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現場の見学会を通しての学び

知的ハードワークは仕事にも活きる

副業で技術系の資格取得講師で日々セルフブラックに頭をフル回転させているためか、自ら提案して企画してもらった現場の見学会でも色々なことが見えて楽しいと感じた

全長90m橋梁の工事現場全景


橋梁工事で区画整理地内ある自然地形を保全するため、渓谷を触らずに90mスパンの橋をかけるため
バスケットハンドル型ニールセンローゼ橋という工法で設計された橋梁の,上部構造物の工事現場

ケーブルエレクション(直吊り)+PCT設備工法という特殊な仮設で橋の構造物を空中で吊った状態で作業し、耐用年数100年を見込み、ボルト接合ではなく、溶接で鋼材を継ぎ合わせることでメンテナンスの低減をはかっているという

同様な工法の論文報告を見つけたのでペタっとはっておく👇
https://www.hitachizosen.co.jp/hitz-tech/pdf/2016h28_1_06.pdf

上下のケーブルから吊り合うことにより空中でも構造物を安定させて作業ができるという
工事の概要を担当者から説明を受け仮設の構造をモックアップで説明を受ける
吊り荷を乗せると上弦が強く引っ張られ下弦は低減される仕組み

モックアップの実験値
上下段で記載されているのが吊り荷の前後数値



現場で視察をすると下弦ケーブルが2本なのに対し上弦は3本の太いケーブルとなっている

上弦の3本が確認できる画像
下弦は、見えづらい😅

橋の構造は、片方が固定端に対しもう片方は可動域を持った支持方法になっていて建築物の免震構造などと同様な免震ゴムで支持されているという

構造的に力が集中する固定端側は、高い強度が求められた鋼材となっているとの事

土木工学に興味が低かった学生時代、唯一橋梁については、デザインや力学が面白そうだなと感じていたら分野であったため見学を希望していった

このような橋梁工事が身近で見られる経験は非常にありがたい

仕事の中で得られた学びの機会、見て気づいた事を質問しながら観察する事で色々なことが見えてきた。普段からの知的ハードワークを続けていくことが必要だなと感じた一日でした


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