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【過去問解説】令和5年~2年度 登録販売者試験-第三章-【VOL.080】※東京・神奈川・千葉・埼玉 の問題使用

【2024/05/01 更新】
こんにちニャ🐈
現役の薬剤師✨合格の招き猫✨こと「ふくまる薬師」が登録販売者国家試験のための過去問題を使って、学習のコツやノウハウを分かりやすく伝えていくニャ

市販の問題集を一緒に使いながら、解説が必要な部分にマーカーで印をつけていく学習方法を推奨してるニャ🐈この方法を繰り返すことで、記憶をより確実なものにしていこうニャ✨


「第三章」主な医薬品とその作用

① 精神神経に作用する薬

(5)鎮暈薬(乗り物酔い防止薬)

令和5年試験問題

問 次の表は、ある一般用医薬品の鎮暈薬(乗り物酔い防止薬)に含まれている成分の一覧である。この鎮暈薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

1錠中
ジフェニドール塩酸塩     16.6mg
スコポラミン臭化水素塩水和物 0.16mg 
無水カフェイン        30.0mg
ピリドキシン塩酸塩      5.0mg

a)ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。 
b)スコポラミン臭化水素塩水和物は、消化管からよく吸収され、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすいとされる。
c)無水カフェインは、抗めまい成分による眠気の解消を期待して配合されている。
d)ピリドキシン塩酸塩は、乗物酔いに伴う頭痛を和らげる作用が期待される。 

     a    b    c    d
1) 正   正   正   正
2) 誤   誤   誤   正
3) 正   誤   正   誤
4) 正   正   誤   誤
5) 誤   正   正   正

正解 4

a)○
b)○
c)❌:脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、配合されている場合がある。
d)❌:ビタミン成分なので鎮痛作用はない。


令和4年試験問題

a)3歳未満では、乗り物酔いが起こることはほとんどないとされている。
b)副作用が強く現れるおそれがあるので、鎮暈薬とかぜ薬やアレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)等との併用は避ける必要がある。
c)抗めまい成分、抗ヒスタミン成分、抗コリン成分及び鎮静成分には、いずれも眠気を促す作用がある。 
d)アミノ安息香酸エチルは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐き気を抑えることを目的として配合される場合がある。   

    a    b    c    d
1) 正   正   正   正
2) 正   正   正   誤
3) 正   正   誤   正
4) 正   誤   正   正 
5) 誤   正   正   正   

正解 ↓

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