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ありおりお ルーヴルへ行く

どもどもありおりおです。
今公開中の映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を鑑賞してきました。
この記事は映画の感想と日記の半々になります。
尚、皆さんにも見てほしいので本筋のネタバレは避けていますが、ネタバレと捉えれる部分は少しあります。見たくない人は先に映画を見よう。
情景や音楽、TVドラマの部分はガンガン書かせてもらいます。

この作品を知らない方の説明も書こうかと思いましたが、興奮冷めない内に書き切りたいので原作マンガ、小説、コミック、TVドラマを知っている体で書かせてもらいます。気になったら見てみてね。

いや~、感想全体としては”魅せられた”ですね。

僕は岸辺露伴は動かない1を小説で読んでる時にNHKのTVドラマにハマり、今回の映画までに岸辺露伴は動かない関連のものは全部読み鑑賞した状態で映画に望みました。初めて1人で映画見に行った。


第2弾来場特典良いよね。第3弾も良いからまた行きたい

脚本がえぐい

カメラワークや音声が最高なのは前提として特に脚本がえぐいです。「コミック版 岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の内容は体感6割と言ってもいいくらいに原作の脚本とは違います。というのもパンフレットに書かれていましたがコミック版は与えられたページ数の関係上載せきれていない設定があり、脚本家の小林さんと荒木さんが相談しまくってコミック版に書かれていない部分も映画に載せたそうな。

TVドラマの時にも思っていましたが、話のつなげ方、改編の仕方がうますぎる。TVドラマではホットサマーマーサとじゃんけん小僧のつなげ方が特に好きでした。映画では載せれていない設定の部分を書く為にコミック版にはなかった話がくっついて来ます。その話は荒木先生がコミック版を書いている時に思い描いていたプロットかもしれませんが(にしてはコミック版に載せない理由が無い)普通蛇足になるような部分が出てきたりや辻褄が合わなかったり、コミック版の良さだった部分がなくなったりします。

完璧やないけぇ。

違和感も何も無いし、むしろコミック版で薄かった部分が厚くなって深みが増しています。そりゃ載せなかった設定を組み込んだらそうなるくね?とここまで読んだ未視聴勢は言うかもしれませんが違うのです。コミック版と同じ場面でも改編したものが動いているためあらかじめ荒木先生が思い描いていたものではなく新しく書いた部分なのです。伝わってるかな?

小林さん(脚本家)も遊戯王のデッキ作ってみませんか。きっと良い作品が作れる。

僕たちの遊戯王のいうところのギミック追加の際に生まれる事故率や嚙み合わせを全て解決した上で盤面突破力とドロソを組み込めた感じです。

僕は仮面ライダーをちょくちょく見ているマンです。約50話の中でおもちゃの販促に合わせて強化フォームを出したり、こどもが楽しめるように毎回変身シーンが出てくるように脚本が練られています。そうじゃなかった作品もありますが。その縛りの中でいかにして面白い脚本、納得する脚本、熱くなる脚本になるか楽しんでいるオタクは多いと思います。

でも、そんな良い脚本を作るのは難しい。にわかだから詳しくは知りませんがスケジュールや場所抑えの難しさからでしょうか。脈絡もなく中間フォームが出てきたり、夏映画の設定を生かしきれてなかったり、物語が尻すぼみになることが多々です。マンガやアニメでも似たようなことがあるかも知れませんが人を扱っているドラマや特撮の方が難しく感じます。

そんな仮面ライダーとかを見ているからこそ、ルーヴルへ行くがよりすごいものに見えます。

映像もえぐい

作ってる人達の魂が伝わってくる。詳しくはこんなパンピーな感想記事ではなくパンフレットを見た方が有意義でQOLも爆上がりすると思いますがTVドラマと映画を通して特に好きなところを書かせてください。

カメラワークが挿し絵である。

これは特にどこかに書かれている訳でもなく、製作者側が意図している部分じゃないかもしれません。

同じ画角から少しずつクローズアップしていくカメラワーク。まるで小説を読んでいる時に各自で思い描いている背景や情景のようにゆっくりとした場面転換。ラノベ等の挿し絵。もとが小説であり、物語もミステリーなのでめちゃくちゃに合っています。特にTVドラマの六壁坂の初めて露伴と大郷楠宝子対面シーン。露伴が屋敷に初めて上がるシーンです。正確には覚えてないですが20秒程対話しながらクローズアップし最後に露伴が記憶を読みます。このシーンは小説みたいな部分と最後のヘブンズドアーによるマンガ的面白さが両立していて好きです。

ルーヴルへ行くでもこのカメラワークは多様されており、好きだな~と見ていました。ルーヴルへ行くでは別のカメラワークの話になりますが、映画ならではのロングカットによるカメラワークもあり見所です。

今日は次の予定があるのでここら辺で切り上げます。
リアルで会えたらまた、話しましょう

最後に、未視聴勢の方はコミック版ルーヴルへ行くだけでも読んで映画を見る方がオススメです。設定の理解が難しい部分がある、原作を読んでないと汲み取れない部分がある、原作を読んでても4割オリジナルなので知ってても全然楽しめる、の理由からです。

ではでは


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