声を挙げる

こんにちはこんばんはahirunです。普段ハースストーンというゲームで情報発信やイベントなどをやっています。(参考:BeerBrick.com

さて、今回は”声を挙げる”というテーマで駄文を書こうと思います。

事の始まり

先日、こんなツイートをしました。

訳:日本に住んでるから(フォロワー5万人いるのに)ハースストーンのインフルエンサーになれないんだけど

何でこんなツイートをしたのかと言うと、ハースストーン英語公式がインフルエンサーやストリーマーなどのコミュニティに貢献しているプレイヤー向けのプログラムを公開したものの、日本が対象外となっていたからです。

自分のフォロワーが多いことを利用した、公式に対するちょっとした皮肉です。

このプログラムで公式に認められたプレイヤーは、新コンテンツへの早期アクセス権やプレゼント企画等に利用できるゲーム内アイテム、また、個人的にグッズを貰うことができます。

ただ、自分がこれらのアイテム欲しさに苦言を呈したわけではありません。日本を含むアジア地域をしれっと外しておきながら、「”全て”のコミュニティメンバーへのサポートプログラムです!!」と宣伝するBlizzardへ“問題提起”をしたかったのです。

このプログラムが発表され、日本が対象外となっていると知ったときに真っ先に思い浮かんだのは、配信や動画投稿などを積極的に行っている自分以外の日本のプレイヤーでした。

日本のハースストーンシーンは、競技面やTwitchの視聴者面で世界のそれと比べてもかなり高い位置にいます。

それらの誰もが客観的に判断出来る数字や実績が出ているのに、公式からインセンティブを受けられないとしたら、コミュニティ活動をしている人のモチベーションが下がらないでしょうか。

また、コミュニティのために協力しようという新しい仲間がこのプログラムを発見し、「日本は対象外」という事実を知った時にどう思うでしょうか。

勿論、このプログラムだけでモチベーションを失って辞める人がいるとは考えておらず、これらのインセンティブが無くても続ける方、始める方は多いと思っています。

とは言え、何も言わずにそのまま受け入れていいのでしょうか。

別件での出来事

話は変わりますが、ハースストーンのプレイ中、頻繁にネットワーク切断が発生する現象が日本で起こっていた時期がありました。

この現象が発生していた期間は長く、2年ほど続いたはずです。

この記事を読んでいる方の中には、その現象をよく覚えている方もいるでしょう。知らない方も、ネットワークを介した対戦ゲームをプレイした事があれば、なんとなく想像できると思います。ゲームから切断されて負ける現象が、毎日複数回当たり前のように発生していたのです。

この問題に関しては、実は問題が発生していた初期の頃から日本のBlizzardの方にちょくちょくコミュニティの様子や切断状況などを共有し、本部に報告してもらっていました。

日本の担当の方はかなり熱心に対応を迫ってくれていたのですが、結局1年以上状況は改善せず、切断問題は長い間続いていました。

自分は直接やりとりしていたこともあって、SNS上では静観していたのですが、丁度この頃「サイトも運営してツイートもして、大会やトークイベントなんかもやってるけど、“自分にしか出来ない事”はあるだろうか?」と、ほんわか考えていて、その考えが「開発陣や多くの有名プレイヤーにフォローされている自分だからこその影響力で、切断問題を解決出来ないか」になり、下記のツイートに繋がりました。

意訳:5カ月前に切断問題に対処するって言ったけど、それから何も音沙汰ないよね。本気で対応する気あるの?

何でキレ気味だったのは覚えてませんが、無性に腹が立っていたことだけなんとなく記憶にあります。

兎に角、このツイートが功を奏したのか、開発チームの解決時期がたまたま重なったのかは分かりませんが、このツイートの直後から状況が改善し始め、その後2ヶ月程度で、切断問題はほとんど見られなくなりました。

一応、開発メンバーから直接DMが来て、使っている回線や時間帯などのヒアリング、対応状況の説明などを受けたことから、何かしらの影響は与えられたと思っています。


話をコミュニティプログラムの件に戻します。

わざわざ自分が発言する必要は無く、コミュニティプログラムも、もしかしたら日本版の提供が遅れているだけかもしれませんし、そもそも法律や予算(≒日本の売り上げ)の問題で出来ないのかもしれません。

でも、何かの見落としや考え方の違いで日本向けのサービスが行われていないのだとしたら、誰かがそれを指摘しない限りサービスは提供されません。

少し前に、南アメリカのプレイヤー達が「公式イベントに呼ばれるのはいつも北アメリカとヨーロッパだ」と声を挙げていたのですが、それが実ってか最近の公式イベントに呼ばれるようになりました。

実際、今回のコミュニティプログラムの件でも開発メンバーからDMで状況説明をもらい、“何かしらのアクション”を引き出せました。

声を挙げることを強要しているわけではなく、様々な意見・思いがあることは理解しています。ただ、もし私の考えに共感してくれる人がいたのなら、@playhearthstone 宛に英語で直接自分の意見を伝えたり、公式フォーラムに書き込んで下さい。(この件に関わらず)

私のツイートをRTしたり、いいねしても効果はあると思います。その数字はコミュニティの意見として、確実に開発陣の目にとまります。

ハースストーンは、皆の声でより良いゲームに変えられるはずです。


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