見出し画像

“Give me books”

古き都の奈良っぽくない近代的でおしゃれなのに、木目調の雰囲気で落ち着く空間でした。


イベント開催の場所を聞いて教えてもらったのですが、最後に「少し寒いので暖かくてお楽しみください」と添えてくれました。なんという心遣いでしょう♡それだけで心があったかくなりました。

イベント会場です。今回で4回目。



入口は蔦屋書店の出店。
”Give me books”


いらない本を捨てるのも売るのも嫌だけど、絶対自分が手に取らない本や読まない本に出会える偶然をうむ場です。さらにこのラインナップもこの時にしか出会えない。

蔦屋書店さんは本を売っているのに、本を交換したら本が売れなくなるじゃないですか、とパラドックスな質問してみました。

「私どもは本を媒介にして、仕事をしてるので、本のファン作りの一環です」

あとの皆さんはプロ。書店や出版社の皆さんです。
お店の皆さんとの距離が近いのでとっても相談しやすかったです。


私は初めて、本を手に取る人々を観察しました。本を指差しながら嬉しそうな人がたくさんいて、売る方も買う方もみんな目がキラキラしてました!本好きな人は、シャイな人が多い印象がありましたが、その通りなんですね。でも一度口を開けば、笑顔でめっちゃ話してくれるじゃないですか。

私は、本を読むのがなかなか遅くて進まないくて、そんなに本は読めないのでこのイベントとは縁が遠いのかなと思いましたが、ところがどっこい、「私らしい本との関わり方」というすてきな気づきがありました。

本を読むのが好きな人と話すのが好きなんだ、ということがわかりました。たくさんの知識を持った人が本を読んでその人のフィルターを通して出てくる言葉を聞くのが好きなんだなぁと。そして無意識のうちに、それがシェア図書館のリサーチの動機となっているんですね。

本を読む代わりに私はこのイベントレポートを書いて、読んだ人がこのイベントに来てくれて、本のファンが増えたら、よい循環になるのかな、と思いました。

2冊、連れて帰りたい本を見つけて買いました。
何度も簡単に読めるイラスト本と会いたいと思っている著者のサイン本です。

タガログ語のキリグという日本語にはないこの言葉が刺さりました


「あふれでたのは やさしさだった 奈良少年刑務所 絵本と詩の教室」寮 美千子さんのサイン入り


子どもが遊べるコーナーがあるのは、本当に嬉しい!



次回は11月に同じイベントが行われるそうです。
今度こそ、本を持っていって、交換してみようと思います。

本日の奈良の空は飛行機雲だらけでした♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?