このおいしさ伝えたい

大げさではなく、ものすごく熱いチャイが、とても美味しいので写真を載せてみた。
もしかしたらわりとすぐ故郷へ帰るかもしれないので、この味を忘れる前に感想を書く。アラブ系のマスターが営んでいる軽食屋さんで、ドーナツやケーキ、ジャガイモ系、チャパティ、パン、フレッシュジュースにチャイにお肉系まで色々ある。そしてどれも美味しい。
青を基調としたお店で、壁はピンクなところがかわいい。この店主さんにはまだ心開けてないのでかわいいとは思えない。ほかのスタッフさんも同様。

これまで、日本に帰るという選択肢を考えてなかったけれど、この1週間で頭の片隅から中心に移動してきた。
なんでここにいるのかわからない、とにかくホッとしたい、お湯につかりたい、かわいいかわいい犬ちゃんに会いたい、動物に触りたい、山に登りたい、焼き鳥食べたい、お寿司なんて贅沢だ、車の運転したい、とにかくキリがないのだけれどホームシックを通り越している。
８月の上旬までホームシックが続いていた、で、こっちの人々が好きになりこの地で一生暮らしたいかもとも思ったほど、ここに愛着がついた。

今は、大した病気はしていないけれど健康ではなくなってしまって、
身体が不調だと頭の中も不調になって、
もうぐるぐるおなじところにずっといる。
よく思い出せば、３年前から同じことで悩んでいてそれもばかみたい、というか実際愚かで、本当に嫌になるよ。

悩んで、整理して、すっきりして、でも解決にはなってなくてただの自己満で終わるんだいつも。

この２年間は「今を生きる」に没頭しようと思ってきたけれど、ちゃんとこの後のこと考えたほうがいいよという先人のアドバイスをもらったのと、帰国後になにをするか決めている人の話を聞いたことと、もしかしてのもしかして、もうすぐ帰るかもなあとちらっと思い浮かんだから、いまこの問題にぶち当たっている。

そうはいったってすぐに答えが出るわけではなく、またたくさん時間を費やして決めていくんだろうなー。もういい加減疲れた、誰かに決めてもらいたい、、、結婚して家庭をもってその家庭内の幸せをつくることってとても素晴らしいと思う。

同時に、自然環境系の興味ある分野をとことん突き詰めて、学んで研究する道も強く願っていて、
最近気が付いた言語の重要性や人の話を聞くこと、カウンセラーの役割にも興味が出て、そういう仕事したいなあとか考えたり、
身体はひとつしかないからひとつに絞らないといけないのだけれど、なんだかとっても同じくらいの熱量でそれぞれの素晴らしいところやリスクを感じるから決められないよ。

私だけじゃないよなあ、みんな生き方に悩んで苦労していま頑張っているんだと思う。

もうひとつは自分の変化に驚いていて、
まずは安心安全を求めるようになったこと。
前までは、楽しい／つまらない、好き／嫌い、を軸にして選択してきた。心をゆだねることができる空間や場所、人を今は一番に望んでいる。つまらなくて好きじゃなくてもいいから安心したい。

国語が大の苦手で、言葉なんていらないと思っていたのが、なによりもまずは言葉が分からないと何にもならないことに気が付いた。言語ができないと相手にされないよとは散々言われてきたけど、身をもって理解した。相手にされないのまえに、生活ができないね、自分の気持ちを言うのに制限がかかることはとっても大きなストレスだった。

めちゃめちゃ掃除するようになった。
１週間お家を離れただけで、アリの死骸が大量にあったり、ヤモリの糞だらけになってたり、蜘蛛の巣はたくさん張られ、外と変わらない家の中になっていた。休みたいのに掃除しないと料理もできないからまず掃除、で、こまめにきれいにしておかないとダメなんだなとわかった。

あとは、なんだろう
最近はお菓子を食べなくなった。チョコが美味しいのだけれど、なくてもストレスがたまらなくなった。
インスタント味噌汁が、化学調味料の味がして美味しいと思えなくなった。変な味がする。味噌汁飲んだらほっとするはずだったのに、加工品を食べていないとこんなに不快感があるなんて、、、たくさんお味噌汁持ってきたのに、飲むのが拷問だ。

それでも、今日のお昼にしじみの味噌汁を飲んだ。
このしじみは、日本の干潟で取られて、売られて、工場で乾燥させられパッキングされ、売られて、それからアフリカのこんなところで人間に飲まれるなんて思ってもない人生だったかなあとしじみの気持ちを考えながら頂きました。わたしもしじみだったら、いまごろどこの誰に掘り起こされて売られて食べられているんだろうね。

では、また。