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鉄板のヒーローズジャーニー
「鬼滅の刃」の柱稽古編が始まりました。いい加減飽きたって人もいると思
うけど、やっぱり見ちゃうよねっていう人に向けて書かせてもらいます。
鬼滅を見ている人って、諦めないココロに共感している人が多いのかなって気がする。特別な能力を持っていない普通の人がある事件をキッカケに能力を開花させる。
こんなヒーローズジャーニーは、山ほど擦られているストーリーなのに未だにそしてこれからも永遠に世の中に出てくるだろう。
それじゃなんで鬼滅が日本だけじゃなくて世界中で流行って、バズったんだろうか。
完結してる。
ヒーローものの古典といえば、ドラゴンボールだろう。鳥山明氏が亡くなられてまだ日が浅いが、数年前から作者の手を離れ、ストーリーが継続され、映画もつくられるようになった。
少年ジャンプの発行元の集英社は、今も昔も漫画業界のトップランナーを走り続けている。平成になってからは、漫画からアニメ、グッズ、映画とマルチな展開で売上を爆発的に上げる手法を編み出した。
だからなのか、一回当たった作品は赤字にならない限りは終わらせたくないという感じになっているように見える。
鬼滅はそんないつまでも終わらない、終わらせられない業界に風穴を空けたように思う。噂では、鬼滅の作者は九州出身の女性で鬼滅が処女作。そもそもここまで売れるとは思っていなかったとか。
それでも、最後のストーリーまで考えてから執筆を開始したようなので、完結ありきで物語が進んだ。近年の漫画では伏線の回収という読者を最後まで引っ張る要素が複雑化していて、エヴァンゲリオンのように伏線の回収がちょっと?という作品は評価が分かれることになっている。
鬼滅にも痣が発生すると、25歳までに必ず死んでしまう。とか伏線はあるものの、進撃の巨人ほど複雑な伏線は用意されていない。それでもダラダラと結論が提示されないまま、いつまでも続いてく漫画に一定数飽きが来ている読者もいたであろうから、完結してるというのは重要な要素であったに違いない。
分かりやすい。
水戸黄門並みにストーリーがシンプルだ。人間を喰らう悪者の鬼と、それを滅する力の弱い人間。善悪のシンプルな構造が世界でも受け入れらる理由になっている。
いや、でも鬼は元々人間でしょ。とツッコミを入れてくる人もいるかもしれない。これが鬼滅に深みを与えている重要な要素だ。炭治郎を始めとするキャラクターそれぞれが何故、鬼殺隊に入隊したかが描かれることで愛着を持たせている。
そこまでは、他の漫画でもやっている。
鬼が泣く。
途中から鬼が泣くシーン。仕方なく鬼になった元人間だと吐露する。そこで初めて、鬼=悪という構図が崩れる。鬼にも事情があったと気付かされるわけだ。
鬼に対する憎悪の気持ちが愛慕の気持ちに変容する。読者の感情は揺さぶられ、表し難く、くすぐったいような気持ちになる。自分のこの感情はどういうものなんだろうと思った人は、もう鬼滅にハマっているというわけだ。
悪役が本当はいい奴という展開も山ほどあるが、鬼滅の場合は鬼が殺される直前に人間だった頃が回想されるので、なんともやるせない気持ちになるのだ。
アニメが凄い
実は筆者の叔父は前作までのポケモンのアニメの総監督をしている。と言っても、私はポケモンにハマらなかったので、おじ不幸者だ。
売れた漫画ほどアニメ化が難しいと言われている。漫画の場合、出てくるキャラクターの声を自分で想像して読むという行為だ。アニメになると声優さんがつくわけだが、これも自分の頭の中で作りあげられたキャラの声と一致させるのはプロとはいえ至難の業だ。
また、コマ割りが上手な作家さんでも、鬼滅のような戦闘シーンが出てくる場合はアニメの表現力の方が、漫画よりも分がある。鬼滅の制作会である「ufotable」は第1シーズンから映画まで全てを担当している。
鬼滅は声優、アクションシーンとも評価が高く、アニメ化大成功の例と言われている。私もそう思う。
ネトフリ好き
私がアニメ好きというのは伝わったと思うんだけど、実写映画もノンフィクションも本も好きだ。ネトフリとアマプラを行ったり来たりしながら、作品を観漁っている。
街歩きも好きで、インドアオタクって訳でもない。なんでこんな記事を書いたのかっていうと興味があったから。考えたら、世の中で流行っているものに興味がある。人がなんで熱狂するのか、何に興味を持つのかに興味があるからってことが分かった。
だから、ブログ的には良くないのだろうけど、自由気ままに自分が世の中で気になったことを綴ってく。
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