン》から出してSAにすることで打点が低い《イダ》として序盤から殴ることができます。
こちらも《ホワイティ》同様盤面を埋めてしまうためあまり出しませんが、相手がノートリと確信できる場合や見えてるトリガー的に貫通できそうだと思った際に急なリーサルを作ることができます。
《時空の踊り子マティーニ》/《舞姫の覚醒者ユリア・マティーナ》1枚
表面の《マティーニ》は出すことができないので飾りです。
裏面の《マティーナ》はこのデッキ唯一のブロッカーであるため、守る展開で重宝します。特に【レッドゾーン】対面ではパワーの低さのおかげで逆に《レッドゾーン》の破壊効果を逃れやすく相手の要求値を上げることができます。
《猛攻の面》のパワー上昇効果は自然文明ではないこのクリーチャーには付与されないため殴る際には注意が必要です。
《勝利のプリンプリン》1枚
《ミランダ》から出して相手の攻撃を止めて時間を稼いだり、攻める際に《猛攻の面》でも超えられないデカいブロッカーを止めるために使ったりします。
能力は文句無しですが、コストが5であるためこのデッキの理想的な《ボアロパゴス》龍解盤面である3656を作るために出すことができず、《ボアロパゴス》が建った後は盤面が常に狭く出すスペースが無いため出番はかなり少ないです。
《神秘の集う遺跡エウル=ブッカ》/《遺跡類神秘目レジル=エウル=ブッカ》1枚
《マリニャン》から出すドラグハートです。
主に《サソリス》が引けなかった際にコスト軽減を活かした展開補助、1枚から2面広がっていることを活かした打点として活躍します。
全てのクリーチャーのコストを2軽減するため1コストになった《ジャーベル》から4コストになった《サソリス》を探しに行くことでスムーズに3656盤面を作ることができます。
《ボアロパゴス》と《レジル=エウル=ブッカ》が揃うとあり得ない展開を理論上生み出せますが、残念ながら盤面が一瞬で埋まってしまうためあんまりやりません。
《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》1枚
《ミランダ》から出すサイキックはほとんどの場合このカードになります。
《ボアロパゴス》を建てた後はマナゾーンのクリーチャーは勝手に出てくるため一見マナゾーンから回収する効果はあまり使わないように見えますが、実はほぼ毎ターンと言っても良いくらいに使います。
《エウル=ブッカ》を回収して相手の盤面を除去できるようにする、《ジャスミン》を回収して山札を掘る、《猛攻の面》を回収して柔軟に動く、《ラグマール》を回収して2回除去を飛ばせるようにするなど、とにかく次のターンの動きを作るという大事な役割を果たしてくれます。
特に《猛攻の面》と《ボアロパゴス》が揃っている状態では《ジャスミン》が最終的にマナゾーンに戻るためその《ジャスミン》を回収してマナを増やしていくという動きはあまりにも安定しているので積極的に行いたいです。
最終的に殴る際にも《猛攻の面》効果でパワー8000となるため環境の主要なブロッカーである《シールドレイユ》や《ゲンセトライセ》を超えるパワーラインとなるのも強いです。
《四つ牙》がNDで使えたとしてもこのカードを優先して出すだろうなと思うくらいには強いです。
《邪帝斧ボアロアックス》/《邪帝遺跡ボアロパゴス》/《我臥牙ヴェロキボアロス》2枚
使用しているプレイヤーの欲望を叶えてくれる神のカードです。
デッキ名を【緑単ヴェロキボアロス】としているようにこのデッキの最終的な着地点は《ヴェロキボアロス》に龍解させることです。
しかし、当たり前ですが実際の試合では《ボアロパゴス》のままで勝つことの方が多いです。とにかく《ボアロパゴス》を建てることを意識して序盤は動きます。基本的には3656盤面で《ボアロパゴス》に龍解、336756盤面で《ヴェロキボアロス》に龍解します。
《ボアロパゴス》を建てられたなら後は状況に応じて《ラグマール》で相手クリーチャーの除去、《ジャスミン》のブーストによる山札の圧縮、《猛攻の面》による爆発的な打点など適切なプレイをするだけです。
ただし基本的に《ボアロパゴス》に龍解した時点で5面、《ヴェロキボアロス》に龍解したらその時点で6面埋まっているためなるべく盤面を埋めずに進行するというプレイングが大切です。盤面を埋めてしまうとマナから何も出せずただ《猛攻の面》で殴りにいくしかなくなる(それでも結構強いが)ため盤面は埋めないようにしましょう。
《ボアロパゴス》さえ建てられたなら盤面勝負では早々負けないため、限られた盤面で相手の盤面に対処するために《ラグマール》や《ジャスミン》等の盤面を埋めずにプレイできるクリーチャーや《エウル=ブッカ》をキープするなどの手札のキープの仕方も意識する必要があります。
例え盤面の対処をされてしまってもマナ武装を達成している《猛攻の面》さえあればある程度のリソースはマナに帰ってきているはずなので《ボアロパゴス》の効果で再展開して《ヴェロキボアロス》龍解を目指します。
《ヴェロキボアロス》が完成したならば後は相手の盾が何枚あろうと基本的には貫通できるため、ケアするべきトリガーをケアしながら詰めていきます。
基本的に1枚あれば十分なカードですが、《ボアロパゴス》を2枚建てられた時の強さは尋常ではなく常に盤面に14コスト分あるため《ヴェロキボアロス》への龍解も格段にしやすくなります。NDはサイキックが弱く《ボアロアックス》の2枚目より強いカードが他に無いと判断したため2枚採用となっています。
不採用&採用候補カード解説
《成長の面ナム=アウェイキ》《幻緑の双月》
2コスト初動となるカード達ですが、どちらのカードもビートとしての色が強く、本質的にはコントロールである(と考えてる)このデッキとは噛み合わないため不採用としています。
特に《ナム=アウェイキ》はカードとしては強いですがデッキと噛み合っていません。
また、このデッキは何度も書いている通り《ボアロパゴス》龍解を目指すデッキであり、その際の盤面は3656となっています。《ヴェロキボアロス》龍解の場合では336756盤面になります。
2コストのクリーチャーでは龍解に貢献できず盤面に残る意義が薄いので根本的にデッキと噛み合ってないと言えるでしょう。
《初恋妖精サエポヨ》
この《サエポヨ》は採用候補カードです。
このデッキの場合サーチ先は《マリニャン》、《サソリス》、《ワルドブラッキオ》の3種類となっており特に《サソリス》を安定して持ってくることができるのは評価できます。
しかし《トレジャーマップ》と《ジャーベル》の合計8枚体制で少しサーチ過多である点と盤面での圧力が少し足りない点を加味して不採用としています。
《進化の化身》+《闘匠メサイヤ》
ミステリートーテムパッケージです。《進化の化身》のサーチ先は《猛攻の面》と《メサイヤ》の2択。
《進化の化身》は実は打点としてめちゃくちゃ強いのですが、このデッキに欲しいのは打点じゃないので評価を下げています。
《メサイヤ》は《進化の化身》前提カードですが、《ワルドブラッキオ》と違い呪文トリガーも全てケアできるという強みがあります。
ただし《進化の化身》が盾落ちした瞬間使えなくなる、フィニッシュにしか使わない組み合わせに2枠も使う、序盤に来た《メサイヤ》が絶妙に邪魔など様々な点を考慮して今回は《ワルドブラッキオ》を優先させています。
《大神秘イダ》
打点にしかならないカードなので役割が薄く不採用としています。マナ進化もマナの消費が激しく、《猛攻の面》のマナ武装を常に維持したいこのデッキと相性が悪いです。
《高飛車姫プリン》
採用候補です。【サインシューゲイザー】などのカウンターが得意な対面や盤面に干渉する手段が少ない対面に刺さるカードですが、そのような対面が環境に少ないと感じたため不採用としています。環境の変化によって必要となるカードだと思います。
《獣軍隊ランボンバー》
誰?と思った人ももしかしたらいるかもしれませんが大真面目に採用候補カードです。
このカードは貴重な能動的に盤面を開けられるカードかつ引っ込む先がマナゾーンであるため使い回したいクリーチャーの上に進化することで1ターンのタイムラグはあるものの効果を使い回すことができます。
このカードのおかげでデッキパワーが上昇するということはないと思いますが、採用することで柔軟に動ける場面が増えることは考えられるカードです。
各対面ごとのプレイ
基本的なプレイ方針
まず対面に関わらず3656盤面による《ボアロパゴス》龍解を基本的には目指します。
そして《ボアロパゴス》効果によりマナゾーンの5コスト以下のクリーチャーが手札からクリーチャーを召喚するたびに使えるようになるため、《ラグマール》を使い回し相手の盤面をコントロールすることを目標としています。
VS【天門】五分
キーカード 《ラグマール》《ゴアラ》《エウル=ブッカ》
とりあえず《ボアロパゴス》を建てます。生半可な打点で殴っても盾からカウンターされるだけなので基本的には相手のリソースを枯らしてから超打点で殴ることで勝つことをゴールとしています。
意識することは《ヘブンズヘブン》と《パーフェクト》を絶対に龍解させないこと。どちらも龍解された時点でこちらからのトリガーが通用しなくなるため龍解された時点でほぼ負けとなります。
そのために《ラグマール》と《エウル=ブッカ》による除去でとにかく相手のブロッカー軍団をマナに押し込みます。ただし《ラグマール》による除去を繰り返していると相手も《パーフェクト》を《ロージア》に装備させてくるためその《パーフェクト》に対処するために《ゴアラ》をキープしておくことが大切です。
また、《ワルドブラッキオ》を出すことに成功すれば《シールドレイユ》のシールド化効果などを無効化できるためかなり貫通しますが、唯一《ヴァルハラグランデ》のマナ武装による敗北回避効果は防ぐことができないため、なるべく盤面での圧をかけて相手の手札から《ヴァルハラグランデ》を引っ張り出す意識が必要です。《ヴァルハラグランデ》は《ドラゴンズサイン》からは出せず《ヘブンズゲート》からしか出ないため、《ジャスティスプラン》等で見えたカードを常に把握しながら1番安全そうなタイミングを見極めるのが大切です。
上に書いた通り基本的に相手のリソースを枯らすことで安全な状況を作ることを目標としているため、《ジャスティスプラン》連打などでリソースをとにかく太くされると除去が追いつかずカードパワーに押しつぶされてしまうこともあります。また《サソリス》が少し遅れるとそもそも《ボアロパゴス》龍解すらさせてもらえない場合があるので有利になることは無いですが、【天門】のゲームレンジは遅めでこちらへの妨害手段もあまり入っていないためこちらのやりたいことはさせてもらえることが多いです。なので五分としています。
VS【ヘルボロフ】五分〜微有利
キーカード 《ジャーベル》《猛攻の面》
とりあえず《ボアロパゴス》を建てることを目指します。ただし【ヘルボロフ】側もハンデスや盤面処理でこちらを妨害してくるため中々スムーズに《ボアロパゴス》が建つことはありません。
そこで重要となるのがこちらの手札を減らさない意識と《猛攻の面》によるビートプランです。《ジャーベル》は手札を減らすことなく盤面に展開できるクリーチャーのため積極的に出したいカードです。そして《猛攻の面》は破壊された盤面を全てマナゾーンにリソースとして返してくれるため出すだけで強いです。
《ボアロパゴス》が建てられるならそれに越したことはないですが、できそうにない場合は《猛攻の面》によるゴリ押しプランを取ります。序盤から盾を刻み、《猛攻の面》と横の《ジャーベル》で盾を割り切りこちらの手札と盤面を枯らされてもトップから何かを引くだけで勝てるという状況を作るプランです。
基本的に【ヘルボロフ】側の勝ち筋は《ドルバロムD》着地である(ヘルボロフ側は下手に盾を刻むと《サソリス》などを引かれて負ける可能性が高い)以上試合が終わるまでにはかなりの猶予があります。そして《猛攻の面》が対処されたということはマナゾーンに《猛攻の面》が帰ってきているかつマナが8マナ前後まで伸びています。なので上から《サソリス》本体や《ジャーベル》、《トレジャーマップ》のいずれかを引けばリーサルという状況を作りやすいです。
黒単側のブロッカーは基本的に《ホネンビー》と《ゲンセトライセ》であるため《猛攻の面》はかなり貫通します。唯一《クロノバギャラ》だけはパワーが9000あるため貫通しませんが入っててピン、不採用の場合もあるカードなのであまり警戒する必要はないです。
VS【UKパンク】微有利
キーカード《ラグマール》《ワルドブラッキオ》《サソリス》(2枚目)《ナム=ダエッド》
とりあえず《ボアロパゴス》を目指します。しかし、【UK】側はトンギヌスの槍があるため《ボアロパゴス》を除去する手段があります。そのためこちらも2枚目以降の《サソリス》を持っておかないと不利になってしまう場合があります。
この対面は《ラグマール》が何が何でも欲しいです。【UKパンク】側は《ロビー》や《ブータンPOP》で殴らないとリソースが稼げないため《ラグマール》で除去をしているだけで相手のリソースが枯れることが多いです。除去先がマナゾーンであるため、たとえ相手のマナが11マナまで伸びて《UKパンク》を召喚できるようになっても墓地のバリューが低くあまり強い動きができません。
そうしてエグザイルの除去をしながら試合を引き延ばし最終的に《ワルドブラッキオ》を投げることで《クロック》をケアしながら勝つことがゴールとなっています。
また、《ワルドブラッキオ》を投げるパターンだけでなく、バトルゾーンに《ブータンPOP》と《ロビー》がいる場合は《カツドン破》を踏んだとしても《ハリケーン》が飛んでこない限り試合を破壊されることは無いので《ブータン》の攻撃を《勝利のプリンプリン》で止めることで返しに負けないようにしながら殴るということもできます。
この際に《ナム=ダエッド》を召喚できていると、相手の《カツドン》の自爆特攻をガードマンでガードすることで《カツキング》へのドロンゴーを阻止し負けないようにすることができます。
こちらの除去手段が相手に刺さっている、相手の動き出し自体は遅く、《ボアロパゴス》を建てること自体はかなり安定してできることから微有利程度はあると考えています。
VS【レッドゾーン】五分
キーカード 《オチャッピィ》《ミランダ》《ユリアマティーナ》
相手がどの色の組み合わせでもあまり相性は変わらないです。
基本的に《レッドゾーン》に3点殴られるのは避けられないのでそこからいかにシールドを守りながら進行できるかどうかに勝敗がかかっています。
大体《レッドゾーン》が突っ込んでくるのは4ターン目が目安でありその時には《エウル=ブッカ》のマナ武装がを達成していることも多いため、《エウル=ブッカ》を踏ませることができればかなり有利に進めることができます。
踏ませられなかった場合でも、《オチャッピィ》のS・バックに成功すれば次のターンに《ボアロパゴス》を建てられることが多いため盾を守り切ることができればこちらのペースで進めることができます。
しかし、どちらも絡まなかった場合はそのまま押し切られてしまうこともあります。
【レッドゾーン】対面では基本的にトリガーケアをしているよう余裕は無いため対面の色のトリガーに合わせた殴り方をする必要があります。
基本的に赤単、赤黒は物量で押せば貫通します。
赤白は《スパーク》を踏んでも負けないような盤面作りを徹底。
赤青は《クロック》+侵略で負けないような盤面を作ります。
【レッドゾーン】は一撃の破壊力は大きいですが、継続的に打点を出す力と分割で盾を割る力はそこまで高く無いため盾さえ残っていれば意外とトリガーを踏んでも負けてないいことは多いです。
VS【モルト王】微有利
キーカード《猛攻の面》《ユリアマティーナ》
とりあえず《ボアロパゴス》を建てます。
最速《ガイムソウ》は普通に辛いのでされた場合のことを考えて《マティーナ》を立てておくと少し安全に展開できます。
また、マナ武装を達成した《バーニング銀河》であれば《ボアロパゴス》を壊せるため一見やりにくい要素が詰まってるように見えます。
しかし、【モルト王】のトリガーは《バーニング銀河》を除くとパワー参照の《天守閣龍王武陣》や革命0トリガーの《革命の鉄拳》であるため《猛攻の面》のパワー上昇効果で貫通しやすいです。
よって相手がこちらの《ボアロパゴス》に構ってる間に盤面を整えて殴れば勝ちという状況を作りやすく、盾から2枚《バーニング銀河》要求という状況を作りやすいです。
また、《モルト王》が突っ込んできたとしても《マティーナ》が立っていれば基本的に負けとはならず、《マティーナ》がいなくても盾から《エウル=ブッカ》を踏ませれば勝てることが多いです。
唐突な《ドラゴ大王》に詰まされないように除去は持っておくか出てくる前に決着をつけることを心がけましょう。
VS【白単サザン】五分〜微不利
キーカード《ゴアラ》《マリニャン》
一応《ボアロパゴス》を建てるのを目指します。
しかし、従来の【サソリス】より速度を落としている影響で速いターンでの打点を組みづらく、《コッコルア》などの軽減クリーチャーからの相手の《エバーラスト》着地に抗いがたいです。
《ゴアラ》であればこちらの盤面を強くしながら相手の盤面を処理できるため、なるべく引きたいカードです。
また、受けトリガーが《ドラゴンズサイン》だけというパターンが多く6打点が組めれば貫通するケースも多いため、《マリニャン》からの《レッドゥル》を狙いたいです。
VS【モルトNEXT】微有利
キーカード《ナム=ダエッド》《ユリアマティーナ》《エウル=ブッカ》
この対面は基本的に《ボアロパゴス》というよりも自分の顔面を守りつつ6打点を作ることが目標となります。
相手の《モルトNEXT》が着地する前にブロッカーを立てておくと基本的に即死はしないためできれば立てたいです。
《ナム=ダエッド》はブーストと《猛攻の面》後の打点を両立しているため引けていると嬉しいです。
相手の上振れに貫かれることもありますが、事故率もそこそこあること、6打点作るだけならかなり安定してできることから微有利としています。
VS【イメン=ブーゴ】微有利
キーカード《ワルドブラッキオ》
とりあえず《ボアロパゴス》を建てます。こちらの方が《ボアロパゴス》が建つターンが早いため、基本的にこちらに主導権があります。
殴りに行く際には相手の《デッドブラッキオ》が厄介なためできるだけ《ワルドブラッキオ》を絡めて殴りたいです。
《ワルドブラッキオ》を出すことができれば、スパークを踏んだとしても返しのターンに《キリュージルヴェス》の効果で走られることも無くなるため《吸い込む》+《ジャスミン》などを要求することができる上にそこからこちらは盾の《エウル=ブッカ》の勝負を仕掛けられます。
互いが互いに盤面処理をしたとしても再展開が容易なため先に仕掛けられるこちらの方が若干有利であると考えています。
VS【トリガーロージア】勝ち
キーカード《猛攻の面》《ワルドブラッキオ》
マッチした瞬間ほぼ勝ちを確信するレベルです。
相手からの妨害手段が無いためこちらはストレスフリーに《ボアロパゴス》と《ヴェロキボアロス》の龍解をすることができ、そのまま《ワルドブラッキオ》を投げれば勝てますし、《ワルドブラッキオ》が無くとも《猛攻の面》で《エンドレスヘブン》が無いうちにゴリ押すだけで勝てたりします。
書いている最中に《インフェルノサイン》がDP殿堂に指定されました。特に相性関係に影響は無いですが可哀想ですね。
終わりに
今回自分で作成したデッキで初のレート1700達成ということで嬉しくなって記事を書きました。
本当に楽しいデッキなのでこの記事を読んで触ってみる人が増えたら自分も嬉しいです。
また、今回このデッキを作る上でTCGの革命編時代の【サソリス】のリストを参考にしました。新しいデッキを考えている人は一度過去のデータを調べてみると新しい発見があるかもしれないです。
それでは。こんばんワラシベイベー
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