僕とロンとの18年
人は辛いことがあると、書きたくなるという言葉を聞いたことがあるが、あれは本当だと思う。
18年間、一緒に育ってきた、ミニチュアダックスのロン君が死んだ。
晩年は、1人で立ち上がることもできず、ご飯を食べたり、おしっこをするのもやっとで見ていて、心が苦しくなるような日々だった。
僕が6歳の時、母親の知り合いから、まだ赤ちゃんだったロン君を引き受け、僕ら家族の一員になった。散歩したり、一緒に布団で寝たり、毎日が充実して、ともにぎやかな日々で、弟のように外で遊んだ。
この世からいなくなった。こんなに悲しい気持ちになるなんて思ってもいなかった。もう一度だけ会いたい。撫でてあげたい。言葉の限りを尽くして褒めてあげたい。
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