【過去問解説】令和5年・4年度 登録販売者試験-第三章-【VOL.082】※東京・神奈川・千葉・埼玉 の問題使用
【2024/05/01 更新】
こんにちニャ🐈
現役の薬剤師✨合格の招き猫✨こと「ふくまる薬師」が登録販売者国家試験のための過去問題を使って、学習のコツやノウハウを分かりやすく伝えていくニャ
市販の問題集を一緒に使いながら、解説が必要な部分にマーカーで印をつけていく学習方法を推奨してるニャ🐈この方法を繰り返すことで、記憶をより確実なものにしていこうニャ✨
「第三章」主な医薬品とその作用
②呼吸器官に作用する薬
(1)鎮咳去痰薬
令和5年試験問題
問 鎮咳去痰薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a)カルボスステインは、気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
b)トリメトキノール塩酸塩水和物は、抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液の成分を促進することを目的として用いられる。
c)メトキシフェナミン塩酸塩は、心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能亢進症の診断を受けた人で、症状を悪化させるおそれがある。
d)コデインリン酸塩水和物は、妊娠中に摂取された場合、吸収された成分の一部が血液-胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られている。
1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)
正解 5
a)❌:去痰成分で、痰の粘りけを弱めて排出しやすくする。
b)❌:気管支拡張成分、交感神経を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
c)○:交感神経刺激作用を持つので、問題文のような疾患のある人は要注意となる。
d)○
令和4年試験問題
a)コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩は、胃腸の運動も低下させる作用も示し、副作用として便秘が現れることがある。
b)デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれ、長期連用や大量摂取によって倦怠感や虚脱感、多幸感等が現れることがあり、薬物依存につながるおそれがある。
c)トリメトキノール塩酸塩水和物は、交感神経を刺激することで気管支を拡張させ、咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
d)麦門冬湯は、体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳き込み、又は咽頭の乾燥感があるものの、から咳、気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされる。
a b c d
1) 正 正 誤 誤
2) 正 誤 正 正
3) 誤 正 正 正
4) 誤 正 誤 誤
5) 誤 誤 誤 正
正解 ↓
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