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2021年のベストバイ

ニューイヤー駅伝も終わり、世はすっかり寅年になったが昨年のベストバイについて書き残したい。

社会人生活もひと段落した8月ごろ、学生のころから憧れていた「Rollei35 S」を購入した。お金の範疇での憧れを現実にできるのは社会人の特権だろう。

本機を軽く説明すると、約50年前に当時の高級コンパクトフィルムカメラとして発売。筐体はiPhoneよりも小さく、動作は機械式のフルマニュアル。それでいてF2.8のレンズを搭載しており描写が美しく、ロマンが詰まっている。

凛々しい佇まいも推しポイントである


操作は至って簡単。沈胴式のレンズを引き出し、目測でピントを合わせてシャッターを切るだけである。この機械式のシャッター音がとても気持ち良く、さらにフィルムの巻上げ動作の心地良さとも相まって、ついついシャッターが進む。ぜひ一度実機を手に取って体感していただきたい。デジタルのそれとは違う気持ちよさだ。

所有欲と使用体験を同時に満たせる名品。「Rollei35S」と出かけた作例を紹介したい。

ファーストロール。池袋にて。ピントの距離感が掴めていない。
二子玉川。晴れた日の描写が美しい。
川崎の緑。F2.8のボケ感が良く表現できた一枚。
秋の長瀞。反射が美しい。
冬の日比谷公園。ピントはバッチリ!
関空。描写が美しい、たまらん!

以上です。使えば使うほど、距離感や光の癖が馴染んできて、感覚で撮影できるようになってきました。

一生大切にしたい名品です。

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