お笑いを見よう

私の趣味の1つにお笑い観覧がある。
お笑いと言っても、テレビに毎日出るような芸人はあまり詳しくない。私はNSC東京27期の芸人達(2024年5月現在で芸歴3年目)が好きでよく見ている。今日はそんな話を少々していこう。

初めて27期のライブを見たのは、彼らがまだ養成所にいる時の8月頃。そこに通っていた私の友人Tが、RUSHという養成所ライブが渋谷であるから見にきて欲しいと誘ってきた。その日は平日だったが、当時私は大学院に通っていてちょうど夏季休暇だったため、余裕で行くことができた。友人Tとはかれこれ20年くらいの付き合いになるが、彼は普段の生活からとても面白くて地元では”超”人気者。その世界に行くのならばきっとやってくれるだろうという期待もあり、私は喜んで行くことにした。

当時のフライヤーでRUSH#9を見た。

なのでRUSHは友人T目当てで見に行ったということになるが、正直に言うと個性豊かな彼らに魅了された。ネタを飛ばす人、淡々と漫才をしてスベった人、体全体を動かして表現する人、いろんな人がいたが、その誰もがギラギラした目をしていたように見えた。友人Tはガソリンスタンドの漫才でボケとして一生懸命にやっていて、確かに面白かったけど、それが霞むような個性に溢れたライブに感じた。合間のコーナーには友人Tは出ていなかったが、そこに呼ばれた人はMCに「どう?爪痕残せた?」と質問され、一生懸命にボケも交えながらも応えていた。会場はエネルギーに満ちていた。

こうして振り返ると今も頑張り続けている人が多くて感慨深い。

それからは私は養成所ライブがあるたびに、見に行くようになった。記憶が曖昧だが、大学院卒業までの数ヶ月で10回以上は見たような気がする。その年の養成所の首席を決める大ライブにも行き、友人Tが出場した第2部を見た。友人Tが決勝の部に勝ち進むと信じてチケットを購入したが、残念ながら結果は敗退だった。それはとても残念ではあったが、それでも何度も見た人が勝ち進んでいて、嬉しい気持ちにもなった。決勝の部も最後まで見たが、全員のネタが面白く、ハイレベルな争いに興奮した。

今は月1くらいの頻度でライブを見に行くが、彼らは日々成長しているように感じる。私のような素人が何言ってんだって思うかもしれないが、M-1グランプリ等の賞レースで勝ち進む人、YoutubeやTwitterでバズる人、何も成果をあげられなくて足掻いてる人、その誰もがエネルギーを持って前に進んでるように見えて、うまく言えないが私はそんな姿を見聞きして元気を頂いている。いつもありがとう。



NSC東京27期の健闘を祈る!!


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