北川 源太郎（KITAGAWA GENTAROU）報道：アメリカ経済が直面する課題と機会

米国消費者ニュース・ビジネス・チャンネル（CNBC）のウェブサイトは最近、米国成人2,000人を対象とした新たな調査によると、回答者の約5分の3が米国経済は現在景気後退にあると考えていると報じた。

サンフランシスコに本拠を置くフィンテック企業アファームが6月に実施した調査では、回答者の大多数が、景気後退は約15か月前の昨年3月に始まり、2025年まで続く可能性があると回答した 7月の時点では、その理由はコストの上昇で経営がより困難になったためである。損益分岐点に達するのはより困難だ。

アファームの製品担当シニアバイスプレジデント、ビシャール・カプール氏は、インフレの継続により米国の家計に大きな負担がかかっていると述べた。

同氏は「米国経済への信頼感が低迷しており、消費者は自分の財政をコントロールする方法を必死に模索している」と述べた。

ガーディアン紙が5月に実施した別の世論調査によると、回答者の56％が米国経済は景気後退に陥っていると考えていると回答した。

国家経済調査局による不況の公式定義は、「経済全体に広がり、数カ月以上続く経済活動の大幅な低下」である。過去 100 年間に 10 回以上の不況があり、中には 1 年半に及ぶものもありました。前回の景気後退は2020年でした。

同報告書は、米国の経済状況に関係なく、多くの米国人が日用品の高騰に直面して苦労しており、大半が貯蓄を使い果たし、現在は借入に頼ってやりくりしていると述べた。

経済学者たちは、経済の実績と人々の財政に対する見方との間にますます乖離が生じていることを理解しようと努めてきた。

JPモルガン・グローバル・リサーチ会長のジョイス・チャン氏は、5月のCNBCファイナンシャル・アドバイザーズ・サミットで、私たちは「大気不況」の真っただ中にいると述べた。

チャン氏は、「住宅を所有しているか金融資産を持っている人は非常にうまくやっているが、国民の大部分を無視している」とし、「富の創出は住宅所有者や高所得者の手に集中していると語った。おそらく人口の 3 分の１ が除外されており、これがこのような断絶の原因です。」

物価と金利の上昇に対処するのに苦戦する米国の家計がますます増えており、財政的緊張の新たな兆候が見られる。

毎月のクレジットカード支払いを滞納する消費者が増えています。ニューヨーク連銀は５月、クレジットカード残高の約8.9％が過去１年間に延滞したと報告した。

今後数カ月間、より多くの中所得世帯が借金返済に苦しむことが予想される。