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2023.2.12(日)蛙花景単独公演「閉鎖的叫奥劇」

2023.2.12(日)蛙花景単独公演
ナカノステレオ
「閉鎖的叫奥劇」(へいさてききょうおうげき)。
本当にありがとうございました。
当日を色々な想いを抱きながら迎え、
その先に見えるであろうものに
希望と不安を感じていました。
会場に到着して、リハを終えて、
緊張に包まれるかと思いきや、
この感情をなんて表せば良いのか
分からないくらい無でした。
今思うと心がキャパオーバーしていたのかも
しれません。
あっという間に開場時間が近づき、
外にはもうお待ち頂いてる方々の姿が
見えました。
開場後、控え室でお客様の声を聞きながら
開演まで集中。


あ、そう言えばナカノステレオさんの
控え室、アーティストの事を本当に
考えて下さってるのが分かる気配りが
散りばめられてました。
素敵でした。会場にも
背中を押して頂いてる気持ちになりました。
感謝です。
そして開演時間。
客席を見てここでようやく?
緊張の波が押し寄せてきました。
指先が氷の様に冷たくなって、思わず
皆様にお渡しする用のカイロを
開けてしまったほど。
ステージに上がり、一曲目「蛙(かわず)」。
蛙花景の一番最初のオリジナル曲。
最初の音を鳴らした瞬間に
決して大袈裟ではなく、会場が
一気に異世界になったような感覚で
直前まで色々考えてた進行や
MCが一気に吹っ飛び真っ白に
なりました。
でもそれが本当に良かった。
ライブの始まりから終わりまで、
ただただ自分自身と、
自分の生み出した作品と向き合いながら
歌うことが出来ました。
音楽を作る人間で無ければ、
詞(ことば)を歌う人間で無ければ、
ずっと自分の中で抱え込んで
生きていたであろう胸奥。
苦しみ達…と言っていいのかな。
そしてそれに共感して、
受け止めてくれる目の前の皆様。
もしかしたらあの日感じたかったモノは
一音を出した瞬間に完結してたんじゃないかと
振り返ってみて思います。
当日は幅広い年代の方にお越し頂いてたし、
初めて蛙花景のライブを見るという方も
いらっしゃったので、
一曲毎に曲の解説を挟んだり、
ちょっとふざけた話(?)を挟んでみたり、
単独公演だからこそ出来る進行を
させて頂きました。
途中のMCでもお伝えしましたが、
こういったライブでは定番化してしまっている
アンコールは無しで終わるつもりでした。
この日のラスト曲、「赤い手」を歌い終え、
最後のご挨拶をさせて貰った所で
サプライズのケーキとアンコール。
物凄く戸惑いましたが、
純粋に嬉しかったです。
ありがとうございました。
アンコールは本当に何も考えてなかったので
迷いましたが、1番シンプルで尚且つ
100%の蛙花景をお届け出来る方法として
ノーマイク、生声アカペラで一曲、
歌わせて頂きました。
初めての試みだったし、
正直不安もありました。
ただ、伝え方としてあれ以上
真っ直ぐな伝え方は無いと思うので、
個人的にはあの日の最後は
あれが正解だったと思っています。
最後は皆様からあたたかい拍手を頂き、
自分も皆様に感謝と敬意を込めた
拍手を贈り、無事、閉幕しました。
終始、和やかな場面もありつつも、
決してグダるわけではなく、
ピンとした緊張感は張り詰めたまま、
これこそ蛙花景と皆様で創り上げられる
世界観なんだと感じました。

本当にあっという間の単独公演でした。
以前もどこかでお話したことがありますが、
弾き語りは音がシンプルな分、
聴いている方が飽きやすいんじゃないかと
感じていて、自分なりに色々考えていても
未だに答えが出せておらず、
この日も2時間という時間を
苦痛に感じさせてしまうのではないか、と
不安でした。
でも終演後、沢山の嬉しいお言葉を頂き、
その不安は解消とは言えずとも、
拭う事が出来ました。
会場を後にされる皆様を
お見送りさせて頂く時に
もっとお一人お一人に感謝の気持ちを
お伝えしたかったのに
こういう時に限って言葉が出ず、
ただただ「ありがとう」としか
言えなかった自分が悔しいです。
ただ、その「ありがとう」は
色々な思いを込めた心からの感謝です。
どうかご理解頂けたら幸いです。
会場で同じ時間を共有して下さった方、
そこに姿は無くても応援して下さった方、
ナカノステレオ様、
会場で力を貸してくれた仲間達、
本当にありがとうございました。
1年5ヶ月弱の短い様で長くも感じた
色々考えさせられた休止期間でしたが、
改めまして蛙花景、活動再開致します。
来月からまだ多くは無いですが
ライブは決まっています。
是非そちらの方にもお時間があれば
足を運んで頂けたら幸いです。


そして年内にもう一度やります。
「閉鎖的叫奥劇―第2幕―」。
「周りとは違う景色」が見える方、
今後とも蛙花景を宜しくお願い致します。
共に生き延びて必ずまた逢いましょう。
心からの感謝を込めて。

☆裏話?
・月影(げつえい)でまさかの指が痙る事態。
指が固まってしまい、
実は演奏中、信じられないくらい
テンパってました。
・ライブに集中しすぎて
誕生日だという事をちょいちょい忘れる。
「おめでとう」と言って貰っても一瞬「?」と
固まっていたのはその為です。
・何気に誕生日にライブが出来たのは人生初でした!感謝!


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