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小さな器

高校の頃、吹奏楽部の部長をやっていた気がする。
どうしてどうやってなったかはちゃんと覚えてないけど立候補してみたんだったような気がする。
副部長はニャズだった。…よね?

うちの吹奏楽部は2年生が役職をやる(どこもそうだよね)ので、例に習って私も2年の頃にその立場になった。

部長の仕事って多分部活の日程決めたり部活日誌書いたり戸締りとかなんか諸々そんなような感じだったと思う。
緩めの部活だったし技術的な事をビシバシ言うような場面は多くなかったような気がする。

ただ、当時から小心者の私は先輩に対しては愚か同い年や年下にも強く発言する事が苦手だった。
立場的なものの空気感に任せて普段よりは多分言いたい事を伝えるように頑張ってたんだろうけど…

純粋に思うのは
指導者や管理者、責任者等のような人をまとめたり、上に立つような立場になれるような器じゃないなぁ…と

後輩のミスで顧問に怒られたの普通にしんどかった
日程決めた紙配布した時の空気感もしんどかったし
そもそも自分が50人程の同世代をまとめる立ち位置にいる事それ自体しんどかった…
なんで立候補した?

3年に上がってその役職から開放された後、就活の忙しさに身構え過ぎて退部した。
が、多分それだけじゃなくってその役職をしていた1年間が苦痛で部活動が嫌になったって気持ちも多分ある。
なんかすごく心が軽くなったのを覚えてるからね。

そんなこんなでちゃんと部長という絶妙に偉そうな立場をやり遂げられた自信もないので、当時の部員さん達に少しの気まずさがある。
(学科が違ったので元々距離感はあったような感じがする…)
人にもよるが多分街で見かけたらバレないように顔を背けると思う。

んで、今。
これがあってからか自分は一生涯指導者や管理者や責任者のようなドデカ器ポジションに自ら進んで行く事は出来ないな、と思う。
そもそもそんな選択肢ないと思うけどネ。
そんな立場になれる人、やれる人、本当に凄いです。

それから謎に大金を払って楽器(使わない)を買ったのはまた別の話…

以上、小さい器のモブ庶民のお話でした。

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