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物理的に頭を軽くしたいときもある。

衝動的に髪を切った

もう少しロングヘアを楽しんでも良かったのだけど、
先月美容院に行ったばかりだけど、
もっとやりたい髪型も沢山あるのだけど、

どうしたも髪を切りたくて堪らなくなった

アメリカでの留学を終え、約一か月
就職まで実家で過ごすこの期間が非常にストレスだったりする。

あかん、もうやってられんわ。
埼玉の片田舎で生まれ育った私がエセ関西弁を使って他人に化けたくなるほど、どうしようもなく窮屈に思える。

一時期は、こんな地元もスキだななんて思った時もあったけど、
たった一日で良いことも悪いことも広がる狭さとそれに伴う人間の卑屈さはどうしても不気味に感じてしまう。

大学を卒業したばかりのころの私が感じていた言葉にできなかった違和感はおそらくこの窮屈さと不気味さなんだろうと25になってやっと気が付いた。

見えない、聞こえない家族という呪いのような絆のような強固な血の繋がりはどうすれば綺麗に解くことができるんだろう。

絡まったまま否応なく私を捕らえて一緒に卑屈にさせるから
長く重たい髪の毛と一緒に切り離したくなったのかもしれない。

何やかんや言ったけど、人生は全て自分の選択だと気づいてはいる。
私がしてきた選択が色んな人に期待させて承認欲とエゴで絡ませて、髪についたガムみたいに煩わしくなってしまったんだと思う。

最初にガムを噛み始めたのは私なのに。
そんな風にモヤモヤ考えてしまうから、とりあえず物理的に頭を軽くしてきた。
こんな風に傷んだところや絡まったところは切り落として、もう一度綺麗に伸ばせたらいいのに。

魔法使いサリーちゃん


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