【レポ】カニノケンカ終代世杯：本戦

どうもレクルムです。
いよいよカニノケンカ最終大会 終代世杯が始まりました。本記事では本戦トーナメントを軽く振り返っていきたいと思います。

本戦トーナメントについて

概要

本戦会場としてYoutube「深海のささら」さんのチャンネルで開催しました。進行および解説は「深海のささら」「レクルム」「一譲こっとにょ」の３名でお送りしています。
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本戦組み合わせ

本戦トーナメントの組み合わせは以下になります。

試合レポ

各試合を軽く振り返ってみます。ラウンドごとのあらすじを書くつもりだったのですが、文字数がとんでもないことになりざっとした要点にまとめました。詳細はアーカイブで熱き戦いを確認して頂ければと思います。

１回戦第１試合：サクラクロニクル vs マキゾノ

サクラクロニクルさんの代名詞ともいえるシオマネキｘグレートハンマー構成に対し、マキゾノさんはガザミｘＷヘビーソードで対抗。前方でヘビーソードを交差させる堅牢さの前に、リーチ・火力面で不利となるサクラクロニクルさんは苦しい展開に。一方的な展開にすらなり得る構成対面だったが、体勢を崩した相手へのハンマーの突き出しで連ダウンを与えるなど、グレートハンマーの強みを存分に活かして３試合目までもつれ込んだ。最後までシオマネキらしからぬ耐久力を魅せつけたが、リーチ有利と冷静な立ち回りでアドバンテージを活かしマキゾノさんが勝利を収めた。

１回戦第２試合：ただのカニちゃん vs ふろあつめ

ジェットで相手の背後をとる動きで確実にダメージを出すふろあつめさんがダメージ先行。カニちゃんさんはカウンター気味にノダチでダメージを返す展開。予選で一度も使われなかった不人気武器ノダチだが、ベニイワガニの旋回でふろあつめさんのジェットの軌道に合わせる形でダメージをとっていく。お互いに相手の状況を見たハイパーやバーストの判断も的確で、試合巧者さを魅せた試合。試合はふろあつめさんが制したが、カニちゃんさんもノダチの真価をいかんなく見せてくれた。カタナ１本でいいじゃんって言ってごめんなさい。

１回戦第３試合：AOKAZE vs ニック

本戦抽選でどよめきが起こったビッグカード。
AOKAZEさんのシャコWヘビーソードに対し、ニックさんはタラバガニのクサリガマxブーメランといった対面。ダメージレースはAOKAZEさんが終始有利をとっていたが、ニックさんは前進によるタラバガッツ耐久で耐えつつ、ブーメランで反撃を狙っていく。３試合３Rのフルセットまでもつれ込んだ勝負を制したのはAOKAZEさん。ニックさん側もあと１秒、１％早くハイパーが溜まれば、、という試合がいくつもあったり、ラグによる挙動で被ダメージを背負うなどの不運もあったが、クサリガマとブーメランの間に入る白刃でヘビーソードを落とすなど、試合展開はニックさんの構想通り。両者に試合を決する差はなく、運と海の荒ぶりが勝敗を分けた形だろう。今大会に限らず、カニノケンカ大会史上のベストバウトといえるのではないだろうか。

１回戦第４試合：レクルム vs FIN/カニイカ

負けました。
レクルムのカラッパに対し、FINさんはトライデントドリルのハナサキ→クリスマスアカガニという対面。第３試合まで進んだ勝負を制したのはFINさん、１プレー差のダメージ判定だったが最後まで冷静な立ち回りは圧巻の一言。ドリルの重さを使った耐久も素晴らしかった。３試合目１R海底では実況二人がひたすらマグロを連呼する謎の状態に。豊洲市場か。

主観的な反省
FINさんのハナサキは想定通りだったが、正直対策が間に合わなかった感。また第１試合、何なら先に実施していたAOKAZEさんｖｓニックさんの試合から海が荒れ気味だったので、投擲中心の戦いは控えたほうがよかった。（実際、荒れ挙動で武器が吹っ飛んだり、拾いなおした時の挙動でカラッパがエリア外に吹っ飛んだりした）
とはいえ、大会でやりたいことは全部やりきったかなと思う。個人的に２試合目２Ｒ終点で、ヘビソ捨てでダウン回避したのは良プレーだと思う。カラッパ使う人の参考にして頂ければ。

ここから入れる保険がありました。

２回戦第１試合：Chikuwa vs マキゾノ

第１試合はジェットヘビソのChikuwaさん対ガザミWヘビーソードのマキゾノさんという対面構成。攻撃型のChikuwaさんに対し高い防御力でダメージを出しつつ、スタミナ有利展開に持ち込むマキゾノさんだったが予選ブロックで猛威を振るったChikuwaさんのジェットコプターがここでも炸裂。１試合目を先制した。
２試合マキゾノさんはヤシガニのジェットトライデントに変更。高い防御力とフィジカルを活かし、ダメージレースよりエリア際の攻防や押し倒しからのKOを狙う。しかし選ばれたのは砂漠、プレイグラウンドといった広いステージに機動力で劣るマキゾノさんは苦しい展開に。ジェットの機動力を十二分に利用したChikuwaさんが準決勝進出。

２回戦第２試合：ふろあつめ vs ROZE

ふろあつめさんは伝家の宝刀ガザミJK、予選で多様な構成を採用したROZEさんが何を使うか注目されたが採用したのはなんと「ベニイワｘノダチ」「シオマネキｘグレートハンマー」という構成。
火力ではジェットカタナ有利かと思いきや、旋回での切っ先調整やステージ構造を活かしダメージ先行はノダチを携えるROZEさん。ふろあつめさんも流れるような軌道で辻斬りを決めていくが１試合目はROZEさんが制する。
２試合ROZEさんはマネキグレハン構成に、グレートハンマーを前に突き出して固定するスタイルでふろあつめさんはかなり攻めにくい展開に。グレートハンマーの振り間にカタナを刺してダメージを稼ぐも、グレートハンマーの執拗な体勢崩しを突破できずROZEさんが準決勝進出を決めた。
ちなみに最後こっとにょさんが「エリア外はあつめだったかー」とふろあつめさんの名前にもじった洒落をキメていた。見直し配信で気づきましたすいません。面白いと思いますよ、ええ。

２回戦第３試合：HMYR vs AOKAZE

１回戦同様シャコWヘビーソードを使うAOKAZEさんに対し、HMYRさんはこれに対するメタ構成をぶつける展開に。
１試合目HMYRさんの構成はタスマニアにヘビーソードｘクサリガマ。クサリガマでスタミナ圧力をかけつつ、展開次第でハサミによる白刃でヘビーソードを奪う展開。これに対し、AOKAZEさんは序盤にダメージ有利をとったのちにハイパーはヘビーソードのリカバリとしてカニレンキンを使用。このダメージ有利で最後まで押し切り１試合目AOKAZEさん勝利。
２試合目、一転してHMYRさんはベニイワWショットガンというガンナー構成に。近づかれる前にショットガンでヘビソを落としたいHMYRさんだったが、AOKAZEさんは背中を向いてヘビソを守りながら接近するクレバーさを魅せる。HMYRさんのショットガン捌きでよろけ、スタミナともに厳しい状況が続くが、ヘビソ２本をキープしたAOKAZEさんがUltimate Bridge Fromでの耐久を成功させ体勢を崩しながらも反撃に成功。AOKAZEさんが準決勝進出を決めた。

２回戦第４試合：FIN/カニイカ vs りょくかやさい

予選同様エンコウガニジェット軸のりょくかやさいさんに対し、FINさんはクサリガマでジェットを奪う展開。クサリガマでの圧力や白刃によるジェット強奪、ステージ外への投棄などFINさんの戦略プランは上手く決まったが、状況不利を覆したのは予選でも見られたりょくかやさいさんの白刃取り。カニコプター中のジェットを奪ったり、トライデントを奪ってダメージソースを確保するなど一気に劣勢を返し、りょくかやさいさんが準決勝進出。FINさんの戦略とそれを実現する技量は卓越したものだったが、りょくかやさいさんの技術がそれを凌駕した。

やさいさんのやさいさんをビル裏に捨てに行く図

準決勝第１試合：Chikuwa vs ROZE

お互い毎回構成変更を行う試合に。注目すべきは１試合目に新機軸となるモクズガニｘトンファーを採用したROZEさん。小さなモクズガニをトンファーで守りつつ、ブーメランで中距離からダメージを稼ぐという非常に技巧派構成。マッチを制したのはChikuwaさんだったがカタナのスタミナがかなり削られ、攻めにくい展開だった。
続く第２試合はお互いダメージを取り合う展開。相手のジェットレンキン阻止でジェット投棄するChikuwaさん、終盤のジェット投擲によるダウン取りなどお互いクレバーなプレイが光る。ギリギリの戦いを制したのはROZEさん。
３試合フルセットまでもつれ込む試合を決めたのは終盤ジェットを奪われたChikuwaさんのジェットレンキンのリカバリ。高い技量の両者は大会屈指の技巧戦を見せてくれた。

モクズ愛好家も驚く試合展開。ちなみにこの構成でささら賞受賞。

準決勝第２試合：AOKAZE vs りょくかやさい

第１試合ショットガンでスタミナ不利を受けるも正面から大ダメージを出しダメージ先行を展開するAOKAZEさん。りょくかやさいさんもエンチャントによる疑似コプターでダメージを返す、ダメージ拮抗する中でもショットガンをお互い当てるなど力と技の融合した試合を制したのはりょくかやさいさん。
第２、３試合もりょくかやさいさんのスタミナ削りに苦しい展開となるAOKAZEさんだが、ダウン直前まで体勢を崩すも逆立ちからヘビソの尖端でよろけをとる超技術を魅せる。りょくかやさいさんも猛攻をかけるも、架橋耐久からの反撃を与え、AOKAZEさんが逆転の決勝進出を決める。

決勝：Chikuwa vs AOKAZE

１試合目、ジェットランスでリーチ有利なChikuwaさんが序盤ダメージで有利をとるも、ヘビソのリーチ内に入ったAOKAZEさんが一気にダメージ返す。Chikuwaさんもランスを差し込んでいくが、堅い防御で試合をコントロールしたAOKAZEさんが１試合目を制す。
続く２試合目タスマニアに変更したChikuwaさん。白刃でシャコのヘビーソードを奪っていくが、ドリルを失うなどしてダメージは大幅にAOKAZEさん有利な展開に。Chikuwaさんも海底ではマグロを使って猛攻を仕掛けるが、パーセント差を押し切ってAOKAZEさんが優勝を決めた。

エリア外に出ながらもダメージ差を活かして耐久勝利。うーんクレバー

本戦トーナメント結果

終代世杯優勝を決めたのはAOKAZEさん。
シャコヘビソに対して、スタミナ削り武器や白刃など執拗に対策をされたが悉くこれを撃破。強い構成に甘んじない高い技術とのシナジーがこの結果に繋がったのだろう。

カニ