天国の散歩道!燕岳〜常念岳縦走 2日目
2018年に燕岳から常念岳に縦走した登山のお話、2日目です。
タイム
6:00 燕山荘出発
9:00 大天荘到着
9:30 大天井岳山頂
12:30 常念小屋着
朝ごはんとふるえる夜明け
朝ごはんを1番に食べるため、4:00に起床。簡単に顔を洗って食堂に向かうと、すでに5組くらい並んでいました。
無事に5:00からの朝ごはんを食べていると、外がうっすらと明るくなってきました。急いで食べ終わり、外に駆け出すと朝日が上がってきました。
夜明けです。
素晴らしい1日のはじまりを、ふるえるように感じたのを覚えています。きっと素晴らしい登山になる、と。
上機嫌でスタート
ザックを背負って、上機嫌で山荘をバックに記念写真を撮りました。
そして、山道を歩き始めます。向こうにこれから歩く道が見えだすと「ねえ!これからあそこを歩くの?!幸せ♡」と言葉数も多くなってしまいます。
左からの太陽の光が眩しくあたたかいのですが、日陰に入ると寒い。右側からの風が冷たくて強くて、太陽のありがたみを感じました。
槍ヶ岳に惚れた
歩いている最中はずっと槍ヶ岳が見えていて、そのトンガリの圧倒的な存在感にメロメロになってしまいました。
とにかくかっこいい。
そして小槍がかわいくて仕方ない。
来年はあそこに登りたい!わたしの目標になりました。
このブルーの空、加工なしですよ!
大天井岳へのダッシュ
大天荘までの登り坂はたくさんの団体でとても混雑していました。どうぞ!と道をあけていただいたので、長い長い団体とハイマツの隣を駆け上がりました。
これがこの日1番、辛いポイントだったかもしれません。
大天荘に到着しました。辺りは広々としています。
片隅にザックを置いて、身軽になって大天井岳へ登りました。身軽なので、スイスイ上がれました。
頂上からの展望がすばらしく、ここで昼寝したら最高だなーって。
曲がりたくなる気持ちを押さえ南へ進む
いわゆる表銀座道と別れを告げ、常念岳方面へ向かいます。
途中、西岳へ向かう男性とお話ししました。あそこの山荘に泊まるんだ、と指を指して教えてくれました。山の中に小さな小屋が見えました。明日、槍ヶ岳へ登るのだとか。羨ましい!
そして、胸にカメラを着けたおじさんとおばさんとお姉さんとも会ってお話しをしました。昨日、一ノ沢から常念岳に登ってきたらしいのですが、滝のようになった登山道を登ってきたとおっしゃっていました。今日は晴れて本当に良かった!
ずっとここにとどまっておきたい!そんな風に感じ、何度も足を止めて山と空を眺めていました。
常念小屋へとぉぅちゃこ!
お腹が空いてきたなあと感じた頃に、大きな山の下の方に赤い屋根の小屋が見えてきました。
あれが今夜の宿かと思うと、誇らしくなります。こんな山と山に囲まれた中で一晩を過ごすだなんて感激です。
ハイマツのトンネルを越えて山小屋に到着したのは12時半ごろ。荷物を置いて寝床を確保し、とりあえず腹ごしらえです。
うどんを食べました。TVにはにっぽん縦断こころ旅が流れていて、火野正平さんがとうちゃこ!と言っていました。
わたしも常念小屋にとうちゃこだよ!
寝床で
本当に素晴らしい1日だった。
ただ、ご飯を食べたらどっと疲れと眠気に襲われて、その日の常念岳アタックは次の日に持ち越し。
寝床で本を読んでいると、隣にいた熟年登山者の皆さんが、あそこの道はいいとかあそこの山はいいとかお話していました。
1番は赤牛岳だとか。
そして、今日の天気はこれまでで一二を争う好天だったとか。そうだよなーすばらしかったもん、うん、うん。と勝手に話にうなずき、この日を終えました。
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