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OpenAIとAzureOpenAIの違い

AI研究部のベスです。
今回はタイトル通り、ややこしい呼び名のこの二つについてご説明します。
何が違うのか?
ざっくり理解していきましょう。

ChatGPTがよくわからない方は下記記事もすぐ読めるのでチェックしてみてください^^



OpenAIとAzureOpenAIってなに?

そもそもこの二つ、全くの別物です。
それぞれひも解いていくと、
「OpenAI」は社名
「AzureOpenAI」はMicrosoftのサービス名となります。

また、
「ChatGPT」は個人向けサービス、
「AzureOpenAI」は法人向けサービス
と考えると分かりやすいと思います。


では、それぞれについて簡単に説明します。

1. OpenAI

ChatGPTを作る会社のことです。
文章生成の ”GPT” や画像生成の ”DALL-E(ダリ)” のような
生成AIを開発しています。
ChatGPTは普通の人やプログラマーがOpenAIのウェブサイトを通じて
これらのAIを個人で使えるようにしています。
文章を書いたり、絵を描いたりするのを手伝ってくれるAIです。
ただし、入れた情報は機械学習に利用します(AIが情報を覚えていく)。

2. Azure OpenAI

対してこちらはマイクロソフトが提供しているサービスのことで、OpenAIの技術を使っていますが、マイクロソフトのクラウド(インターネット上の大きなコンピューター群)の中で動いています。
法人が安全に、そして大きな規模で生成AIを使うことができます。

強いセキュリティのクラウドの中で扱うので、会社の機密情報などが機械学習に利用されずに法人利用ができるということです。

まとめると、
 OpenAIはChatGPTを作る会社、
 Azure OpenAIはクラウド上でChatGPTが使えるサービス。
 ChatGPTは個人や小さな開発者向けのAIサービスで、
 Microsoftはそれを企業レベルのニーズに応える設計にしたサービスを提供
という違いです。

Azure(アジュール)とは?

Microsoftが提供するクラウドサービスのことです。
インターネット経由で様々なコンピューティングリソース(データ処理のための要素)やサービスを利用できるプラットフォームで、
企業や個人は自分たちのコンピューターやサーバーを直接管理する必要なく、アプリケーションの運用、データの保存、処理などが行えます。

使用するリソースに応じて料金を支払うため、大規模な初期投資をせずに済むというメリットもあるのがこの「Azure」です。

要は、Microsoftのクラウド上で使うChatGPTがAzureOpenAIなんですね。

まとめ

OpenAI、AzureOpenAI
私も最初は混乱しましたがひも解くと実は全く違うものでした。
社内で利用する場合は安全に利用できるよう、
ChatGPTとAzureOpenAIを使い分けてみるのがよいかもしれません。


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つづく

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