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子育てと仕事

■母が仕事をする上で一番悩むことは子育て(家庭)との両立ができるかどうか
■子どもと仕事、どちらにも後ろ髪を引かれる気持ちを持つことがある

「もっと子どもと一緒に居たいのに…。」
「仕事を早めに切り上げて残りを他の人にお願いして保育園、幼稚園に迎えに行くのは申し訳ない。」
「普段は子どもが帰ってくる頃に自分も帰宅しているけれど、家庭訪問週間などで子どもが早く帰ってくる日が続くと・・・。子どもの早帰りのたびに仕事を休めないし。」

など仕事をしている(パートでも正社員でも)母親が抱える悩みは多岐に渡ります。実際に私自身も家事に手が回らなくなったり、子どもと一緒にいる時間が減ったりしたので何だか後ろめたい気持ちで働くことが続きました。子どもが成長し、母親の手をそれほど必要なくなった今でもその気持ちが全部消えたわけではありません。
 1日24時間というのは結婚前や出産前と変わらないのに、そこに子育てが追加されます。分かっていたことだけれども、毎日想定外の事態がこれでもかというくらいに引き起こされます。

 子どもが1歳ならママもその子のママ1年生なはずなのにママはママのプロを要求されているような感じを持ちながら子どもと向き合う人もいます。
 最近は理想の母親像や他のママたちのキラキラ輝く姿がSNSやブログで情報として流れてくるものが多く、理想や他のママと自分を比べて「できない自分」に意識がクローズアップし悩みを深くする人たちも多いです。

 誰かに相談できたり愚痴を言えたりできれば良いのですが、プライベートなことでもあるので誰にも言えず一人で抱え込んでしまう人もいます。心配を掛けたくないが為に家族にもいや、家族だから胸の内を語れないママたちもいます。そんな時は誰でも良い、どこでも良い繋がることで救われることがあります。私の場合は友だちに愚痴を言い、母に電話をかけ愚痴を言い替えをしていました。なぜなら20年前は今ほどのネット社会ではなかったからです。

 今は検索すれば色々なことがすぐに分かります。答えを導き出すのは比較的簡単になりました。しかし、それで問題は解決するかも知れないですが心がスッキリしない時もあります。
 我儘な言い方ですが、「そうだね、そうなんだ、分かったよ」って言ってもらいながら聞いてもらえるだけで良いんです。喋っているのは問題を解決しようと思って喋っていないことが実は多くあります。よくやってしまうのですが、「それなら、こうしたらいいじゃん。」「え?なんでこうやってやらなかったの?」という提案型返答。何かを作り上げたり、解決するための会話ならそれで良いと私は思います。
 ただ、時としてそうではないおしゃべりがママたちの中にある事も知って頂けたらなぁと思います。そして、私はママたちのそんな居場所になりたいと思っています。

そう、子育ては想定外の連続なのです。

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