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日本の内視鏡技術が世界トップクラスだからこそ実現できる、日本発のAI医療技術でグローバルスタンダードへの挑戦

 こんにちは、AIメディカルサービス(以下AIM)の採用広報チームです。

 今回は、弊社のグローバル展開について海外事業責任者のインタビューを紹介させて頂きます。AIMのグローバル展開について知りたい方はぜひご覧下さい!

日本のプロダクトが社会的にも必要とされる可能性が高い

まず海外事業開発のミッションについて教えて下さい

 「世界の患者を救う」という会社のミッション実現に向けて、日本以外の国へアプローチして、事業を創造し開発をしていくことです。

 フェーズ1として、世界各国の有名医療機関を巻き込んでプロジェクトを立ち上げています。以降のフェーズは事業戦略上の関係で詳細をお話しできませんが、最終的にはその国の癌撲滅、およびエコシステムを構築し、そこからビジネスを創り出すことになります。

 実は、消化管内視鏡の分野においては、日本が世界の最先端を進んでいて世界と比較して医療技術のレベルに差があります。それに加えて、日本にはAIプロダクト開発にとって大変重要な「教師用データ」となりうる早期癌のデータが、健康診断制度が進んでいるおかげで良質かつ大量に存在しているため開発上の優位性が非常に高いのです。
 私たちは、そのような優位性を武器に世界の市場へ展開しようとしています。

 世界において、およそ年間1000万人くらいのかたが癌で亡くなっていますので、世界のあらゆる国で我々のようなAIプロダクトに対するニーズがあるのですが、我々としてはまずは米国の市場を中心に展開を考えています。
 ビジネスの視点で考えると医療機器の40%以上が米国市場という状況ですし、医療AIで先端を行っているイスラエルや中国のスタートアップの多くもまず米国を目指していますので。

どのような仕事をしているのでしょうか

 消化管は、大きく分けて上部消化管と下部消化管に分かれます。その中でAIMは癌の発見難易度が高い上部消化管の内視鏡AIをまず上市する戦略を取っています。

 また、我々の開発したAIを現地のニーズに合わせながら事業化する業務を推進しています。具体的には、先にプレスリリース(※)されたスタンフォード大学医学部などの海外リーディング医療機関との共同研究推進、海外消化管学会への積極投資と参加、海外投資家向けピッチ登壇などを行っていたり、論文やマーケティングコンテンツの作成をサポートしています。
 ※プレスリリース内容はこちら

事業進捗はどのような状況でしょうか

 例えば、シンガポールでは拠点を設けて、アジア最高峰のシンガポール国立大学とパートナーシップを結んで世界的にも希少な臨床研究をはじめています。

 その他アジア圏では、ベトナム、タイ、香港、韓国などの名だたる医療機関と共同研究を進めています。

 ヨーロッパでは、フランスで2番目に古いリヨン大学の系列病院と共同研究を進めています。そして、内視鏡AIの生みの親と言われているイタリアのヒューマニタスという大学病院とも共同研究を進めています。

 アメリカでは、数十規模の病院との提携が進んでおり、世界最高峰のスタンフォード大学医学部をはじめ、全米有数のキャンサーセンターとの共同研究も始まる予定です。

 この一年は、アメリカやヨーロッパの学会へ積極的に参加していますが、AIMは注目度の高さからゴールドスポンサー並の待遇を受けて参加させて頂いています。

 このように、世界中を巻き込みながら順調に事業が進捗しています。

長い目線でビジネスをしていく必要がある

海外展開における課題は何でしょうか?

 一番は各国の規制内容の違いになります。一つ一つ丁寧に規制を理解しながら規制当局と交渉していくことになるので、とても労力と時間がかかります。

 一方で、時間をかければ解決できる見通しもあるので、長い目線でビジネスをしていく必要があります。

 また、日本は内視鏡医療で世界トップクラスの技術があることから、海外から日本の技術を学びたいというニーズがとても強く、日本の技術が今後世界のスタンダードになる可能性もあります。

海外での製品購買のポテンシャルはいかがでしょうか?

 商機のポイントは、医師の目の前の課題が解決できるか?もう一つは経済合理性があるのかと捉えています。

 まず一つ目の課題は、日本が先端を行っていることに加え、海外は訴訟文化もあり、リスクヘッジにもなり得るツールは前向きに捉えていただくことが多いので、ニーズを満たしていると考えています。

 二つ目の経済合理性については、今のところ私たちが想定しているプライスレンジでは医師の反応も概ね前向きであると捉えていて、確かな手応えを感じています。加えて米国でも保険収載は重要で、米国学会ともタッグを組みながら戦略構築も進めております。

販売の展開についてはどのように考えていますか? 

 まだ検討段階ではありますが、各国のTOPランキングの医療機関は直接販売を考えており、それ以外はセールスレップを活用しながらの展開を想定しています。

 ただ、まだ構想の段階で、これから変わる可能性もありますし、大手企業とパートナーシップを結んで展開することもあると思いますので、今はまだなんとも言えません。

日本が先行している内視鏡という領域において、海外の見本となる

海外展開は順調に見えますがネガティブな側面はありませんか?

 一番は、上市して販売に至るまでに3-4年は当たり前にかかるということです。そういう時間軸によって、働く方々は不安に思ったり、未来を信じられなくなるというタイミングはあるはずなので、いかに前向きに捉え、地道に進めていけるかどうかは、社員一人一人に求められるメンタリティであると思います。

海外現地での採用も考えているとのことですが

 アメリカとシンガポールでは事業化が進んでいるので採用を進めるフェーズになっています。既にアメリカでは2名のスタッフを雇っており、今後も医療AIに知見があり、ネットワークのあるメンバーを増やしていこうと考えています。

 現状はまだコアメンバーを集めている段階なので、リファラルが多いですが、事業に共感いただける方には直接応募いただくのもウェルカムな状況です。

海外採用で求める要素はなんですか

 医療AIに興味があり、英語の論文を読むことが苦ではないこと。そして、現地の医師と対等にコミュニケーションが取れることが大事です。

 もちろん、当社のビジョンに共感いただき、プロフェッショナルとして自走できることも必要です。

最後に応募を検討している方へのメッセージをお願いします。

 大きく二つあります。一つ目は日本発でグローバルで成功しているスタートアップは個人的にはないと思っていて、それを実践できるフィールドが当社にはあること。

 二つ目は、日本が先行している内視鏡という領域において、海外の見本となり「世界の患者を救う」につながるサービスに携わることができる稀有な機会が得られるということ。

 これらのことが、今AIMで働くべき理由となると思いますので、少しでも心を動かされた方には応募を検討していただきたいです。

編集後記

 海外事業責任者の𠮷田さんにインタビューをさせてもらいながら感じたことは、多くの苦労がありながら飄々と話ができているのは、AIMが展開するサービスの意義はもちろん、世界に与えるインパクトを心の底から信じているからこそなのではないかと思いました。

 それはある意味で、かつて日本のメーカーが海外に展開していったように、日本製品がNo.1となれる領域に情熱を注いでいるようにも見えました。

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