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他人ではなく昨日の自分に勝ち続けよう

 こんにちは、フリーイラストレーターの頼和 愛(よりわ あい)です。

 世の中色んな人がいます。自分よりも才能に溢れている人、豊かな人、上を見たらきりがないです。

 絵を描いていると、SNSを見ればプロ・アマ問わず本当に絵の上手い人がたくさんいます。

 それで落ち込んだことのある人もいると思います。あとは、そんなに絵が上手くないのにTwitterのRTやいいねが多くて嫉妬する、なんて話も特に二次創作界隈ではよく聞きます。

 私の場合、嫉妬や妬みはあまり分からないのですが、自分の無力感に落ち込むことは度々あります。こういう絵が描けるようになりたいのに、どうにも上手くいかないというもどかしさ。

 ただよくよく考えれば、才能やスキルというものは普通一朝一夕で身に付くものではないと気付くはずです。

 どんなに絵が素晴らしく上手い方でも、おぎゃーと生まれたその日に絵が描けたわけではないわけですし、絵の練習なくして絵が上手くなるわけがないのです。

 よく絵が上手くなるには1万時間が必要とよく言われます。

 これは

毎日5時間半ほど絵を描いても、

5年はかかる

という計算になります。これ結構きつい感じしますよね。

 私が絵を習いに行っている画家の先生は「絵を描き始めて7年くらい経った頃、ようやく描き方が分かってきた」と仰っていました。

 つまり絵が上手くなるにはそのくらいは普通にかかるもので、神絵師などと称される方はそれを乗り越えてきた方々なのです。

 簡単に得られたスキルではないわけです。

 継続は力なり、ということでしょう。

 イラストレーターさんの華々しい活躍の裏にはたゆまぬ努力があり、決して棚からぼたもち状態ではありません。

 焦燥感に駆られ落ち込むこともあった私ですが、こういった1万時間の法則や、画家の先生のお話を聞いてむしろ希望が芽生えました。

 自分に才能はないのかもしれないけど、逆に

 1万時間(7年くらい)やったら

 神絵師になれるってこと?!と。

 それに気付いてからワクワクが止まらず、毎日絵を描くのが楽しいです。

 好きなイラストレーターさんの絵を見ては

いつか私もこういう絵が描けるようになるんだ!

と思うとニヤニヤしてしまいます。

 大人になって絵描きを再開して一年半ほど経ちますが、自分の中で比較すれば一年半でもちゃんと上達しています。

 人と比較せず、昨日の自分と比較するとより楽しいです。

 戦うのは他人ではないです。

 昨日の自分に勝つ

ことが重要だなと最近思います。

 勿論自分だけ見ていては進歩がないので、自分より上手い人にも向き合わなければなりません。

 ただ比較ではなく自分よりも上手い人は良いお手本だと思って、

その人の技を吸収すれば良いのです。

 自分よりも優れているものは全て自分の栄養素だと思うと良いと思います。

 例えば自分よりも絵が上手くないと感じる人でも、もしSNSで自分より反応が良かったりするのなら何か自分が持ち合わせない魅力があるのです。

 テーマが良い、見せ方が上手い、投稿時間、季節、フォロワーさんとの関係性などなど……。

 必ず何かしら盗める技があると思います。

 上手い人の絵を見て、落ち込んだり妬む暇があったらどんどんスキルを吸収した方が建設的ですよね。それらはきっと自分の血となり肉となるはずです。

 昨日よりレベルアップした自分になりましょう!

 私も引き続き頑張ります!



 

 

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