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【接写】今年最後かオオスカシバの羽化

仕事の合間に外に出た時、
オオスカシバの成虫がいた。

死んでると思ったら、生きていた。

オオスカシバは蛾の仲間で
透き通る大きな翅をもつことから、

大透翅(オオスカシバ)

僕はここ数年、昆虫に大きく心を奪われている。

理由はさまざま、養老孟司が昆虫採取にどはまりしている姿をテレビで見たり、
戸川純の歌をよく聴くようになったりetc…

中でも蛾、さらにスズメガの類には目がない、
美しい毛並みを纏った比較的ずんぐりとした胴
それに比べて足は極端に華奢
そして戦闘機を思わせる流線型の翅
こんなヘンテコな、人間には似つかない
見た目なのに何故か
いつも生命力を感じてしまう。

以下、オオスカシバの接写

オオスカシバの翅は本来透明だが、鱗粉がついていることからおそらく生まれたてかもと思い、
植樹帯の方へ運ぼうとすると手の方へ昇ってくる

蛾には似つかわしくない、この色並み、
特に胴体の縞模様は天敵に蜂と誤認させる仕組みがあるそう「ベイツ型擬態」ともいう。

このなりでとんでもない速さで飛ぶから、
多くの人がオオスカシバをハチと誤認しているのかもしれない

これは全くの余談だが、
昔、職場の動物好きの女性にすごい可愛い虫がいるとこの虫の写真を見せたことがある

もちろんひと刹那に「キモっ」と一蹴された
しかしその後職場で冷遇することもなく、僕と口をきいてくれる彼女は親切な人である

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