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【創作百合短編】藤崎さんと、宮前先輩

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ちいさくて賢い藤崎さんと、美人でマイペースな宮前先輩のほのぼの日常。
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#百合

第12話 モブの俺と、藤崎と(夏祭り後日談)

今回は、小休止的な感じで、藤崎さんに告白したモブの男子のお話です。 やさしい世界。 ===…

第11話 藤崎結と、夏祭り

「宮前先輩っ!何食べますか?」 キラキラした笑顔で、結ちゃんがそう私へ呼び掛ける。 いまこ…

第10話 藤崎結と、他の人

「宮前先輩っ、私、彼氏ができたんです」 「…へ?」 放課後に寄り道したファーストフード店…

第9話 藤崎結と、こじれる前に

この関係が、こじれる前に、離れる前に、私はきっと、結ちゃんと向き合わないといけないんだと…

第8話 結と宮前と、私

私は何を見せられているのだろうか。 期末テストも終わって無事夏休みに突入した7月下旬、私と…

第7話 宮前先輩と、特別な人

翌日の朝、目が覚めたら、何か温かくて柔らかいものに包まれていた。 夏なのにその温かさに嫌…

第3話 宮前先輩と、出会った日

その日の夜、お風呂上がりにドライヤーをかけていると葵ちゃんが「結の携帯鳴ってるよー。宮前から」と教えてくれた。 「うえっ、あっ、でもいまドライヤー……葵ちゃん、出て!!」 へーい、と言って葵ちゃんが代わりに出てくれる。 因みに葵ちゃんは今日もうちで夕飯を食べた後、うちの親の「明日どうせ休みだし、このまま泊まっちゃえば?」の一言でお泊まり予定だ。 泊まるの私の部屋なんだけど。 ドライヤー音の間から、葵ちゃんの話し声が微かに聴こえてくる。 「ごめんね、ありがとう、代わるー」

第1話 宮前先輩と、バス停前

宮前先輩が、コンビニの袋から取り出したアイスを半分に割り、「はい、どうぞ」と私に差し出し…