ウーロン茶単品を注文できるか

わりと大戸屋に行く。月に2回は必ず、もっと多いときもあると思う。迷ったときは「チキンかあさん煮定食」で決まりだ。最近は「デミ味噌煮込み土鍋ハンバーグ定食」もリピートしている。

どちらもアツアツな定食なのでゆっくり食べる。決して猫舌ではないけれど、だからなのか意識しておかないと上の歯の内側の皮が負けてしまう。

定食屋さんや居酒屋さんというのは人の素が見えてけっこうおもしろいのである。事件というほどのことはあまりないけど、人のちょっとしたクセとか、店員さんの動きが興味深いのだ。最近はついついスマホに夢中になってしまうことも多いけれど、極力周りを見渡しながらごはんを待っている。

先日、ふと思ったことがある。
定食とは別にウーロン茶を単品で注文している若者がいたのだ。温かいお茶や水が無料で供されるお店で、ウーロン茶を！

すごいな君は！
同じ年代だった頃の私ならまず選択肢になかったよ。もし飲み物を注文するとしたら、食後にオレンジジュースかジンジャーエールだろう。セットでついてくるわけでもないのに、味が似ているものなど注文できない、そういう小市民である。

今飲みたいものを飲む、それだけなんだけど、どうもそれを許せるほど器が大きくない私だった。これはケチなのだろうか。それとも別の表現があるのだろうか。…ないか、ケチか。

ところで、ここまで書いて思ったけど、これ大戸屋の話じゃなかったわ。大戸屋はドリンクバーだったよね。あれ？これどこの定食屋さんのお話だっけ？まあいいか。あまりにもくだらないことに驚きすぎて印象に残っているので書き留めておくことにした。