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一回生に塾講師のバイトをおすすめする理由

大学一回生の夏から地元の個別指導の学習塾でバイトをし始めて、数年になります。
何年たっても飽きることなく最高という気持ちでいつも帰宅しているので、おすすめする理由を連ねてみました。
※このノートに書いていることはすべて個人の感想です。塾によって全く異なることもあると思います。

1.塾講の長所

①長時間立っていなくていいので楽
一番初めにこの理由を挙げるの良くないと思うんですが、選べるのならしんどいバイトではなく楽なバイトのほうが良くないですか?
接客バイトをしていた頃は一日6時間から10時間働いて腰がばきばきになっていたのですが、塾は基本座りっぱなし(でも90分の授業で何度か立ち上がるので座りっぱなしでしんどいとかも無いかと思います)なのでとても良いです

②子供と話すのが楽しい
あっ、子供嫌いだから向いてないな……と思われた方。大丈夫です。
私も塾講のバイトに応募した理由はアクセ髪色自由だからで、子供好きとか素敵な理由ではありませんでした。
でも、半年も立たない内に子供好きになりました。子供全体という括りでなくとも、週一回会って90分話し、頑張って勉強をしている姿を見ていれば個人として生徒のことが好きになります。
同年代の友達だけではなく、子供の話を聞くのも新鮮で楽しいし、物の見方とかも違って単純に面白いです。

③就活に役立つ
就活に良い理由はふたつあります。
ひとつめは、就活中に勉強をしなくて良いこと。就活ではSPIテスト、もしくはWEBテストという中学校の英語・国語・数学レベルのテストを受けなければいけません。
これがもう大変なんですよね。一回生であれば受験終わったばっかりで中学生レベルなんて楽勝と思われるでしょうが、三回生の冬には確実に全部忘れています。全部です。
就活の時期は面接にエントリーシート提出に企業研究に、たくさんやることがあるのでテスト勉強をしなくて良いだけで気が楽です。塾講をやっていれば、日常的に教えているので文系でもSPIの対策はほぼいりません。これはめっちゃ良いです。本当に。
ふたつめは、塾講は面接官に印象が良いことです。「なんとなく真面目そう」な印象を与えられる。
あと就活で長所を書く際にその根拠を書かなくてはいけない場合が多いのですが、塾講は「コミュニケーション能力が高い(塾で人と接する機会がたくさんあったから)」「計画性がある(自分だけではなく生徒の勉強計画を立てていた)」「問題解決能力がある(生徒の勉強ができない理由を突き詰めて、点数アップにつなげられた)」とか三秒でもこれくらい出てきます。

④人間関係が楽
塾では指示を出されるのはほぼ社員の先生のみで、アルバイトの先生と連携してなにかやったり仲良くする必要性がほとんどありません。慣れてくると社員さんに何か聞く必要もなく、生徒とだけ話して帰る日も普通にあります。私は二回生まで塾の中に仲の良い同僚がひとりもいませんでした。でも特に支障はなかったです。だからと言って人間関係が希薄というわけではなく、仲良くなったらなったで生徒の情報交換したり飲み会行ったりしてます!楽しいです。
人間関係を築くかどうか選択できる感じですね。

2.塾講の短所

①拘束時間が長い
これめちゃくちゃ良く言われますよね。拘束時間が長い理由のひとつに、勉強をしなくてはいけないということがあります。
これに関しては人それぞれという他ないのですが、私はほぼ勉強してないです。後でも書きますが、難関高・大を目指す学習塾でなく授業補修の学習塾であれば基本的に予習がなくとも対応できます。一年目は予習をするとしても、二年目以降は内容をほぼ覚えてるので心配ないかと思います。
もうひとつ拘束時間が長い理由としては、授業が終わった後に生徒の質問対応をしなくてはならないこと。これは、年によってはかなりあります。でも生徒も「質問対応してくれそうな先生」を選んでます。なので、授業が終わればさっさと帰るという印象をつければ聞いてこないです。質問対応してくる子はたいてい仲が良い生徒なので、バイト後に同僚と駄弁る的なノリで私は質問対応好きです。
最近は働き方改革とかブラックバイトとかいろいろ言われているので、相当やばい塾でなければ早く帰してくれます!

②服装に縛りがある
これは、塾によります!スーツ、綺麗めな私服、完全な私服とかばらばらです。バイトの応募サイトに写真が載っているはずなので、そこで確認してみてください。スーツのところはあまりおすすめしません。大学生は基本的に学校行ってから直接バイトに行くので、朝からずっとスーツなのはかなり大変だと思います。私の勤務先は私服、髪色自由(一時期金髪にしてた時もあります)、ピアスネイル自由なのでかなり楽です。

③固定シフトである
大体の塾が曜日固定シフトで、毎週〇曜日は勤務という形になります。はじめは「えっ」て感じでしたが、慣れてくるとむしろ予定が立てやすいです。相当やばい塾でない限り、休みも聞いてくれますし。ただ、大概の塾でそうだと思いますが、6月は休みがとりにくいです。教育実習に行かれる先生が多いので。それ以外の月は事前に申請すれば大体休めます。結局固定シフトでなくても、授業の都合とかで大体同じ曜日にシフト入ることになると思います。

3.一回生におすすめする理由

タイトルにわざわざ「一回生」と入れたのは、理由があります。

二回生になると受験で勉強したことなんてほぼ忘れている 
からです……!!
私は塾講をしてなければ古文単語も助動詞もたすき掛けも何もかも忘れていただろうなという自信があります。受験終わった直後だと、忘れる間もなくアウトプットできるのでずっと覚えていられます。
また、塾で二回生以上から入ってくる新しい先生はほぼいません。大体一回生から勤務しています。なので一回生の内の方が仲良くなりやすいです。
あと長い間勤務していたら元々生徒だった子が大学生になって後輩になってくれたり、授業中延々と話していて全く勉強しなかった小学生が中学生になってしっかり集中できるようになっていたり、他人の成長をみてエモい気持ちになれます。

4.勤務する塾の選び方

塾は結構ブラックな確率が高いって言いますよね。私の知り合いの塾は祖父の葬式の日でも休めず、泣きながら授業したと話してました。また、慢性的な人不足なのでなかなか辞められないというのも聞きます。私はたまたま良い塾に入れたのですが、何かおかしいな……?と思ったら一瞬で辞めてください。

そうなる確率を少しでも減らすために、選び方です。
ひとつめは、友人の勤めている塾で勤務すること。これが一番早いです。でも良い塾で働いている友達がいない方は、友達の通っていた塾がどんな塾だったか聞いてみてください。社員とバイトの距離が近くて、ゆるめの雰囲気(大事!)の塾である場合は講師にとってもよい塾である可能性が高いです。コツはそんなに賢くない友達に聞くことです。賢い友達に聞くとレベルの高い塾に当たってしまうことがあるので。生徒の机を蹴ったりする社員が居る塾は大体講師に対しても厳しいのでやめておいたほうがベターです。
そもそも友達がいないという方は、塾の口コミサイトで上で挙げた条件に該当するかどうか見てみてください。

5.塾講師は本当に本当に楽しいです

ここまで塾講をおすすめする理由を書きましたが、私は一回生のころは正直塾のバイトがそんなに楽しくなかったです。生徒と話すのは楽しいけれど、それ以外は学ばないといけないことも多いし、友達もできなかったし。でも二回生以降は勉強面ではほぼ一年目でやったことの繰り返しで、その分教える内容を増やしたりいらないところをなくしたり、工夫できる範囲が多いことに気付いて楽しくやっています。
私が特に塾講で良かったと思えるのは、高3生が受験が終わった後にそのまま講師として勤務してくれるところです。全く知らない一回生ではなく、一年一緒に頑張って努力してきた子が後輩になってくれるのはかなりうれしいです。はじめから好感度マックス。

今はこういう時期でほとんどの学習塾が閉鎖されていて、恐らく面接とかも実施してないかと思いますが、ぜひこの期間によさそうな塾を探して、事態が収束してから塾講師のバイトに応募してみて下さい。
質問とかあればお気軽にどうぞ!ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

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