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【過去問解説】令和4年~2年度 登録販売者試験-第三章-【VOL.083】※東京・神奈川・千葉・埼玉 の問題使用

【2024/05/01 更新】
こんにちニャ🐈
現役の薬剤師✨合格の招き猫✨こと「ふくまる薬師」が登録販売者国家試験のための過去問題を使って、学習のコツやノウハウを分かりやすく伝えていくニャ

市販の問題集を一緒に使いながら、解説が必要な部分にマーカーで印をつけていく学習方法を推奨してるニャ🐈この方法を繰り返すことで、記憶をより確実なものにしていこうニャ✨


「第三章」主な医薬品とその作用

②呼吸器官に作用する薬

(1)鎮咳去痰薬

令和4年試験問題

問 鎮咳去痰薬に用いられる痰の切れをよくする成分(去痰成分)に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a)グアイフェネシンは、粘液成分の含有比を調整し痰の切れを良くする。
b)エチルシステイン塩酸塩は、気道粘膜からの粘液の分泌を促進させる。 
c)カルボシステインは、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる。
d)ブロムへキシン塩酸塩は、気道粘膜からの粘液分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示す。

1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(c、d)

正解 5

a)❌:気道粘膜からの分泌促進
b)❌:痰の粘りを減少
c)○
d)○ 

参考
去痰成分
・気道粘膜から粘液の分泌を促進して、痰の粘度を薄めて排出しやすくするもの。
グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウムなど。
・痰の粘液のねばりけを弱めて排出しやすくするもの
エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン
・分泌促進、溶解低分子化作用、線毛運動促進作用
ブロムへキシン塩酸塩


令和3年試験問題

a)メチルエフェドリン塩酸塩は、交感神経を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。 
b)トリメトキノール塩酸塩は、抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液の成分を促進することを目的としている。  
c)ノスカピン塩酸塩は、モルヒネと同じ基本構造を持ち、依存性がある成分であり、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。
d)エチルシステイン塩酸塩は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させることを目的として用いられる。

1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(c、d)

正解 ↓

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