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娘と過ごす春の休暇

去年の4月に年少さんとして入園した娘。
私は2018年に仕事をやめてから、久しく土日休みというものを肌で感じる事が出来た。
曜日というものを意識せざるを得ない状況になると、すこし時間の流れがゆっくりに感じた。
休みへの安堵と同時に月曜日の憂鬱感を再認識した。
総合的に言えばとても充実した1年間だった気がする。

そして今まさに年度の境目、『春休み』を体験している。
朝早く起きなくてもいいとなると、こんなにも遅起きしてしまうのか…
いや、実際娘が入園する前もこんな生活だった。
ふとそんな事を考えた時に懐かしさを感じた。

園にいる間は離れ離れの私たち親子。入園前はこんな風に片時も離れる事なく一緒に居たんだと思い出す。
暑い日は外に出ること無く涼しい部屋でのんびりして
涼しい時はお散歩に行き、晴れた日は公園へ。
雪が降れば社宅の駐車場で雪を浴びる。
そのゆったりとした生活はすごくキラキラした思い出として残っている。

20歳で子供を産みやりたい事なんて一切出来ず、言葉を喋らない我が子と永遠に2人きり。
当時住んでいた名古屋北区の社宅は実家や友達の家からちょっと距離がある為車嫌いな娘を連れて向かうには少しハードルが高く、寂しい気持ちはあれどどうする事も出来なかった。
大変だったはずなのに、すごく良い思い出となっている。
大変な事など何も無かったかのように。

これがないものねだりか…
当時はあれほど一人の時間が欲しいと思っていたのに、今は娘との時間が欲しくて欲しくてたまらない。

残り一週間しかないこの春休みを存分に楽しもう。

そして1年間お疲れ様、年中さんも一緒に頑張ろうね!
そう伝えると娘は笑顔でこう応えた。
「うんち!」

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