二十四節氣七十二候 立春次候 【黄鶯睍睆】
二十四節氣▶︎立春・次候
七十二候・第二候▶︎黄鶯睍睆
こうおうけんかんす●鶯が初音が聞こえる
2023年2月9日〜13日
ここで言う黄鶯:スズメ目コウライウグイス科の鳥とのこと。中国や朝鮮半島で見られ、日本でいうところのウグイス(スズメ目ウグイス科ウグイス属)とは違う種類のようです。
なぜ鶯なのに黄が使われているのかというのもこれが理由で、このコウライウグイス科のほうは体色が黄色がかっているから。
『そういうものか』と見流してしまうと気がつかないことってたくさんあるんだなあと、暦に触れていると実感します。
現在日本で使われているのは度重なる編纂を経たもの。ずっと同じではありませんでした↓
●宣明暦(862~1684年) :蟄虫始振(ちっちゅうはじめてふるう)
●貞享暦(1685~1753年):梅花乃芳(うめのはなかんばし)
●宝暦暦(1754年~):黄鳥睍睆 → 後に黄鶯睍睆と変化
梅花乃芳(うめのはなかんばし)は、まさに今という感がありますが、サロンがある伊豆は早咲きの桜と梅がほとんど同時なのではないでしょうか。
切れるような寒風の日に潤してくれた蝋梅はもうそろそろ終わりだそうですが、痛いような風の中で良い香りがふわりと漂うと、春を目指して頑張りなさいと励まされるような気がします^^
嬉しいことにサロン(従来)からは鶯の声がよく聞こえます。新サロンはどうかな?楽しみです♪
伊豆に来たばかりの頃に驚いたのは、7月ごろまであの美しい声が聞けること。練習する声も可愛くて、本当に長らく楽しませてもらっています。
用心深くて有名で、なかなか姿を見ることはできませんが、注意深く観察していると時々、囀る姿を見せてもらえることがあります。小さいからだを全身震わせて発するあの独特の囀りの姿は胸を打つものがあり、一度見たら忘れることができないほど印象深いものです。
『透明な栄養』をテーマに有形無形の造形活動をしています。ホリスティック~全体観~という捉え方を活動の基盤にしています。この捉え方は、いのちの息苦しさが紐解かれたり、改善される可能性をかんじます。noteでは日々の思考研究も兼ねて、この考えをもとに書いたものをシェアしています。