【伝え方が9割】もっと感情を伝えようと思った話

私は新卒からずっと営業をしているのですが、社会人3年目になってようやく言葉の伝え方って大事なんだなと思い始めました。

そこで、「伝え方が9割」という本を読んで言葉の伝え方について勉強してみたので、学んだことと感想をまとめます。

私がこの本を読んでまずは1つ実践しようと思ったのは、意識して自分の感情、感覚を素直に伝えていくことでした。


それでは、本を読んで学んだことをまとめます。

この本では主に2つのことについて書いています。

お願いの仕方と、印象に残る言葉作り方です。


■お願いの仕方について

私のような営業だと社内に動いてもらう、またはお客さんに動いてもらうためにお願いをする場面があります。(営業に限らずかもですが)

そういった時に、より動いてもらいやすくなるお願いの仕方を7つの切り口で紹介していました。


特に印象に残っているのは、相手の好きなことに言葉を置き換える、相手が嫌いなことを回避するように言葉を置き換える方法です。


相手が好きなことに置き換える例として挙がっていたのが、ハンバーガーショップでの一言でした。

例)著者がある日手軽に何か食べたかったときに、ハンバーガーショップに寄った。
ただ、注文してみると思ったよりハンバーガーが提供されるまでに時間がかかりそうなので、違う店に行こうかと思った。しかし、店員さんの「できたてを用意しますので、4分お待ちいただけますか?」という案内で思いとどまった。

私は待ち時間が好きではない方なのですが、確かにおいしいものを食べるための待ち時間だと思えばより気持ちよく待てるなと感じ、相手の好きなことに置き換えてお願いする有効性が理解出来ました。



相手の嫌いなこと回避では、痴漢を減らすためのポスターの例が挙がっていました。

例)ある地域では痴漢が頻発していたので、「痴漢に注意」というポスターを貼っていたのですが、抑止効果がほとんどなかった。ただ、「住民のみなさまのご協力でチカンを逮捕できました。ありがとうございます。」という言葉に変えたところ、痴漢被害がなくなった。


最初の痴漢に注意という文言では、住民の人が警戒はしても、痴漢にとってはあまり意味がない言葉です。

ただ、逮捕できましたという言葉を見ると、痴漢にとって避けたい結末をイメージさせることが出来ます。

好きなことに置き換える方法よりイメージが湧きづらかったのですが、相手の嫌いなことを突いてお願いする方法もあるんだなと勉強になりました。


■印象に残る言葉の作り方について

今は個人がSNSを使って情報発信するようになっており、私も何かしら発信しようと思ってnoteを書いています。

そういう人にも役立つ、人の印象に残る言葉の作り方が本では紹介されていました。

まず人の印象に残る言葉(文中では強いコトバと表現されている)とはどんなものでしょうか。


例えば、「記録に残る選手」と
「記憶より、記録に残る選手」を比べてどちらの方がいいと感じますか?

後者の方が印象に残る感じがしないでしょうか?

「記憶より、記録に残る選手」のように感情を動かすエネルギーのある言葉が、人の印象に残る強いコトバだと著者は定義しています。


それでは、どうやって人の印象に残る言葉を作るのか。

著者がコピーライターとしていくつも名言を見る中で見つけた、名言を作り出す法則を5つ紹介しています。


「あ、小林製薬」
「そうだ、京都行こう」

上記の例のように驚きワードを付け足す方法(サプライズ法)も感心したのですが、私がまず実際してみようと思ったのが赤裸々法です。

「くちびるが震えている あなたが好き」
というように、自分の素直な感覚を言葉にするのが赤裸々法です。

ポイントは体の反応に注目することで、上記の例では好きな人といるとどうなるのかに着目しています。

普段あまり素直な感覚であったり感情を言葉にする方ではないのですが、赤裸々に言葉を伝えた方が人にはグッとくるんだろうなあと思いました。

印象に残る言葉が作れるというのも大事だと思いますが、何より言葉に温かみが出ることで相手にも安心感であったり親近感を与えられて日常的に有効なのではと思っています。


なので、色々実践していきたいことはあるのですが、まずは意識して自分の感情、感覚を素直に伝えていこうと思います。

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