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アーリーリタイヤは正しかったのか?

僕は就職氷河期と言われる中、何となく将来安泰だからという理由と親を安心させるため教員採用試験を受け公務員となりました。

しかし、40歳を過ぎた頃転機が訪れます。

祖母の死。

昨日まで元気だった人間が突然亡くなったのです。他人事ではなく自分の死も強烈に意識するようになった瞬間です。

俺の人生はこれで良かったのか?

残りの人生どれくらいある?

もう気付けば人生の半分を消化してしまっているじゃないか。

仕事に不満があるわけでもなく、人間関係も問題ない。しかし妙にしっくりこない。

退職を決意しました。

社会人20年目の区切りで、自由を手に入れたのです。

自由を手にした最初のうちは毎日が楽しくて仕方がなかった。

好きなだけ寝て、美味しいものを食べに行って、時には旅行に行ったり、スポーツクラブで汗を流したり、趣味で配信したり充実した日々を送っていました。

ところがこういう生活にも飽きてきています。

いざ自由を手にしてしまうと今度はその自由との戦い方がわからず途方に暮れてるんです。

このまま無為な生活を続けてもそれほど楽しい人生になるとは思えません。

人間は目指すものや、やるべき事がないと廃人になってしまう。

日々の生活から達成感も得られないので自己肯定感も落ちてるような気がします。

「人生の目的」とは何ぞや?

好きなものを買って浪費して物欲を満たす。一時的に心は満たされても必ず虚無がやってきます。

それより世の中に何かを生み出したり、人に何かを提供したりする方が充実感は得やすいような気がします。

人間は社会との関りを完全に絶った状態で充実感を得続けるのは難しいようにできているのですね。

少しでも人から感謝されるのは嬉しいもので、「ごち」と言われるこの言葉に快感を覚えたのはそういう事だったのか。

自分の人生を充実させるもの。これだと思える人生の目標を探して、いつか自由との戦いに勝利したいと思います。







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