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七十二候第72 鶏始乳

二十四節気大寒末候
七十二候第72 
2023年1/30-2/3鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)鶏が卵を産み始める

二十四年七十二候を一年を通して追いながら、季節を観じてみる試みを行なったのは2020年のこと。
この1番ラストのフィナーレの頃には仕事も忙しく、税務申告の準備にもおわれ、ここだけ書けないでいました。

2年越しに思いが叶って嬉しいです。

今年は書けなくならないように、少し早めに着手。今は1月14日、明々後日から土用に入ります。

この3日ほどは久しぶりの雨天。
今期の水仙の丘は良い仕上がりで、優しく芳しく、何度通っても感激です。
ちょうど今、盛りを過ぎつつあるころ。

どうぞこの雨が慈雨となって、もう少し楽しませて下さいといのるばかりです。

この鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)の頃は、伊豆は寒さ厳しい中にも春の最初の足音が感じられる頃。
すでにもう河津桜も咲き始め、2月のおまつりの代表、河津さくらまつりの会場では、みんなの気持ちがワクワクと盛り上がってきています。

もし旧暦で暦を読むなら、今年は2月20日が立春。確かにこの頃なら、春の訪れを随分と感じられそうです。

明治時代に欧米諸国についていくために導入した現在のカレンダー・グレゴリオ暦、日本の旧暦、そして二十四節気七十二候。

こういった暦と実際の季節を照らし合わせて、自分がイマどこにいるのか観じてみることは、意外なほど様々な気付きや恩恵をもたらしてくれました。

3つの暦や表すもの、雑節や由来、様々な要素が日々の中に織り込まれ、私たちの生活は鮮やかに輝いていくのです。
自分を振り返り、忙しいとは心を亡くすと書きますが、まさにこれを忘れたときが「忙しい」、閉じた状態になるのだなと実感しました。

日々取り組んでいくと、段々と感化やインスピレーションが研ぎ澄まされていくように感じます。
これからも楽しみに、暦の窓から世界を眺めてみたいと思います。

『透明な栄養』をテーマに有形無形の造形活動をしています。ホリスティック~全体観~という捉え方を活動の基盤にしています。この捉え方は、いのちの息苦しさが紐解かれたり、改善される可能性をかんじます。noteでは日々の思考研究も兼ねて、この考えをもとに書いたものをシェアしています。