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もっと中国のお客さまのお役に立ちたい!!

皆さん、始めましてAGSCM ONOと申します!
小売グループ企業に勤めて25年、そのうち9年は中国で勤務です。
現在は3回目の駐在中で、北京在住2年目です。着任時はコロナ禍の真っただ中!1週間以上の自宅隔離の洗礼は計3回!!うけました。

左:公園のコロナ核酸検査場  右:北京市の健康状況アプリ”健康宝”画面
3日1回の検査後、コロナ未感染だと”緑”、感染していると”赤”になり、およそ1週間の隔離生活がはじまるという時期でした・・・ 
コロナの管理もすべてデジタル、中国はあらゆる面でデジタル化が進んでいます!

大学卒業後は2年間西安で留学し、合計で中国での経験は11年になります。業務は店舗の売場から始まり、食品バイイング部門を経て現在は自社の店舗に商品配送を行うサプライチェーン・物流機能会社の経営をしています。
中国でビジネスをしたいと思い立って約30年、多くの機会をいただいてきました。年を増すごとに中国のお客さまにどうしたらもっと喜んでいただけるか?という思いは強くなっています。

今回デジタルツールを使い、変化・成長に繋がる学びを得る機会をいただきました。まずは自分自身が真剣に学び、チーム全体での変革を目指していきます。
本記事では、私自身と業務に対する想いを紹介させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。


1.ミッション

私は小売グループの中国事業会社に商品を供給するサプライチェーン・物流の会社で経営をしています。
中国は広く、小売事業会社は沿海部を中心に5つの省に6社展開しているため、当社の業務拠点も広く分散しています。

事務所

北京(本社)、深圳

物流センター

天津・青島・蘇州・武漢・広州・深圳

私は北京本社で、社長をしています。
業務の性質上、小売事業会社の業績が直接当社の業績に影響します。コロナの期間は全国的に個人の行動制限もあり、業績は低迷しました。現在はコロナ影響はなくなりましたが、経済面は以前ほどの成長は望めなくなり、社会全体の消費支出が落ち込んでいる中で苦戦を強いられています。
このような状況下で、よりお客さまにより魅力ある商品を価値ある価格でお届けするためには、サプライチェーンの効率化は必須です。

  • 人事総務、財務などバックオフィスのシステム導入による省力化

  • センター業務の直接管理による中間コストの圧縮

  • ペーパレス化による紙コスト削減とオペレーション効率化

等々、この2年間当社メンバーの努力により、高速でキャッチアップをしてきました。やっと企業としての土台ができあがった段階だと思っています。
そして今は、「キャッチアップ」から「リード」への転換点を向かていると考えています。そして現在以下の2点の問題点を抱えています。

  • 既存ビジネスの「深化」をどう進めていくか?より付加価値のあるサービスにしていくためにはどうすべきか?

  • 新規ビジネスを「探索」し、どうやってお客さまに価値あるサービスとしてご提供するか?

現在の小売の「リアル」から「オンライン」に劇的にシフトしている環境下にあっては、さらに当グループのビジネスに変革をもたらす革新的な変化が必要だと考えています。
私のミッションは、自社メンバーとともに、この革新をリードすることでお客さまにより価値ある商品・サービスをご提供することです。

中国深圳市の自動化物流倉庫

2.革新をリードするメンバーたち

革新をリードしていくといっても、日常の業務を安定的に遂行し、お客さま、事業会社からの信頼を得ていなければ、スタートラインに立つこともままなりません。当社は営業本部と管理本部の2本部がありますが、日常の業務の安定的な運営と革新のリードを束ねる二人のメンバーをご紹介させていただきます。

物流センター運営責任者 Cさん リーダーシップあふれる若きリーダー

6カ所の物流センター運営の責任者です(中国人)。現場のプロでもありますが、リーダーシップと企画力にすぐれていることが前任社長の目に留まり、物流センター長から抜擢されて今に至ります。
今当社が何をすべきかをよく理解している一方で、会社の施策がメンバーに与える影響も考慮し、軋轢を生まないで推し進めるバランス感覚に長けています。北京には単身赴任なので、奥さんと娘さんにあまり会えないのがすこし寂しいようです。

バックオフィス責任者 Iさん 抜群のコミュニケーション能力を持つ総務のプロ

人事総務、財務会計といったバックオフィス業務の責任者です(日本人)。
本年着任したばかりで当社での業務経験は短いですが、中国駐在は私同様3回目と中国での経験も豊富です。グループ本社、中国本社の総務関連部署での豊富な業務経験と知見、周りを明るくする抜群のコミュニケーション能力は安定的な経営を助けてくれるものと期待しています。北京には単身赴任ですが、また中国で仕事ができるとやる気満々です。

3.私ってどんな人?

Cさんは私の今回の駐在以来、Iさんは20年来の付き合いですが、それぞれに私の印象を聞いてみました。

Cさんの私の印象

  1. 広く深く、注意深く考える

  2. ためらわずに迅速な判断をする

  3. 目標を明確にし、果敢に行動する

  4. 個性が強く、外的要因に動揺しない

  5. 感情的な要素が少なく、合理的思考が優位になる

  6. 規則と施行に注意を払う

  7. 理想主義的なところがある

  8. 未知のものへの強い関心

Iさんの私の印象

1.生意気、偏屈、頑固、歯に衣着せぬ物言い 
である一方で実は
2.熱い男、骨のある男、ユーモアあふれる

Cさんの私の印象は、ある種マシーンのような人間像ですが、それを一般的な言い方で表現をするとIさんの1の表現になるのかと思います(笑)。
Iさんはさすがに20年来の付き合いだけあって、人間的?な部分もよく見てくれているなと。Iさんのように”言いづらい”事をしっかり言ってくれる人が近くにいてくれることは大変ありがたいです。

私なりに解釈すると、人情味のあるタイプとは対極にありそうです。
他に2名のメンバーに同様に聞いてみたところ、およそCさんの印象に近い内容でした。
キーワード:「理性的」、「成果志向」、「好奇心旺盛」
革新をリードすることがミッションであるとしている以上、遂行に障害となりそうなことについては改める努力はしていきたいと思いますが、私自身人情味あるリーダー像を目指していないので、そのようになるのは難しいでしょうね。

4.日々の努力の積み重ねがやがて大きなうねり~変革~につながると信じて

当社は小売事業会社の物流業務受託を主な生業としていた関係上、長らく委託先である小売事業会社からの「指示待ち」状態となっていました。その指示は正しいのか?お店に来ていただくお客さまにとって価値ある商品・サービスのご提供につながっているか?といったことに思いが至っていませんでした。自然、価値ある商品・サービスとは何か?といった企業にとって根本的な問題についても深く追究する努力を怠ってきたと感じています。
そして、それは決して当社の各メンバーが怠惰であったからではなく、その方向性をメンバーに示していなかったのではないかと。
そうであれば、まずは私自身が変わる必要があると考えました。

敢えて今、私自身がデジタルスキルを学ぶこと

中国のデジタル技術はまさに長足の進歩で、気が付けば日本の先を進み、さらに加速を続けています。このような市場にあって、当社についてはこの変化に追いつこうという意思もなく、気が付けば他社の後塵を拝しているという状況になってしまいました。
そこで、2025年は当社にとってのDX元年にしたいと考えています。
そのためにはDXの会社政策と予算への反映が必要となります。
DXを戦略的に取り組むためには、デジタル技術の現在をまずは私自身が理解をする必要があると考えました。
私一人で変革することは不可能です。
ですが、デジタルスキルを学ぶこと、プロトタイプを作成し、各メンバーと議論し、実運用する過程を高速で繰り返し体験することにより変革をリードする「きっかけ」を作ることができると考えています。
そしてこの小さな「きっかけ」が各メンバーに伝播され、大きな変革につなげるべく、日々の努力を積み重ねていきたいと思います。

駄文おつきあいいただきありがとうございました!

一致団結、頑張ります!!
加油!加油!加油!!

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