最近の長考ざっくり反省(コガトナ、天文台)

コガトナ一回戦

お題 宿泊客を倒さないと宿泊できないルールのホテルの日常

自分がこのお題からイメージしたのは、格闘技の勝ち抜き戦。既に泊まっている客を倒したらその客の部屋を自分のモノにできる。ただし自分も新規の客に挑戦されるリスクがある。といった感じ。そのシステムを前提にしてボケを組みたてようと思った。

あえて大ケガをして医務室に泊まる裏ワザがある
泊まってすぐに防衛戦が始まる
一部屋をみんなで奪い合ってる
さっき追い出された奴がリベンジしにきた
体重で挑戦できる部屋が分けられてる
寝技掛け合うふりして朝までだらだらするカップルがいる
10カウント以内に宿泊費を払えばもう一回挑戦できる
逆に勝ちすぎて出れない人もいる

10カウントのボケをそのまま採用。医務室と寝技のボケは戦わないで一晩過ごすやつがいるってニュアンスのボケ。寝技の方が嫌なボケかと思い「寝技かけあうフリしてイチャつくカップルが射殺された」にして投稿。「射殺された」が強引なオチのつけ方なのでどう評価されるかと思ったが、こっちのボケが一位を取ってくれたので、困ったときは暴力的なボケだなと思った。

二回戦

お題 常にマイケル・ジャクソンのものまねをしていないと死んでしまう奇病にかかった男の日常

自分はマイケルジャクソンに詳しくないので、とりあえずそんな自分でも知ってる要素を挙げていくことにした。
「ムーンウォーク」「スリラー」「ネバーランド」「コンプレックス」「倒れるパフォーマンス(ゼログラビティ)」「マイコーりょう」「ポウ」
この中で、「ムーンウォーク」や「スリラー」はよほどうまく使わないと評価してもらえないと思って除外。「コンプレックス」はセンシティブな問題を含むので浅い理解では扱いづらいと思い除外。「ネバーランド」と「ゼログラビティ」辺りがちょうどいいのではないかと当たりをつけた。
次にモノマネしてないと死ぬ人の生活について考えることにした。最初に思いついたのが「どうやって眠るか」眠りながらモノマネする方法がなければ初日で死んでしまうはずだ。それをマイケル要素と組み合わせてボケにした。

ゼログラビティだと言い張ってうつ伏せで眠る
 
マイケルの要素を踏まえてるし、言い張ることで病気に勝ってるのも面白いのではないかと思った。今見ると短考っぽいボケかも。

次に考えたのが「モノマネのクオリティ」問題。生きるためにモノマネしてるからクオリティはどうでもいいと思うのか、それともやっぱり上達したいのか、その辺を掘り下げたら面白いんじゃないかと思った。

もう上達は諦めている
親にはまだ上達したいと思われている
上達するのを諦めてから時間が経つのが早い
もう諦めてるのにな、と思いながらアドバイスをもらって苦笑する
もう諦めてるのにな、と思いながらアドバイスをもらって苦ポゥする(苦ポゥ=苦笑いみたいなポゥのこと)
久しぶりにあった人はうまくなったねと言うが、変わってない

苦ポゥみたいなワードが出てくる辺りで、もうマイケルのことがよくわかんなくなっていたと思う。さらにモノマネのクオリティ問題について考えた。

まずこの男には「モノマネ漬けの生活に慣れる段階」があり、次に「上達しようとする段階がある」、そして「上達を諦める段階」があって、この辺りから男は死んだ方がマシだと思い始めるだろう。そしてさらにその先に、「あえて下手にやる段階」が来るのではないか。その路線でボケを考えてみた。

どこまで下手にやっても大丈夫か探ってみる
どこまで下手にやれるかでチキンレースする
どこまで下手にやれるかの挑戦が晩年の談志と重なる

談志のボケを思いついた時、これで勝負になるかなと思った。モノマネのクオリティをいじる路線のボケは2つ出すと票が分散すると思ったので、「ゼログラビティ」と「晩年の談志」のペアで勝負。

結果は3位4位の惨敗。正直どのボケを出しても勝てなかっただろうなって感じ。男の内面を掘り下げる方向でいろいろ考えてたけど、もっとシンプルに日常の面白いシーンをバシッと切り取る回答が正解だったかも。お題にも日常って入ってるし。

天文台シーズン5予選第一回A

お題 磯野家が増築して、2階建てになった話の内容

「2階建て」をどう活かすか勝負のお題だと思った。最初に思いついたのが床が抜ける系のボケ

キャン×キャンが降ってくる
マスオが驚くたび床が抜ける

どっちも陳腐。次に思いついたのが、二階から出たがらないカツオが窓から野球をするというボケ

カツオが窓ピッチャーになる
窓から投げたボールのコントロールが良すぎる
そんなに落ちるフォークなら窓から投げなくても強いだろと思う

フォークのボケを投稿。その後、みんなが二階に来たがるせいで一階がガラ空きになるシーンがあるのではないかと思い、それを活かしたボケを考えた。

ガラ空きの一階をノリスケが独り占めしている
ガラ空きの一階でノリスケが店を開いている
ガラ空きの一階に堀川くんが住みついた
ガラ空きの1階をフネが壁沿いに歩いている
ガラ空きの1階をフネが四つ足で歩いている

なんとなく「ノリスケ」と「堀川くん」は使う人が多いと思って四つ足フネを投稿。ノリスケに関しては予想通りだったけど堀川くんは誰も使ってなかったな。

結果はフネのボケが12位。フォークのボケが41位。一時片方のボケがいい位置にいたので期待してしまったが終わってみればどっちもダメだった。「ガラ空きの一階を」の時点でお題の要素は踏まえられていたから、後半はもっと飛躍させるべきだったのかと思う。まあその飛躍ってやつが難しいんだけど。

追記 自分は2階建てになった話をリアルに想像するだけではウケないと思い、2階建てで起こりそうなイベント(みんな2階に来て1階に誰もいなくなる、カツオが窓から野球しようとする)をフリにして、あり得ないボケをするというやり口でお題を使ったが、結果を見るとリアルなシーンを切り取る方向性のボケがしっかりウケていた。その辺の読み違いも反省。

全体通して、シンプルに声に出して笑えるようなボケを作れていないと思ったので、そこが一番大きな課題かと思う。今までのやり口でボケを作ってからぶっ飛ばす方向に修正するべきか、それとも軸にする発想の選び方の問題なのか。なんにせよ、もうしばらく大喜利頑張ろう。

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