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イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話〈「欸冬華(ふきのはなさく)」〉

2021年1月20日~2月3日

二十四節季 第24番 大雪

暦の上で、寒さのピークとされている頃です

2021年1月20日~24日

七十二候第70候 大雪 初候 「欸冬華(ふきのはなさく)」

フキは多年草で雌雄異株。根茎は短く、茎は地上には伸びず、地中で地下茎となり横に長く這って伸びて増殖します。

地下茎が地表に剥き出しになると光合成のため緑色に変色するため、このため、ワサビと間違われやすいのですが、地下茎は有毒のため要注意と言われています。

花期は早春の3 - 5月頃、葉が地表に出ないうちに花茎(花穂)が伸び出し、これを「蕗の薹」(フキノトウ)と呼んでいます。

と、いうことは、実際より二カ月ほど早い表現ということですが、こうなった理由はまだわかりません。30~80センチほどまで伸びて綿毛をつけたりもしますから、そうなる前の顏出し始める頃が今ということなのかもしれませんが、ここは調査中です。


上手に食べて季節の変わり目の助けと助けとされていた

フキは、山菜の一種で灰汁が強く、肝毒性が強いペタシテニン(Petasitenine、別名フキノトキシン)などのピロリジジンアルカロイドが含まれているとのこと。

下茹でして灰汁抜きをする必要があるのはこのためです。

食材としての旬は春(3 - 6月)とされ、冬から春の体へ体調を整える野菜とされています。

ですが、灰汁が強い食べ物は、体質的に難しい場合もあるので、合わないなというときは無理をしないほうが無難でしょう。

存在や営みを感じる、ということでも十分養生になることもあるのです。

フキとフキノトウでは栄養価も違うそうで、フキはそれほど栄養があるわけではありませんが、豊富な食物繊維を評価されています。

フキノトウはビタミンB群、ビタミンC・E・Kや、カリウム、鉄、亜鉛などのミネラルに富むとのことで、体内でビタミンAのもとになるカロテンも含み、食物繊維も多いのが特徴とのことでした。

すごいパワフルですね。


薬草としての役割も担っていた

乾燥したフキノトウまたは葉は、民間療法で咳止め、去痰、解熱、健胃、食欲増進に、特殊な方法で服用されていたということでした]。

また、生の茎葉のしぼり汁には魚の中毒の解毒効果があるといわれ、虫刺されに汁をつけるとよいとされていたのだそうです。

とはいえ、一般の者は、軽い気持ちで導入することは避けたほうが良いというようですね。


20210125

☆今回はとても忙しく候が終わってからの着手となりました。

大寒の名の通り、全国的に厳しい寒さ、寒波到来で注意を呼びかけられています。昨晩24日は、都内でも積雪への注意が呼びかけられました。

大きな被害が出ないことを祈ります。




『透明な栄養』をテーマに有形無形の造形活動をしています。ホリスティック~全体観~という捉え方を活動の基盤にしています。この捉え方は、いのちの息苦しさが紐解かれたり、改善される可能性をかんじます。noteでは日々の思考研究も兼ねて、この考えをもとに書いたものをシェアしています。